エルキュール編 エンディング ハーレム2
「えるきゅーるさま、どうかなさいましたの……んんぅっ……♡」
頭上で手を組むように拘束された状態で、ベッドの上で全裸で転がされてなおキョトンとしたままのフェニア。
そんな危機感の薄い彼女にエルキュールは無理矢理口付けを交わしていく。
いつもは彼女達の求める甘いキスをするのが彼であったが、嗜虐心に酔った思考はフェニアの舌を蹂躙するように絡め取っていく。
「んんぅっっ……!?ちゅくっ……んむぅぅっっ……!!」
戸惑って逃げようとする舌を強引に絡め取り、軽く前歯で噛んでやればビクついたように悶える。虫歯一つのない歯茎の隅々まで舐め回せば、フェニアの瞳が白黒する。
そこまで行けば頃合いと腰からぶら下がる剛直をエルキュールは正面から一息に突き入れた。
「んんぅぅ〜〜っっっ♡ぷはっ、ぁっ……え、えるきゅーるさまっ……そんな、きゅうに……はひゅんっ♡」
胸板に伸ばそうとしてきた細腕を、片腕だけで頭上に戻す。そこまで、エルキュールは一切言葉を発さない。
そうしてそのまま強く腰を打ち付けるのだ。
「ひゃめっ……な、なんでなにもいわなっ……ひゃうんっ♡えるきゅーるさま、どうしてっ……ああっっ♡」
少しだけ怯えの色が瞳に宿るフェニア。終始無言に犯してくるエルキュールに、美しい緑の瞳が潤むが快楽は耐えきらない。
フェニアはその後も強引に腰を打ち付けてくるエルキュールに喘がされ続けたのだった。
◯
「ひうっ……え、えるきゅーるさん、おちついてくださ……あああっっっ♡」
フェニアへ行われた一連の行為を見せられたアリアは、過去に男達に慰みものにされたことを思い出してしまったのだろう。
震える小さな肩をエルキュールは押し倒し、ベッドに押し付けるように柔尻へ巨根を押し付けた。入口を探すように降下させ、ぐっちょり濡れたままの秘部に腰を前進させていく。
「やっ、あああ〜〜〜っっっ♡♡♡」
豹変したような強引な行為に、アリアは確かに怯えているはずだった。しかし奥深くまで一息で肉槍を突きこめば溜まっていた快楽が吹き出すようにアリアを包みこんだのだ。
「やめっ……えるきゅーるさんっ……ああっ、おかしくっ……♡」
エルキュールはアリアを後ろから獣のように犯していく。チャリチャリと手錠の鎖が鳴る度に、より一層アリアのトラウマと重なっていく。しかし愛する男に強引に犯される快感は、似ているようで違うものだった。
「おか、しいんですっ、こわいのに……こわかったのにっ……えるきゅーるさんに、されたら……んんっ♡ぞくぞくしてぇっ……♡」
そんな告白はエルキュールの興奮をさらに煽るだけだ。獣さながらに嗜虐心を刺激されたエルキュールは、アリアの細い首に軽くを歯を当てるように噛みつきながら腰を振るう。
混乱のままに、怯えと快楽に狂うアリアはエルキュールから解放されるまで喘ぎ続けたという。
◯
「や、やだ……えるきゅーる、まって……ひつっ♡」
フェニアとアリアの痴態を見せつけられて、クオンは何とか這おうとしたようだ。
しかしすでに腰砕けとなっている彼女がそれ以上動けるわけもない。小さく軽い身体はいともたやすくエルキュールに抱き上げられ、背中からすっぽりと覆われてしまう。
足に力は入らず人形のように抱えられたクオンは、そのまま道具のように反り立つ肉槍へと降ろされた。
「〜〜〜っっっ♡♡♡」
小さな下腹部が歪み膨らむほどの衝撃にクオンは言葉をなくし青い瞳を見開く。幼く小さな唇からは声にならない悲鳴がこぼれていたが、苛むのは痛みではなく快感だった。
エルキュールは分身を締め付けてくる強烈な肉圧に、さらなる興奮を求めて腰を動かしていく。
「やらっ、やらぁっ♡おもちゃみたいに、しないでぇっっ♡ぼくは、おもちゃじゃっ……んんぅぅっ♡」
頭上から聞こえる手錠の鎖の音。それから連想されるのは、幼き日に見た犯されるエルフの少女の姿。
苦悶に泣き喚く彼女の声が焼き付いて、エルキュールに出会うまではクオンのトラウマになっていた。
しかし、今の状況はそれにとても酷似しているというのに、小さなクオンの身体は愛する男から与えられる強烈な快楽に屈しているのだ。
「だめ、だめぇっ……♡おもちゃじゃ、おもちゃじゃないのにぃっっ……んんっ♡なんで、かんじちゃ……ああっっ♡」
細い腰を捕まれ、竿の動きと連動するように小さな身体がカクカクと動かされる。まるで男の自慰玩具のように。
そんなことをされてても感じる自分に混乱するクオンだったが、エルキュールは容赦することはなかった。
幼い彼女の意識が飛びそうになるまでエルキュールはその小さな肢体を貪るように犯していく。