エンチャンターお姉ちゃんとお風呂にて
「――ただいまぁ、弟くん。……って、寝てる。ちょっと暖かいくらいだけど、お昼寝には気持ちいい陽気だもんね」
鮮やかな色合いの混ざる豊かな髪を後頭部で結った少女は思わず目を瞬かせる。
スポーティな雰囲気を漂わせる褐色肌の彼女はセレブローズ・エンチャンター。
午前中からセレブローズ・ウィズと共にインフルエンサーズとしての活動で出かけていたこともあって、華やかな装いではなく引き締まった身体を惜しげもなく披露する少女らしい恰好をしていた。
そんな彼女の視線の先にあるベッドの上では、顔立ちにあどけなさの残る少年が気持ちよさそうに寝息を立てて午睡をむさぼっている。
彼はエンチャンターの両親が懇意にしている起業家の息子であり、その起業家夫妻が急な長期出張をしなければなくなってしまったためにエンチャンターが暮らすお屋敷でしばらく預かっている子だった。
「……可愛い寝顔。お~い、弟くん。お姉ちゃんが帰ったよ~」
エンチャンターはベッドに歩み寄りながら小さめの声で呼びかけるが、少年からは気持ちよさそうに眠ったままだ。
彼女は困ったように一瞬立ち尽くすが、すぐに妙案を閃いたようで華やかな笑みを浮かべる。
そしてしなやかな身体を跳ねさせると、寝そべった少年に四つん這いで覆い被さった。
無駄のない動きと鋭く光る眼差しはまるで野生の動物かのようだ。
「ほぉら、弟くん。早く起きないとぉ、お姉ちゃんが美味しく食べちゃうぞぉ。ちゅっ♥ ちゅっ♥」
少女は吐息が当たりそうなほどに顔を近づけると、冗談めかすような口ぶりで警告してから少年の頬に躊躇うことなく口づけを落とした。
しかし少年は相変わらず起きないので、エンチャンターは事前に予告していた通りにキスし続ける。
彼がしばらく経ってようやく薄っすらと瞼を開ければ、エンチャンターは微かに上気した頬を嬉しそうに緩めた。
「あはっ。弟くん、やっと起きたぁ。それじゃあ、お姉ちゃんからおはようのちゅうあげるねぇ♥ んんっ、ちゅぷ……ちゃぷぅ♥♥ れろっ、くちゅっ……ちゅぱぁ♥♥」
いままでの頬への口づけは焦らしだったと言わんばかりに、エンチャンターは少年の唇に自らのそれを重ねると慣れたように舌を差し込んだ。
起きたばかりで朦朧としているだろう彼の目が大きく見開かれるが、少女は気にすることなく少年の口内で自らの舌を暴れさせる。
エンチャンターが一通り味わい尽くして顔をゆっくりと離せば、二人の間には銀の滴が橋をかけるように艶めかしくつながっていた。
「……ふぅ♥ そういえば、弟くん。ちょっと暑かったからか、お昼寝をしている間に寝汗かいちゃってるね? お姉ちゃんも汗を流したいから、お風呂に一緒に入る?」
頬を上気させながら熱を帯びた吐息を漏らすエンチャンターは普段のスポーティな姿からは想像もできないほどに色っぽい。
少年がそんな彼女からの誘惑に抗えるはずもなく、彼は一も二もなく首を縦に振って答えていた。
■
エンチャンターが普段暮らしているお屋敷にある浴室は最早大浴場と言っても過言ではないほどに広い。
浴室全体が白を基調としつつ清潔感に溢れ、四六時中お湯を溢れさせている石像が置かれた浴槽は泳ぐにも申し分ないほどの大きさだ。
壁際には湯椅子が何個も置かれていて、少年がとエンチャンターはその一角に陣取っていた。
とは言っても、彼ら以外にこの浴室を使っている人はいないのだが。
「ほぉら、弟くん。お姉ちゃんが身体を洗ってあげるからねぇ」
少年はつられるようにして鏡越しに背後に座っているエンチャンターの姿を見る。
一糸まとわぬ姿の彼女は豊かな髪を下ろし、引き締まった身体を堂々と披露している。
その胸元では身体つきと比較すればアンバランスにも思えるほどにたわわに実った果実がふるふると揺れていて、先端の突起は鮮やかな桜色をしていた。
エンチャンターはボディソープを手に取ると、ノズルを自らのおっぱいに向けてから勢いよく押し出した。
彼女がしゃがんだ拍子にお尻から太ももにかけてのむっちりとした柔肉が潰れるように広がる光景には健康的なエロさが感じられ、彼も鏡越しとはいえ目を奪われずはいられない。
一方でエンチャンターはボディソープを元の位置に戻すと、今度はたわわに実った果実をむんずと掴んでこしこしと捏ね始める。
瞬く間に泡立っていく過程を見せられ、少年はいよいよ生唾を飲み込まずにはいられなかった。
「――よし。お待たせ、弟くん。お姉ちゃんのおっぱいスポンジで綺麗にしてあげるよぉ♥」
少女は言いながら少年の薄い身体に背後から手を回し、泡立ったおっぱいをその背にむにゅうと押しつける。
彼が女の子のような悲鳴をあげながら思わず背筋を伸ばすのを見て、エンチャンターは楽しそうに口元を緩めた。
「あははっ。弟くん、可愛い♥ あんまり可愛くされるとぉ、お姉ちゃんも我慢できなくなっちゃうかも……なんてぇ♥ ふぅぅぅぅ♥♥」
いつの間にか少年の耳元に顔を寄せていたエンチャンターが熱を帯びた吐息をゆっくりと吹きかける。
彼女の吐息に頭の中心が揺さぶられるようで、それでいながら背中では柔らかい二つの果実がにゅるにゅると蠢いていて、全身が爆発してしまいそうなほどに熱い。
そして駆け巡るように走った熱が少年の下半身に集まり、彼の肉棒が瞬く間に大きく屹立する。
肩越しにそれを見ていたエンチャンターは嬉しそうに熱い息を零した。
「弟くんってば、おち×ちんをこんなにおっきくしちゃってぇ♥ うぅん、いいんだよぉ♥ エンチャンターお姉ちゃんがこっちもちゃあんと気持ちよくしてあげるからねぇ♥♥」
少女は空いていた泡塗れの手を伸ばして少年の勃起した肉棒を握ると、そのままゆっくりと上下に扱き始める。
それと同時に胸元を押さえていた手で小さな乳首をカリカリと擦り、背中では引き続きおっぱいを滑らせるように動かす。
三つの異なった刺激が重なり合うように貫かれ、少年はお姉ちゃんお姉ちゃんと連呼しながら小柄な身体をビクビクッと跳ねさせる。
「可愛いっ、弟くん可愛いっ♥♥ いいんだよ、そのままっ……そのまま我慢しないで。お姉ちゃんの手にぴゅっぴゅううしちゃって♥♥ おち×ちんもさっきからビクビクッと震えちゃってて、出そうなんだよね? お姉ちゃんが受け止めてあげるかっ、だから我慢しないで。そろそろだよねっ、いくよぉ……ぴゅっぴゅうう♥♥ ぴゅううぴゅうううう~~っっ♥♥」
エンチャンターの囁きに応えるように、白く点滅していた少年の瞼が爆発したように弾ける。
限界まで膨らんだ肉棒が暴発したように精を勢いよく吐き出し、受け止めるように構えられていた彼女の褐色肌を白く汚すように降り注いだ。
少女は微かに漂う青臭さにうっとりとした笑みを浮かべながら熱を帯びた吐息を零す。
「……ふぅ♥ いっぱい出たねぇ、弟くん。よしよぉし、いっぱいぴゅっぴゅっできてえらかったよぉ♥♥」
少女は彼の頭を褒めるように撫でるとシャワーに手を伸ばし、泡に塗れた身体を綺麗にするように流し始める。
二人の身体はすぐに綺麗になったものの、少年の肉棒はまだ硬さを保ったままだった。
エンチャンターはその光景に目を瞬かせていたが、何かを期待するかのように舌を出して唇を潤すようになぞりながら微笑む。
「あはっ。弟くんのおち×ちんってば相変わらず元気なままだぁ♥♥ 弟くん、どうする? このまま、お姉ちゃんと一緒に気持ちよく……なっちゃう?♥」
少年が素直に首を勢いよく縦に振れば、少女は楽しそうに頬を緩ませて彼の額に口づけを落とした。
そしてそのまま立ち上がると湯気で曇った鏡に上半身を押しつけるようにして、愛液をしとどに溢れ出させている蜜壺を少年の前に差し出す。
湿り気を帯びたロングヘアが彼女のスラッとした背を覆い隠すように広がった一方で、少年の背丈に合わせるように若干がに股のような体勢になっているのが猛烈にエロかった。
「弟くん、早くぅ♥♥」
熱を帯びた甘い声と共に媚びるように腰をふりふりと揺らされれば、もう我慢なんてできるはずもない。
少年は弾かれるようにも湯椅子から立ち上がると、エンチャンターの肢体に飛びついてその秘裂に肉棒を挿入した。
「……っっ、あぁん♥♥ 弟くんおち×ぽ、いいっ。そのままっ、そのままお姉ちゃんおま×こをいっぱいいっぱいメチャクチャにしてぇ♥♥」
エンチャンターはしなやかな身体を弓なり状に反らしながら隠すことなく嬌声を上げた。
少年は彼女の身体に背後から抱きつくようにしながらただただがむしゃらに突き上げるようにして腰を振る。
身体の中で昂りが再び風船のように勢いよく膨らみ、ただただ腰を振ることだけしか考えられなくなっていく。
お湯が出る軽やかな音が聞こえる浴室内に荒く漏れる吐息が重なり合い、単調な破裂音と卑猥な水音が木霊するように響く。
はっはっ、とエンチャンターの口から零れた吐息が湯気に濡れた鏡を更に曇らせているのが見えた。
瞼の裏がまた白く霞んでいくのに気づき、少年はお姉ちゃんお姉ちゃんと叫びながら腰を振る速度を一気に速めていく。
「あ゛あっ……、あぁん、あ゛っ♥♥ 弟くんっのおち×ちんがまたおっきくなってぇ♥♥ んんっ、あ゛っ♥♥ いいよぉ、そのまま……お姉ちゃんおま×こにいっぱいびゅっびゅううしてぇっっ♥♥♥ お姉ちゃんでいっぱいいっぱい気持ちなってぇぇっっ♥♥♥」
少年は最後の力を振り絞って、エンチャンターに最奥に捻じ込むように腰を力強く押しつける。
彼女の膣内で大きく膨らんでいた肉棒が弾け、エンチャンターの子宮を目がけて精の奔流が注ぎ込まれた。
「ああ゛っ、あ゛ぁん、あ゛あ゛っ……あぁっ、あ゛っ、あ゛あ゛~~~~っっっ!!!!♥♥♥♥」
エンチャンターは獣ような喘ぎ声をあげながら引き締まった身体を折れんばかりに仰け反らせ、吐き出される精の奔流を受け止め続けた。
■
情事を終えた二人はその後きちんと汗を流してまったりとした時間を過ごしていたが、少年がもっとお姉ちゃんに甘えたいと言い出した。
少女がその申し出を断るはずもなく、彼らは一糸まとわぬ姿のまま寝室に戻ってベッドの上で抱き合っていた。
「よしよぉし、弟くん。お姉ちゃんのおっぱいをちゅぱちゅぱできてえらいよぉ♥♥」
エンチャンターが小柄な身体をベッドに横たわらせた少年に覆い被さるようにしておっぱいを差し出せば、彼はそのたわわに実った果実に顔を寄せてまるで赤ちゃんのようにちゅぱちゅぱと吸い始める。
(……あぁ、可愛い。弟くんってば可愛すぎる♥)
少女はうっとりと蕩けた表情を浮かべながら少年を包み込むように優しく抱きしめ、まだまだ小柄で細い背中をゆったりとした調子でトントンと叩く。
エンチャンターの頬は薄っすらと上気し、赤ちゃんのように甘える少年を愛おしそうに見守っている。
(でも……、弟くんが可愛いのはいいんだけれど。これだとせっかく汗を流しに行った意味がなくなっちゃう……かも?)
抱き合い始めてしばらくして彼女はそのことに気づいたが、すぐにまぁいいかと思い直す。
だって、そんなことなんてどうでもよくなってしまうくらいに甘えてくれる弟くんが可愛いのだから。
「弟くん……、大好きだよ♥」
エンチャンターは幸せそうに頬を緩ませながら愛しい少年をギュッと抱きしめ、その耳元で情熱的に囁いた。