アメリア 1-3
>>136 指を絡める
アメリアはミコトくんをじっと見ていた。
男として矢面に立つ凛々しさ。
性の対象として強烈な誘惑されながらも撥ね退ける強い意志。
そして、今。
洗練なんてされていない。けれども真心こもっていることに疑いはない行為。
騎士のように、アメリアの手を取って恭しく敬愛のキス。
──かわいすぎない?
この見目麗しい、一見少女にすら見える男の子の一生懸命なそれに。
ちょっとだけいたずら心が沸いてきて。
手のひらを返し、手のひらを重ね合わせて、支える手の指のすきまへ潜り込ませます。
すりすり、わきわき、ぎゅっと。