アルナギ3
ベッドは、豪華なこの家に相応しくない、少し小さなもの。
ご主人様には大きなものがふさわしいと思ったのですが……。
えぇ、……私と、ご主人様がするのに、これ以上のサイズは必要ありませんでした。
「……ごしゅじん、さ……んっ?!」
振り向けば、そのまま押し倒され、ゆっくりと、アル様の舌先がねじ込まれる。
口の中に広がる異物感……。未だ慣れないそれは、しかし、私に快楽を与えてくれる。
だから、求めるように私も舌に応えて触れ合う。
「ふふ、……美味しいわね」
「あ、りがとう、ございます」
一分も経たない短い口付けは終わり、彼女との距離が少し離れる。
私の体に覆いかぶさる彼女から降りかかる誉め言葉は、それだけで私の頬を紅潮させてしまう。
そう、うれしいのだ。ご主人様に褒められて。
今もお腹が痛くなってしまうくらいに子宮が疼いている。
「くすっ、すっごく、濡れちゃってるわね」
アル様の指先が、私の秘部に触れる。
防音を利かせているから、部屋の外の音は聞こえない。
だから、聞こえるのは、水音と、私の激しい鼓動の音。
「また、胸、大きくなった?」
「それは、……アル様が、揉んでる、からっぁ♡」
「あら、私のせい?」
私の胸の大きさを確かめるように揉んでいたアル様の手の力が少しだけ強くなる
これでも、優しく触れているのだ。
力を籠めれば、鉄も簡単に丸めてくしゃりとするアル様の握力を考えれば、これは、私を気持ちよくするために揉んでいる。
それでも、それでも頭に駆け巡る快楽は、凄まじい。
ただ、揉まれているだけなのに、全身がしびれるくらいの快感を覚えてしまう。
もう、この快楽からは逃れられない
だって、ただ、軽くされただけで私の体はすっかり受け入れ態勢になっている
もう、この人に触れられるだけで幸せだと、頭の中が理解している
「ねぇ、……誰のせい?」
「t~~~~私のせいです!アル様がおっぱいもんでくれるからって期待でおっぱいおおきくしちゃった私のせいです~~~!」
「ふふ、よく言えたわね」
そういったアル様は、きゅっと私の胸の先端をつまんで、強くひねる
それだけで、頭の中が真っ白になって、私は、お尻を上げてベッドへと倒れこむ。
「大丈夫よ、ちゃんと、欲しがってるのわかってるから」
そのまま、ご主人様は私のお尻を両手でしっかりと固定する。
手のひらで触られると、……自分の大きなお尻を自覚してしまって恥ずかしい。
近くの枕を手に取って顔をうずめる。
「そんなに恥ずかしがらなくてもいいでしょ?おっきなおしりも、魅力的よ?」
けれど、そんな私を逃がすつもりはないのか。
アル様は耳元で囁く。
気にしてるところを褒められて、私は、頬が熱くなるのを感じてしまいます。
「さて、それじゃあ、いくわよ?」
私の奉仕など必要なく、あるいは、この前戯で十分に臨戦状態にしたのか、アル様のものが中へと入ってくる。
もう、何度目かになるものの、未だに大きなアル様のものを収めるには一息とはいかない。
ミチ、ミチと、私の内側をアル様の肉棒が押し広げていく音が静かな部屋の中に木霊する。
「相変わらず、あなたはいい声で鳴いてくれるわね」
「ーーーーー♡」
あぁ、嘘だ。
それだけじゃない。アル様に入れてもらって、幸せそうに、声にならない声を漏らして喜ぶ私の声も、部屋を埋めていく。
「ほら、もっと、しっかり締め付けて?貴女ばっかり気持ちよくなったらいやよ?」
そういいながら、抑え込んだままアル様は腰を振るう。
お尻を突き上げる体制になっているから、普段よりもより深く、一回のストロークも長く私の中を擦っていく。
それが行き来するたびに私は、甘い声を枕の隙間から漏らして、どすんっと奥までたたきつけられるごとに、内臓を押しつぶされ子宮を突き上げられる感覚に幸せを感じている。
だから、それに応えようとご主人様の物を必死で締め付けて……。トリニティのトップとしての姿は、もうないのでしょう。
私はこのお方に仕えるメイド兼肉穴。えぇ、ティーパーティのホスト。などという称号は、こんな雌にはふさわしくはありません。
あるいは、ご主人様に支配されたトリニティの主として相応しい負け雌犬。
「っ、出して、出してください!中一杯になるくらいに~~~~~♡」
「えぇ、……ちゃんと、受け止めなさい?」
注がれるのは中を焼くように熱い白濁。
どくどくと注がれている精液が、中を埋め尽くされていく。
「……はぁ、はぁ……♡」
たった一回。一回中へと放たれただけで、私の体力は一気に奪われていた。
「あら、もう限界?」
アル様もそう思ったのか、そのまま、中に入ったふたなりを引き抜こうとして。
「……ふふ、そう?そんなにほしいの?」
私の本能が、働いたのでしょう。アル様が逃げないように、きゅううっとふたなりを膣で締め付ける。
「もっと、♡して、ください♡」
「はいはい、じゃあ、壊れても知らないわよ?」
抱き上げられた私は、アル様の胸元にそのままうずめられて。
次の日、立てなくなるくらいに、アル様のものとして分からされたのでした