アメリア-夜1-other

アメリア-夜1-other



押しすぎましたね。

アメリアは苦笑しながらミコトのことを想う。


会った時と同じく、可愛く優しく凛々しい子。

たまさかの巡り合わせで再会叶うなんて、これはもはや神様の思し召しでは?

運命。そう、運命を信じてしまいそうです。


アメリアは。

胸にきらきらと、純朴な乙女の心を持ちながら。

もうひとつ。少し嗜虐的な喜びを覚えている。


自身の下腹部に僅かについたものを右手の中指でこすり取る。

粘性のある、ミコトくんの男の証。


もしかして、今日が初めてだったんですかね。

それは少しかわいそう/もったいないですね。

ふふふふふ。


右手を秘所に充てがおうか迷いましたがそこは我慢。

だってもうすぐミコトくんが帰ってくる。

夜はまだまだ長いんですもの。


それにしてもミコトくん。

……帰ってきませんね。

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