イスカリくん実装したらちょっとだけでいいから赤面してくれ

イスカリくん実装したらちょっとだけでいいから赤面してくれ


コルイス

朝チュン

行為を匂わせる発言あり

赤面イスカリくんを書きたかっただけ

サーヴァントの部屋の構造がよく分からないので適当に捏造




「……んっ…」

ぼんやりとしていた意識がだんだんとハッキリしていく、なんとなく時計を見たら朝の7時だった。ゆっくりと身体を起こしたが何故か身体の節々が痛い、特に腰が痛い、そして寝ていたであろう自分は何一つ纏ってなかった。

「…何故?」

服を脱いで寝る習慣はないし寝ぼけて服を勝手に脱ぐ癖なんてあるはずもない。そしてしばらく考えた後にようやく思い出した。結論を言うと寝たのだ、そういう関係になったエルナン・コルテスと

(そうだ、あいつと、身体を許して、)

いざ意識をした途端、羞恥心が一気に込み上げる。経験がなかったとはいえ完全に向こうが上手だった。羞恥心と、謎の悔しさを近くにあった枕にぶつける。ふと辺りを見渡してみるとコルテスがいないことに気づいた。部屋はコルテスの部屋なので何か用があり外に出たのだろうか

「……喉が渇いた…」

そう思い衣服は着ていないがベッドから足をおろし、いつも通りに立とうとした。が、腰に全くチカラが入らずそのまま体制を崩してしまった。

(不味い、落ちる)

そう思い来るであろう衝撃に備えようとしたが、それは突如現れた腕によって防がれた。

「おっと危ない」

コルテスの腕がベッドから放り出されそうになっていた身体を支え、元に戻した。

「…お前いたのか」

「いるに決まってるでしょ、僕の部屋だし…あとこんな状態の君をおいて出かけるなんてそんな事しないさ」

そういうコルテスの服装はズボンを履いてるが上いつものシャツを羽織っただけでボタンは閉めていなかった。冒険者でもあったためかしっかりと筋肉はついている。そしてその身体はあの夜に嫌という程見ていた

「……〜〜!!!」

昨日の夜のことを思い出し顔が真っ赤になる。勿論、それを見逃すほどこの男は甘くなかった。

「おや、可愛い顔が更に可愛くなった。」

「うるさい、黙れ」

「うーん、辛辣」

ニコニコといつも通りの胡散臭い顔を向けながら、コルテスはイスカリの額に軽く口付けをした。

「今から紅茶を淹れるけど、君も飲むかい?」

「………飲む」

口付けされた額を手で覆い、コルテスを睨むが全く意味はなかった。ムカつくが動けないことは事実なので素直に紅茶を待つことにした。



「……あ〜…すっごく可愛いなぁ…」

紅茶を淹れるため、お湯を沸かしながらイスカリに聞こえない小さな声で呟いた。昨日の夜、初めて身体を重ねたあの夜、きっとイスカリはそのような経験は無いだろうし痛い思いはさせたくなかったため、これでもかというほど解した。快楽で訳が分からなくなったイスカリが泣き出した時は少し焦ったが、それもまた欲情をそそるものだったが

「次はもっと攻めてもいいかなぁ…」

正直な話、もっとイスカリを味わいたかったのは事実だ、しかしあの細さ、それに経験が無いイスカリに負担はかけたくないと我慢していた。

「まぁ…焦らずにゆっくり慣れてもらえばいいか」

そう思うと同時にお湯が沸いた。鼻歌を歌いながら紅茶を入れる。

…実はイスカリは気づいてないだろうが項にちいさなキスマークを残している。気づいた時どんな反応をするか楽しみだ、と思いながら温かい紅茶を片手に愛しい彼の元へ向かった。


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