アメリア_夜1-2
もちろん嘘です。
嘘はいけないことなのですが、それより大切なものがあるので致し方ないのです。
ミコトくんの初心さは好ましい。
けれども、その純粋さは注意しなければ即座に利用されてしまうということを体験を経て学ぶべきであり、
正しき道へ導くことは正しくシスターである私の務めと言えるのではないでしょうか。
「駄目です、アメリアさん。それは、無理なんです!」
嘘は駄目ですよ、ミコトくん。
さっき谷間を凝視してたのしっかり気付いてますからね。
「これは職務の一環なんです。隅々まで見て安心しなければ就寝できないんです。」
「う、でも、それは……」
まだミコトくんの壁を崩すまでには至らなかったようです。
まぁそんなミコトくんだから可愛いんですけどね。
しょうがないです。今日はアメリアお姉さんがもう一押ししましょう。