アニムスフィア家御息女・7連野外全裸受精イキ
そんな悪い娘に、『運命』は仕置きを与える
──ツプっ──
「───んっ♡!?」
不意に、オルガマリーのパンパンに膨らんだお腹がキュン♡と疼いた。
豚に魔力供給する際に知った挿入の感覚を、お腹の片隅で感じ取ったのだ。
豚と寝た事で子宮の感覚が敏感になっていた所長は、先程から大量のザーメンに子宮の裏側を愛でられていた事も相まって、思わず色っぽい喘ぎ声を漏らしてしまう。
「ん?何がありました所長?」
「な、なんでもないわっ…、貴女たちは作業を続けなさい…!」
「そっかー」
喘ぎ声を聞き取った立香に必死に虚勢を張って言及を避けるも、その感覚は次々と増えていく。
──ツニュ♡ クプ♡ チュプ♡──
「うっ…♡ふっ…♡く♡くふぅうううっ…!!♡♡」
(何…?一体なんなのよ…!この感覚はぁあぁ…♡♡♡!)
まるで全身に生っぽい、熱い棒を押し付けられているような感覚が複数、お腹の奥に感られる。
生白い肌は玉のような汗を無数に吹き出し、炎に焼かれた風に吹かれては蒸発していく。
身嗜みのために振りかけられた柑橘を思わせる香水と、雌のフェロモンの混じった汗臭さが湯気と化して一つになり、業火の空に広がっていく。
つぶつぶと開かれる快感により、へっぴり腰になって顕わになった花弁からは、先程雌を開花させたばかりとは思えない程の愛液を垂れ流していた。
「うゔうっ…♡ツッ♡ふううっ…♡♡♡」
手で必死に声を押し殺し、露出とも挿入とも違う未知の快楽に脳を焼かれるオルガマリー。
その快感の正体とは、本来感じられるはずのない卵子と精子の接触による快感であった。
世の中には、直接子宮を刺激する事で雌を排卵させる動物がいる。豚もその一つだ。
そしてこの豚は、畜産業の黎明期にたくさんの仔を産ませる事でその基盤を創った創始者の一頭。子宮のどこをほじくれば雌が仔を産みやすくなるのかを熟知している。
豚の匠なテクニックと、アニムスフィア家の優秀な胎盤としての素養がマリアージュを起こした結果産み出された、産みたてほやほやの新鮮な卵子。
そんなウブな卵子に、ノーマルな子作りとは比べ物にならないほど大量のザーメンが360度全面に殺到し、卵胞膜をほじくり返しているのだ。
まさしく四面楚歌。逃げることなど叶うはずもない。
活きのいい精子たちは遺伝子を残すため必死に尾を振りたくって群がり、無抵抗な卵子を必死に責め立てた。
そして――、
───つぷっ…、チュ、プン…♡───
「ひいっ♡♡♡!?」
数いる内の一匹がぐちぐちと蠢き、ついに卵胞膜を突破。
最後の砦である透明帯を突き抜けて、卵子と結合を果たして、しまった。
「うぐっ…!?んっくんんんッ〜…!!♡♡♡」
次の瞬間、豚の遺伝子を受け取った卵子は他の精子を拒む為の膜を作り出し、新たな命を生み出すための細胞分裂を開始する。
着床の有無は別として、アニムスフィア家の未来を担う第一子である生命体が、この白紙化した世界に芽吹いた瞬間だった。
我が仔の生誕を感知した女性器は激しい蠕動運動を開始し、脚はピンとつま先立ちになって艶めかしく身震いする。陰部は歓喜に震えるように、大量の愛液を彼女の足元まで垂れ流しにしていた。しかしオルガマリーは──、
「はあぁぁ──ッ♡♡、はあぁぁ──ッ♡♡」
(たっ、たえた…、わたし…たえたぁ…!)
なけなしの精神力でギリギリのラインを耐え抜き、イクのを我慢していた。
その代償に顔面は惚け、視界はボヤケて状況把握が困難となっていた。マシュや立香がいる所すら分かりづらい。彼女らが目立つ髪色をしていなければ見失っていただろう。
(さ、流石にこれ以上…、あの子達の前で醜態なんて晒せない…っ!!)
必死に顔を引き締めようと力を入れた、その時。
──チュプ…♡──
「へひっ♡?」
また、お腹の奥で挿入ってくる感触を感じた。
(ま、まさか…!)
先に生々しいほど受精の瞬間を知覚してしまったオルガマリーは、再度同じ感覚を感じた事で確信に近い予感を得る。
(まださっきのが、来るの──?)
オルガマリーの子宮から排卵された卵子の数は、先に受精したものも含めて7つ。受精イキは、これからが本番であった。
(待って…!待って待って待っ…!!)
ブワッと全方位から迫りくる豚ザーメンたち。オルガマリーは、またも晒される醜態を、想像して目を閉じた。
──ツプ♡チュク♡プチュ♡チュプ♡ジュプ♡ズプッ♡グチュ♡──
「あっ…♡あァあぁあああああイクゥッッッ…♡!♡!♡!!」
一つ一つは軽い刺激で終わるが、今のオルガマリーは初交尾の熱が未だ引かず、全裸徘徊によりその熱が燻ぶられた敏感な状態。その上で一度受精イキしかけて決壊寸前の身体。耐えるのは、無理だった。
──ブシィ!プショロロロロ…!──
パンツすら履いてないオルガマリーは無造作に足元に潮を撒き散らす。熱い砕けた道路に、大量の水しぶきが弾けてオルガマリーがイった証拠を残す。
「ピギィィ…」
豚はそんなマスターの醜態を盗み見て、満足げに笑っていた。
SEXの「せ」の字も知らないような小娘が、自分の種で命の円環を成したのだ。これほど素晴らしい事はない。
2日もすれば子宮口を蓋している精液の栓も溶けて、大量のザーメンが溢れ出すだろう。しかし、豚の妊娠期間は四ヶ月。再び腹が膨らむ日もそう遠くはない。
魔術の研鑽と所長代理という役目のみを押し付けられた箱入り娘は、自分の仔の存在を知らぬまま、人理修復に立ち向かう。
気付いた時にどうなるのかは、まさに神のみぞ知る。