ウタがシャボンディ諸島に行く前の前日譚

ウタがシャボンディ諸島に行く前の前日譚


ルウ「あれー?ウター?どこいったー?なァヤソップ、ウタ知らねェか?」

ヤソップ「いやァ知らねェ…けど、どうせいつものとこだろ。ほら、シャボンディ諸島の方角を一望できる崖のよ!誰か迎えに行ってやれ!」

ベック「迎えならもういらねェぞ。ロックスターに行かせてある。明日シャボンディ諸島へ送り出すのはアイツの役割だからな……」

ヤソップ「………そういや明日にはいなくなっちまうのかウタのやつは……10年ぶりに会ってからここ"エレジア"を拠点に活動して2年間……寂しくなるなァ……」

シャンクス「仕方ないだろう…あいつはもう俺たち"赤髪海賊団の音楽家"じゃなく"麦わらの一味の歌姫"なんだからな……それにたとえどんな肩書きを持とうともあいつは俺たちの娘だ…!その門出、笑って送り出してやろうじゃないか!!」

ルウ「お頭ァ〜そんなこと言って、寂しいのバレバレだぞ?」


ウタ「…………………」

ター「…やっぱりここでしたか、お嬢。明日出発ですし、お身体にも障りますんでそろそろ部屋に…」

ウタ「…もう、やめてよその"お嬢"っていうの!"ウタ"でいいって、ずっと前から言ってるのに」

ター「そう言われましても、やめた身とはいえ赤髪海賊団の古株、それもお頭の娘さんを呼び捨てにするのは失礼にあたると思うんすがね……」

ウタ「まぁそっちがそうしたいんなら別にいいんだけど………明日、か……

もうすぐ会えるね……ルフィ…!!」

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