アッシュルバニパルについての妄想

アッシュルバニパルについての妄想


これが今回ウイさんのために制作した書籍型携帯ビーム兵装アッシュルバニパルよ

ページ1枚1枚が分離、浮遊してそれぞれから光線を放てるようになっているの

束ねるページの数でビームの威力は変わるわ。全て重ねるとビナーの熱線にも匹敵する熱量になるの。

新素材開発部で最近発見された情報伝達粒子とヴェリタス制作の意思拡張AIによって所有者のイメージを読み取って思い通りにページを動かすことができるわ

それと粒子の特性を活かして周辺の電子機器に干渉して動かすことも……


……なんで間に1回AIを挟むのか?

そうね、例えば貴女にいきなり腕が10本生えたとしてそれを急に指まで含めて全部同時に指示通り動かしてみろと言われたらどうかしら?

いくらイメージを読み取ると言っても300枚近いドローンを操るのは至難の業。AIはその動きを補助するための演算処理をやってくれるわ。


そうね……確かに操作によく熟達した上でAIの補助を外せばよりイメージ通りに動かせるし反応速度も上がるわ。周囲へのハッキングもより簡単になる。

だけどこのAIはリミッターの役割を兼ねてるの。

操作の際にドローンやハッキングした機器からは膨大なフィードバック情報が流入してくるわ。それらの情報もAIが取捨選択して自動処理してくれてるの。

補助を切るとそれらの情報が全て神経系を介して脳に流入してくるわ。

さっきも例に出したみたいにこれの操作やハッキングはありもしない器官を大量に体に生やすようなものよ。フィードバックは脳に多大な負荷をかけるの。

最悪の場合神経系が焼き切れて死ぬ、使うのはおすすめしないわね。



……なんてリオさんは言ってましたけど使わないでやられたらそれこそ意味がありません

補助機構停止、伝達粒子流入量上昇、神経接続100%

しょ……勝負です!ハレさん!


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