ウィザードの補完用独自設定
飛羽真×ライス(ゲスト:晴人)概念の人・魔力
:詳細は伏せられているが特別なエネルギー。魔法の発動に必要だが、半恒久的に魔法を使う(魔法使いになる)には”ゲート”が持つ魔力では供給速度が足りずファントムをその身に宿し飼いならすか契約で魔力を引き出す必要がある。
・魔宝石
:後戻りできない程にその後の人生を大きく変えるほどの強い決意か、精神崩壊が迫る程の強い感情(激情か否かは関係ない)を伴った”ゲート”の流した涙や血等の体液が変質した特別な石。
本来は時間をかけて変質していくものだが、”魔法使い”が関わった場合稀に急激な変質で完成することがある。
内部には元になった涙や血などの持ち主がそれを流した際に強く想起した記憶が主に宿っており、魔法の指輪職人にはそれが「魔宝石の声」として知覚できることがある。
また、そこから作られたウィザードリングはその記憶に関連した魔法が使えることが多い。
(変身用ウィザードリングは元になった血や涙の持ち主がそれを流したことを最期にファントム化したり死亡していることが多い。)
…ワイズマンの魔宝石生成能力は人造ファントムのカーバンクルを造る際に用いた材料に多くの魔宝石を用いていた等の理由があるかもしれない
・ファントム
:”ゲート”の持つ魔力が、特有の『絶望』と結びついた結果暴走して生み出す魔物。
生み出された場合、”ゲート”の持つ精神世界『アンダーワールド』内の空間を破って現れ、アンダーワールドの完全破壊もしくはアンダーワールド内の宿主本人の殺害、捕食を経て宿主の体を文字通りの門として破壊、殺害し現実世界に現れる。その際宿主の姿の情報を受け継ぎ、それを用いて人間態になることが出来る。
強さ弱さや固有能力は個体ごとにまちまちだが、共通の能力として
『糧になった”ゲート”の姿への擬態能力』
『”ゲート”の絶望を誘いファントム化の引き金を引く”言葉”(ある意味では”呪言”ともいえる)』を持っている。
(あくまで誘うまでであり、効果を十分に発揮させるには何らかの手段を用いてゲートの精神を追い込む必要がある。)
ファントム誕生、顕現の経緯もあって人間を「欠点だらけの下位存在」とみている個体が多く、同族を増やし人間社会の破壊転覆を企てる者も多い。だが、元が負に近い存在なので我慢や協調の概念が薄く、組織的な行動はあまり見られない。
・魔石
:現実世界で撃破され砕けたファントムの破片や、死に近い、呪詛レベルの負の感情が強く込められたまま死亡した生物の肉体が地中で分解され、変質したやや特殊な石。
遥か昔に戦場になった場所や塚、滅びて地中に埋まった古代の町の遺跡などで特によく産出できる。
少しの魔力と刺激を与えることで戦闘員”グール”となる。ファントムが用いている魔石は同族を増やそうと地下で採掘しているグールの群れが掘り出したものが多い。(知能が低すぎて本能のみで動いてる結果逆に組織的行動がとれている例)
※(グールにした者がファントムであれば何故かグールの群れに指示を行い操れることの理由は今のところ不明だが、ファントムの誕生に関わる『絶望』の要素とグールの誕生に関わる呪詛的な力の相性の良さや、”ゲート”含め人間よりも高い強大なファントムの魔力への服従本能など、多くの説がある)
・アンダーワールド
:”ゲート”が持つ精神世界。多くはゲートの印象に残った記憶で構築されている。
ファントムの呪言やサバトで頭に響く呪文等特定の手段によって、『絶望』し精神に変調をきたすと内部で巨大なファントムが誕生して暴れまわり、宿主を喰いつくすことでゲートを糧にしたファントムが現実世界に生まれてしまう。
内部にはアンダーワールドの持ち主が投影された人物が居り(大体が元となった記憶の中でのゲート本人)、巨大ファントムはアンダーワールド空間の完全破壊、もしくは投影人物の殺害捕食を目的に暴れまわる。(このどちらか片方でも為されてしまった場合ゲートはファントム化して死亡する)
何らかの手段で投影人物までも『絶望』に追い込まれてしまった場合、無意識に自らファントムのいる方へ近づこうとするようになる。(自ら巨大ファントムに殺害、捕食されにいくようになる)
例:投影人物の心の支えになっている物が全て壊される様や、心の支えになっている人物がファントムに殺害される様を目撃する
…逆にファントムを『希望』を引き寄せる力として受け入れつつ、希望と投影人物の決意をもって積極的な抵抗の意思を見せ、その意志とアンダーワールド内の魔力で巨大ファントムを無力化することが出来れば、ファントムを自らに宿したまま飼い『魔法使いの資格』を得ることが出来る。
(当然ながらそんなことできるようなメンタルモンスターは殆ど居ないわけだが)
※飛羽真×ライス妄想のライスの場合晴人がファントムをマスコットレベルまで弱体化させたことで実質的に無力化できていたことと、アンダーワールド内のライス自身が飛羽真の言葉と約束を思い出して明確に希望を抱いたことで条件を満たすことに成功している。