インタビュアーリサのドキドキ♡不意打ち取材!〜ふざけんとってリサ姉〜

インタビュアーリサのドキドキ♡不意打ち取材!〜ふざけんとってリサ姉〜





「どないやった?」

「へ?」

「初夜」

「…はい?」

 訪れた八番隊隊首室。用事を済ませて出ようとしたら、リサ姉がなんかよくわからんこと言い出した。

「リサ姉?なに聞いとるん?」

「しゃーから、初夜どないやったんって聞いとるんや。で、どないやった?」

 しょや。ショヤ。初夜。もちろん意味は知ってる。雨竜が医者として収入の目処が立ったので正式に結婚の日取を決めて。先日というか昨日その……した。

 そういう事をした事実はこの際置いておくとして、なんでリサ姉がそのことを知ってるのかが問題だ。

「……リサ姉、なんでそう思うたの? その、えと、……そういうコトしたって」

「顔や。男を知った顔しとる」

「そないなこと分かるん!?」

「冗談。歩き方がいつもとちゃうからや」

「……う」

 確かに、無意識に歩き方に影響が出てたらしい。……寝起きはちょっと違和感あったし。




退路が絶たれている…!


「やっ……優しかったです!」

「もっと詳しく」

「ひえ…」




「『嫌じゃないか』『気持ちいいか』って一々確認されて…」

「言葉責めか。やるやん」

「やるやん、やないよぉ……!」

 顔を覆う。むり。もうむり。思い出すだけで全身から火が噴き出そうなのに。リサ姉のあほ。どすけべ。たすけて……。

「…どれ」

「っにょゃーーーっ!?なになになにすんねん!」

 リサ姉がこっちの襟ぐりに指を引っ掛けて、引っ張り覗き込んだ。なにやってるの?

「なにって、痕付いとるか確認してんねん。ほぉーー、中々ぎょうさん付いとるな」

「み°のぁーーーーっ!?」

「ブラが邪魔やな」

 邪魔やな、じゃない!

 流石にブラカップに伸びた指はなんとか阻止できたけど、これだけでかなり疲れた。……アタシ何やってんだろ……。


「い、いたかった」

「ま、エロ本みたくはいかへんやろな」

「そらそうや!比率ちゃうもん…入るかすら分からへんかったもん…」

「デカかったんか」

「何聞いとんの!? ……そんなん分からへんよ……雨竜以外知らへんもん……」

「拳西ラブローズあたりはオマエを風呂に入れてやってたんやけど」

「覚えてへんよ……」

 妹分の恋人のサイズとかなにを聞いてるんだろうこの姉貴分。


「自分かて辛いのに、アタシのこと心配してくれて…」

 しばらくそのまま、キスしたりしとった。

「手ぇ握ってくれてた。名前たくさん呼んでくれた。ぎゅってしてくれた」


 それから、それから。

「——幸せで、泣いてもうた」

「……」

「雨竜は自分が何かしてしまったんやないかって、びっくりしとったけど。幸せすぎても涙出るんやなあ」



まとめここまで。

気が向いたら加筆するかもしれない。




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