エロトラップ御厨子〜展開①
※エロ
※宿儺Pが虎杖に突っ込んでる
※宿儺Pと虎杖の感覚共有有り
※淫語(主に宿儺P/めちゃうるさい)
※エロトラップまだ始まりません、次回から
虎杖は生得領域に呼び出されていた。
最近引きこもってなんかやってんなとは思っていたので、呼び出されたこと自体は「あーはいはい」と特に驚かない。
問題は生得領域中央の御厨子、大きく開いた口の上に、不穏な電光看板が乗っかっていること。
『エロトラップ御厨子』
「いや…………何?」
「小僧。貴様に機会を与えよう。条件をクリアすればその淫蕩な体、元に戻してやる」
宿儺が音もなく現れ、虎杖は反射的に飛び退いた。
「元に戻す?」
「ああ、反転術式でな」
ちな開発状態を戻すって脳神経とかホルモン分泌とかも治すことになると思うんですけど反転術式でできるんですかね?まあ宿儺Pならできます。
「条件は2つ。①そこにある俺の手製の迷宮に入り、全5階層を踏破すること。そして②迷宮内の指示には必ず従うこと」
虎杖はあの怪しげな電光看板をチラッと一瞥し、宿儺を睨み直す。
「駄目だ。絶対変態な仕掛けされてんだろ。これ以上好き勝手されたくねえって話なのになんで自分から罠にかかんねーといけねえんだ」
「ならば迷宮に入る前に体を一旦元に戻す。その上で迷宮を踏破すれば迷宮内での開発もチャラにしてやると約束しよう」
「やっぱやらしー罠あんじゃねーか!」
怒りのまま突き出した拳が宿儺の頬にクリーンヒットする。虎杖は調子づいた。
「無条件で元に戻せ。そもそもテメーの変態趣味のせいでこんな体になってんだよ」
「ではこうしよう。今から嬲り合いをして、先に小僧が俺をイかせたら無条件で、俺が小僧をイかせたら俺の縛りで体を元に戻す」
「『いいぜ』、ボコボコに…………ん?」
◇
結局、虎杖はその後一発も入れることができず、逆に宿儺に組み敷かれていた。
「イかせ合いとなればこうするよりあるまい」
さも仕方ない、と芝居がかった調子で互いの服を剥いていく宿儺だが、口端には酷薄な笑みが隠しきれず浮かんでいる。
「なんでテメーはノリノリなんだよ!」
「小僧の無様っぷりを間近で見られるとなれば興も湧く」
「ッとに趣味悪ィ……!」
と、悪態を吐きつつも、虎杖は考えていた。
認めるのは悔しいが、虎杖は前も後ろもどうしようもないほど開発されまくっている。それは虎杖と瓜二つになっている宿儺も同じはずだ。
宿儺はこの狂った性交に興奮し、一方虎杖は嫌悪感でいっぱいになっている。嫌悪感で萎えているぶん虎杖は絶頂から遠のき有利になる。
今回ばかりはこいつの悪趣味さに助けられた、と内心苦笑して、虎杖は股を開くことを選んだ。
……この期に及んで、セックスの初めてだけは、などと弱音は吐かない。奥歯をグッと噛み締める。
「さっさと突っ込んで出しちまえよ変態野郎」
「さっきから変態変態と譫言のように繰り返すが……魂を同居させておきながらこの良さが未だわからんお前が鈍いのだ」
宿儺がアナルに陰茎を突き立てる。与えられる衝撃に耐えようと虎杖はかたく目を閉じた、が、すぐに見開かれることになる。
「ぁ、え?」
虎杖の、何にも触れていない陰茎の先に、妙な感覚がある。柔らかい、吸い付くような、肌の感覚。
「なかなか無様だぞ?自分の魔羅で自分を犯すというのは」
どちゅっ!♡
熱い杭を叩き込まれる衝撃と同時に、熱い粘膜で包み込まれる心地よさが陰茎を襲う。
「あ♡ あ♡」
「お前にも良さを教えてやろうと思ってなあ……俺とお前の感覚思考の一部を共有している。せいぜい善がり狂え♡」
最悪だ。本当に頭がおかしい。宿儺のちんぽと虎杖のちんぽの感覚を共有する、こんな悪魔のような発想をするなんて。
いくらでも罵倒の言葉が浮かぶのに、ぬちゅぬちゅという水音に溶けて消えていく。
「いやだ♡ いやだっ♡ おれはぁっ♡」
「そういえばっ♡ 小僧は人肌を味わうのが初だったなァ♡ 温かいだろう♡ 熱いだろう♡ たんと味わえ♡」
確かに今までの責苦は冷たく無機質な玩具ばかりだった。
半年前までエロ本で抜いていたときには想像もしない犯し方をされてきた。
好みのお姉さんとエッチをして童貞を卒業するのだと思っていたのに。
へこっへこっと腰を振る。
その動きはまるで……
「なんだ。そのように肉筒を犯したいのか?」
「…ッ!♡」
「良い良い♡ お前の好みでやってやる♡」
ぐぐっと腰をすすめる宿儺。
みちみちと、肉を分け入っていく感触と、割り開かれていく感覚が、同時に襲いくる。そして、弱点のカリ首が、弱点の結腸にめり込んだ。
——ずぷん♡
「ッ、♡ 〜〜〜〜〜〜ッ♡♡♡♡」
「お"ほっ♡ なるほど、なァ♡ 結腸がっ♡ カリ首を舐って♡ お"ゥッ♡ これは至上だ♡」
仰け反り舌を突き出して耐える虎杖などお構いなしに、宿儺はぐっぽ♡ ぐっぽ♡ と肉輪で敏感な先端を扱く感触を楽しんだ。
「あ"〜〜イきそうだ♡ 雌穴には媚びられ♡ 小僧の間抜けヅラが目の前にある♡ イクッ♡ 出るっ♡」
「ぅ、ふぅっ♡ んんっ♡ ぃやだっ♡ へんたいぃ♡」
「フーッフーッ♡ 決めたぞ♡ この結腸のナカにっ♡ 呪いの王の子種っ♡ 無駄打ち♡ コキ捨てるとなっ♡」
「!♡ やめろ"っ♡ やめろぉ"っ♡」
「なぜだ? 俺をイかせればお前の勝ちだぞ♡ なぜ嫌なのか、そろそろ理解しろ♡」
宿儺の赤い瞳と目が合う。
『俺とお前の感覚思考の一部を共有している。』
共有されるのは体の感覚だけではない。
自分の中に侵食する宿儺の感覚が、思考が強くなっていくのはわかっていた。
しかしそれは強制、押し付けではなく、虎杖自身の奥深いところと溶け合っていく。
こんなの気持ち悪い、と思えば思うほど、こんな気持ち悪いプレイで感じている自分に気がついていく。
嬲られ、惨めになって、それ自体に感じている。
——宿儺の瞳に映る自分は、なんて無様なのだろう。
ぁ、やばい♡
堕ちる堕ちる堕ちる♡♡♡
「おっ♡ おれっ♡」
「ケヒッ♡」
「中がいいっ♡ 中出ししたいっ♡ 中出しされたいっ♡ ちんぽもケツもぉっ♡ きもぢい"い"♡」
虎杖は自ら足を開き切り、膝を抱え込んだ。中心ではちんぽを真っ赤にいきり勃たせ、アナルを見せつける。快楽を一つ残らず享受しようとする淫乱の姿勢だ。
その姿が宿儺の瞳にしかと映り込んでいるのを見て、電流のような快感が迸った。
「いっぐ♡ ナカでいぐ♡ すくなにオカズにっされて♡ いっぐう"ぅぅぅ♡♡♡」
アナルがぎゅうぎゅう♡と締まり、ザーメンがビュッビュッ♡と勢いよく飛ばされる。
中出しし、されているつもりなのだろう。
宿儺はベロリと唇を舐め、陰茎を最大限膨張させた。
「小僧ちんぽの代わりに中出しするぞ、ぉ"、お"〜〜〜〜♡♡♡」
獣のような声を上げ、宿儺も達した。ビュルルッ♡ とザーメンが直腸を汚すと、小僧の体がビクリと痙攣した。
プシッ♡ プシャァァァッ……♡
「おおっ締まる♡ 小僧の無様潮イキ顔♡ 金玉にキく♡ 子種全部出るっ♡ あ"〜〜〜〜♡」
ビュルビュルビュルッ♡
宿儺もまた舌を突き出し、長い射精に酔いしれた。
射精後も、しばらく腰を引けないほどの激しい快楽だった。
やっとの思いで引き抜き、汗を拭う。
今回は無様っぷりが格別だった。性交自体に興味はさほどなかったが、性交であそこまで無様になり、しかもそれを間近で見られるのであれば悪くない。
しかし次に小僧にやってもらうのはエロトラップダンジョンと決めている。縛りも結んだ。ここまで開発した体がゼロに戻るのは惜しいが、反転術式をかけてやらねば、とぼんやり考える宿儺。
そこに、何やら水音が聞こえてくる。
くちゅ♡くちゅ♡くちゅ♡
「はーっ♡ はーっ♡」
仰向けになった小僧が、虚な目で、潮で濡れそぼった亀頭をくちゅくちゅと手でしごいている。
「…ケヒッ♡」
小僧が何を思いオナニーしているのか、未だ解けない感覚共有のため、宿儺にはモロバレだった。
先までの自分の痴態に興奮し、オカズにしているということが。
「無様すぎるぞ小僧…♡ おっ♡」
宿儺もまたその痴態をオカズにシコシコと陰茎を擦る。
やがて我慢が効かなくなり、小僧の脚を抱え直すと、再びパンパンと肉のぶつかる音が生得領域に響くのであった……
◇
生得領域の中心で、虎杖は一人目を覚ました。
はっと起き上がる。体が違和感だらけだ。いや、違う。違和感が全くないのがおかしい。
自分の胸元を見てみる。
(乳首が元に戻ってる…!)
肥大化していたのが元の慎ましい小粒に戻っている。
加えて、常に各所がじんじんと痺れるあの感覚がない。体がさっぱりしている。……衣服も綺麗さっぱりなくなっているが。
とにかく、体を元に戻すという縛りは確かに果たされたようだった。
となれば……大口を開けて待ち構える不穏な御厨子を見据える。
この中にあるという迷宮を踏破すれば、この健全な状態で現実に戻れるという話も本当だろう。
虎杖は一呼吸つき、両手でパン、と頬を張った。
「俺はもう、無様は晒さない」
覚悟を決めて足を踏み出す。
と、どろりとした感触が後ろから。
ぶぴ、と間抜けな音を立てて溢れ、つたい落ちるそれに虎杖はワナワナと震える。
「〜〜ッ、あいつ絶対殺すッ!」
小僧の戦いはこれからだ!
つづく
以下のレスに影響受けました、Thanks!
part2 >>166
part3 >>60