アンティ・フェイト
〈名前〉アンティ・フェイト
〈種族〉人間
〈所属〉劇団パラノイア 23代目団長
〈好きなもの〉作劇、歴史、ブラックジョーク、MOO
〈嫌いなもの〉無難、無知、無理解、無批判、思考停止
〈趣味〉読書、考古学、ディスカッション、祭り、バカ騒ぎ
〈その他〉
歴代でも特に任期が短かった団長の一人であり、最も短期間に多くの劇を作った団長でもある
極めて賢いがそれ故に他人に合わせられず、しかも極めて性格が悪い
しかしその作劇は極めて緻密かつ丁寧で、地理や風土について非常に細かく描写が入れこまれ、演技指導は常に具体的だったという
なお、彼の作った劇のその殆どが強烈な風刺やブラックジョークをふんだんに入れ込まれたものであり、多くの発禁作を生み出した大の問題児でもあった
とはいえその描写は正確かつ的確で、そして極めて痛烈であったことから一部層にカルト的な人気があり、「二度と見られないかもしれない劇」という点も相まって熱狂的なファンがついていたと語られている
意外なことに、作風や言動の批判的な態度とは裏腹に彼自身はリスペクトのない批判を嫌い、劇にする際には必ず徹底的な調査と正確な知識の元で作ることをポリシーとしており、実は彼の原作や改変劇には全くの悪役という描写の役所は非常に少ない
本人が偏屈で細かい性格なためも多分にあり、弟子や仲間とは劇の方針や表現の方法でいつも衝突し、激しく意見を衝突させていたことは有名な逸話
だがその実仲間内での結束は非常に固く、一度方向性が固まれば一致団結して急速に進んでいったらしい
作品が発禁にされる度に時事ネタや地理ネタから次々にネタを発掘し、そしてまた大量の劇を発禁にしていった彼は、結局色んな人に怒られて後進に道を譲ることになった
後世に残った、また発掘された遺作は当時の正確な史料としても価値があり、現代では芸術史の貴重な遺産として積極的に発掘されている
それによって再演される機会も増えていて、知名度が徐々に復活しつつある
当時の仲間は草葉の陰でキレているとかいないとか