アメリア 2-3
「あ……あ……」
地にミコトを押し倒したアメリア。
後ろ手をついて、石のように固くなったミコトを見下ろしている。
その瞳は、先の魔物と同じように獲物として捉えている。
(もしかして、チャームの流れ弾が当たってたの?!)
ミコトはそう推測した。
あるいは女性にだけ効果のあるなにがしらの仕掛けか。
どちらにしても、正常の状態にはとても見えない。
「アメリアさん! 駄目だ、気をしっかりもって!
それは魔物の毒です。早く抜かないと!」
「? ああ。
そうなの……。さっきの魔物の子とミコトくんを見てからなの。
いいの。しょうがないの。」
「アメリアさ、んぷっ?!」
必死に声を張り正気に戻そうとするミコトだが、再びアメリアの接吻がそれを塞いだ。
んっ ... ぬちゅぬちゅ にゅぷぷっ にゅぷっ んんぁっ
ちゅっ、ちゅぷ……ちゅ……ん……
「だから、……いいよね?」
そして。ミコトの最後の防壁が剥がされる。
さんざんに嬲られ、脱力・閉口してしまった上体とは真逆の、激しく主張する屹立した肉棒を露出させる。
「う、ぁ……」
「あはぁ♡
……いいこと、教えてあげる。
キスの一度目は魔法をかけるの。
二度目は確認。
そして」
ちゅぷ、と。
秘所の口の先が亀頭の尖端にふれた。
「これで。今日の三度目。三度目はもちろん」
本能的に悟ってしまった。
この行為が、どれほど重大な意味を伴うかを。
「やめてっ! アメリアさん!」
「こうするためのっ!」
聖女が身を捧げるように、その腰が躊躇いなく落とされた。
ぷちっ、みちみちと。
最初の勢いとは裏腹に、深く刺さるほどに抵抗は激しく。
ミコトの肉棒を苛み、侵して。その根本まで完全に呑み込んだ。
「がっ?!」
「あ、ぅあぁぁっ?!!」
アメリアから出た一瞬の苦悶の声にミコトが気付くことはない。
それほどに激しい快楽の奔流。
押し寄せる快感に意識は飛びかけ、チカチカと目元で星が光るよう。
ミコトのその様子に身を震わせて歓喜するアメリア。
痛みよりも興奮が勝る。
今呑み込んだばかりの肉棒を、ぐちゅっ……と、ゆったりと抜き出すと。
ぐにゅっ、ずぱんっ! ず、ぐちゅっ……
ぐにゅっ、ずぱんっ! ず、ぐちゅっ……
腰を叩きつけては抜き、叩きつけては抜き。
何度も。何度も。
何度も。何度も。
何度も。何度も。何度も。何度も!
アメリアの歓喜は止まらず。
ミコトへの略奪は続き、ついに。
「~~~~~っ!」
「ひぁ♡ あははっ!
出しちゃったね。お漏らししちゃったねミコトくん!」
ずっと待ち望んだ、そしてついに自らが総てを犯したミコトの純潔。
快楽で半開きになった口に「かわいい」と。キスをする。
甘い、甘い愛密の味。
「ちゅむ♡ れろれろれろ♡
あ、ん、また……。
ミコトくん、すっかりキス、気に入っちゃったんだね…♡
うん……まだまだいけるね♡」