エクレシアが無自覚にアルバス君を誘う
ああああにまん
お互いに気持ちを確かめ合い初めての性交に挑むアルバスとエクレシア。
(何だろう……エクレシアがすごく、何というか……色っぽい)
薄布だけ身に纏いもじもじと身体を寄せて顔を赤らめるエクレシア。それはさながら捕食を待つ小動物のようで、しかしその身体には確かに熱がこもっている。
「エクレシア……」
「あ、きす、きすから始めましょうアルバス君」
キスも初めてではないというのにどこか緊張する。エクレシアが目を閉じて唇を差し出す様はどこまでも無垢で、聖女と呼ぶにふさわしい。
「ん、ちゅ……」
唇同士が軽く触れあい、ちろりとアルバスの舌がエクレシアの唇をなぞり、やがて舌が口内に侵入する。
「ん、ふぅ……」
するとまるで力など入れていないのに簡単に押し倒され、組み伏せられる。
「えへへ」
アルバスの顔を包み込むように手を伸ばすエクレシア。その手はどこか震えていたが、アルバスの身体に触れると収まる。
やがてアルバスもエクレシアの身体を求める。アルバスの手がエクレシアの頬に触れ、そこから下に。肩から、脇にかけて、その胸に手を伸ばす。
「ぁ……ん……!」
柔らかな感触に思わず力が入り、エクレシアが小さく悲鳴を上げ、アルバスはその手を必死に止める。
「や、めないでぇ」
エクレシアの声は悲痛だ。やめるべきだろう。アルバスはそう思う。けれど同時に暴力的なまでに興奮を覚えてしまう。
「っ、エクレシア!」
「あ、んふぅ、アルバス君……!」
アルバスはエクレシアの身体に吸い付き、抑え込み、好き勝手に貪ってしまう。
「はぁ、はぁ……アルバス君」
その度に愛おしげに名前を呼ぶのだ。止まれるわけがない。
「そんなに嚙んだら、隠せませんよ。アルバス君のものだって、印付けられたの、皆さんに知られてしまいます」
首筋に、乳房に。脇腹に。太ももに。赤い痕がくっきりと残り、歯を立ててしまいうっすらと血が滲む個所もある。
だというのに、目の前の聖女は受け入れてくれる。
「エクレシア……」
そんな目の前の聖女を愛したいと思ってしまう。アルバスはエクレシアの秘所に自らの肉棒を押し当てる。
「アルバス君……」
エクレシアはアルバスの首の後ろまで手を伸ばし、自らに引き寄せ、キスをする。それが合図で、アルバスは自らの肉棒をエクレシアの膣内に収めていく。
「ひ、う」
エクレシアに痛みはなかった。ただ快感の渦に叩きこまれそうになり、それが少し怖かった。
「ぁあ、はぁ……はぁ……」
「ん、入り、ました、ね……」
アルバスが気持ちよさそうに、堪えるようにしているのが少し可愛くて、愛おしかった。
「エクレシア、動いて、いいか」
「はい……あ、でも、ゆっくり……」
アルバスはエクレシアの言葉を聞かず、激しくピストンを開始した。
「んぁああああああああ」
最奥まで一気に挿入し、その途中で膣壁がゴリゴリと突かれる。奥を突かれるたびにエクレシアの頭に激しい快感が流れ込み、涎を垂らしながらそれでもなおアルバスを受け入れる。
「はぁ、は……あ、エクレシア」
やがて尋常でないエクレシアの様子にアルバスは気づくが、エクレシアの脚はアルバスの腰に絡みつく。
「やめ、ないでくだしゃい……いっしょに、いっしょに……イってぇ……」
既に目は虚ろで意識も定かではない。しかしだからこそ、心の底からアルバスのことを求めている。
「っ!」
アルバスはピストンを再開し、絶頂に高まっていく。
「あ、あるばすくん、イく、イっしょに、イくううう!!!!!!!」
「はぁ、はぁ……エクレシア……」
「はぁ……はぁ……すぅ……」
エクレシアはアルバスの精を受け入れるのと同時に、寝入ってしまった。まだアルバスの肉棒は硬度を保っていたが抑えきれないほどの興奮は止み、エクレシアの身体を綺麗にして、エクレシアの身体を抱きしめながら自分も寝ようとした。
「えへへ……アルバス君……」
しかし寝ぼけたエクレシアが手で肉棒を擦り、また勃起が収まらないので、アルバスは謝りながらエクレシアの身体に擦り付けた。