エドガー・バーティス
名前:エドガー・バーティス
一人称:僕(やつがれ)
カワキの先祖でカサネの夫。温和な口調で話す優男。愛妻家で子煩悩。本人いわく、ごく普通の滅却師。
時代:約千年前
地域:光の帝国
能力:霊子操作13、飛廉脚11、静血装15、動血装94
性格
面倒見が良く世話好きな性格。人懐っこいが分析力は高く、物事を冷静に判断できる一面も持っている。
柔和であり頑固、一度こうと言い出したら聞かない。
協調性が高く周囲ともよく馴染むが、その一方で誰にも相談なくフラリと出かけたり行動を起こすところがある。
光の帝国での立場
城のことに詳しい聖兵。誰にとっても入団当初から気にかけて面倒を見てくれた親切な先輩、あるいは物知りなおじいちゃんのようなポジション。
存在感が薄く、どこにでも居る割に普段はどこで何をしているのかよくわからない。
昔から居るがあまり姿が変わらないためか「陛下と親しい」「歳を取らない」などと色々な噂が流れているものの、やはり存在感の薄さ故かあまり気にされていない。
志島カサネとの関係
夫婦。エドガーの一目惚れだった。
賭博好きのカサネの賭場巡りに付き合ったり、カサネの鍛錬の相手として修行を共にするなどエドガーの熱烈なアタックの末、カサネが「子孫を残す」という責務のために結婚を承諾。一応、恋愛結婚。
カサネのことは「カサネちゃん」と呼び、カサネが存在しない世界で生きることなど考えられないという程、ベタ惚れである。惚気話が止まらない。
エドガーの親友も、カサネに恋心を抱いていた。エドガーはそれを知っている。
ちなみに、夫婦の間には子供が四人いる。
実態
実年齢は150歳をゆうに超えており、後述の聖文字の力で人の寿命を超越している。
普段は一般の聖兵に混じっているが、その実、陛下が子供の姿の頃からの古い友人。かつての陛下に人間としての常識を教えた親友である。
魂魄の内に霊王の爪を持つ。これはのちに藍染が自身の崩玉に与えたものと同個体。
陛下はこの事実を把握しており、「それはお前が持っていて良いものではない」と、藍染から欠片の解放を目指した。
聖文字
“A” 「Archetype」(原型励起)
簡単に説明すると空想具現化+領域展開。
原初の世界のテクスチャを現行世界に展開する。
生と死の無い混沌とした世界、かつて霊王が楔となる以前の世界で適用されたルールを、現在の世界に展開し、適用することができる。
エドガーはこの聖文字で自身を生死の無い状態にすることで人間の寿命を超える時間を生きていた。
そのほか、世界を原初まで遡り、惑星上で自然発生した存在なら植物・鉱物・地形・法則に至るまで世界に出力できる。
世界を自由に書き換える力。余波で存在を消滅させる事は容易い。かなり無理をして出力を上げれば、大陸を使ってピンボールなどの無茶苦茶な事も可能。
展開した世界内の敵を異物と判定して負荷をかける、逆に味方の能力を向上させるといった使い方もできる。
効果範囲内では術者であるエドガーの干渉から逃れる事はできない。
陛下の理想とする世界を実現できる聖文字ではあるが、霊王という楔はとても強力でエドガーの能力を上回っていた。
それ故、エドガーが世界を書き換えようとも、能力を発動させ続けなければ時間経過とともに原初の世界のルールは剥がされ、現行世界のものに戻る。
加えて、大きく世界を改変しようとすると現行世界のバランサーである死神が世界の改変を察知して阻止に動くため、滅却師と死神の戦争は避けられないものであった。
千年前の戦争では
最愛の妻・カサネの戦死に加えて、親友・ユーハバッハが山本重國率いる護廷十三隊によって生死を彷徨う重傷に追い込まれたことで、まなこ和尚と取引。
「ユーハバッハを含めて、撤退する滅却師達はすべて見逃せ」という条件で、自分の命と自分が持つ霊王の爪を差し出した。
エドガーの聖文字を危険視していた和尚は条件を呑み、取引は成立。エドガーの魂魄は霊王と同様にバラバラに解体され、その拍子でエドガーが内包していた霊王の爪は巡り巡って藍染の手に渡った。
「生死が無い」という特殊な状態であったためか、本来であれば死と共に還元されるはずのエドガーの魂魄は、陛下のもとには還らずに所在不明となっている。