アルトリア・ペンドラゴン

アルトリア・ペンドラゴン


アルトリア・ペンドラゴン

ミッション系の名門として名高いアヴァロン女学院の理事長をうら若い身で務める才媛。

アヴァロン女学院は戦後すぐに創立された中高一貫全寮制の女子校で、戦後日本の女子教育を支え、優秀な生徒を排出してきた名門校として広く知られている。

アルトリアは理事長として、また一教師として学院で学ぶ生徒たちを厳しくも優しく見守っている。

性格は謹厳にして実直。いじめなどの非道や校則破りには厳しく接するが、一方で洒落の分かるところもあり、勤務を離れると女性らしい柔らかな対応を見せる。

なによりも生徒たちを大切に思い、彼女たちを守り導くことを使命としている。その優しさと美しさで生徒(一部教師含む)たちの尊敬を一身に集めている。

その立場上、様々な有力者や権力者に接する機会が多く、彼女の若さと美しさ、そして何よりも見る男を瞠目させずにはいられない極上の肢体に惑わされて邪な思いを抱く者も少なくないが、冷たい一瞥の迫力を突破できた者はいない。


その正体は霊脈の要地を守る守護者。

先の大戦の混乱で崩壊しかかった日本の霊的国防網再建のため、海外より招聘された魔術師たちのうちの一人である。

学院は地球のマナが噴き出る要地の抑えにして封印。

蓋をし塞げば地の恵みが枯れ、かといって野放図に放置すれば怪異を引き寄せるため、学院を神殿、生徒たちを巫女に見立て、学校行事を豊穣の神を祀る祭祀の代用にしてマナの噴出をコントロールしている。

神殿を守る巫女の長にあたるアルトリアはマナの恵みにより学院を長く離れなければ老いることも衰えることもない。

そのため若い姿のまま学院創立以来、理事長の座にあるが、強力な認識阻害の魔術によって常人はそのことに気づくことができない。

要地の膨大なマナを自在に用いるアルトリアの戦闘能力は人知を超えたレベルに至っており、マナコントローラーである聖槍の一撃は最大出力ならば地球の自転を数秒止めるとさえ言われる。

アルトリアの戦術は膨大なマナの存在を前提としており、学院以外の場所では大きく制限を受ける(それでも退魔師として超一流の域にあるが)ため、彼女が学院を離れることは滅多にない。

大地の恵みにより処理しないともさもさ


長年、大量のマナを浴びたアルトリアの身体は常若の林檎に喩えられるほどにその恵みを蓄えており、怪異がその身体を貪れば莫大な力をその者にもたらすとされる。

またアルトリアが怪異の手に落ちたということは必然的に要地アヴァロン女学院がその手に落ちることも意味し、力を得た大怪異が同時に盤石の地盤をも得ることにもなるため、怪異たちの垂涎の的となっている。

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