アシメマーキュリー(25)の日常編(マーキュリー視点)

アシメマーキュリー(25)の日常編(マーキュリー視点)


結婚7年目9月半ば

( 1日目、木曜日)

んー何が良いかな、今日の晩御飯

とりあえず海で獲れたものが食べたいって言ってたな。

生牡蠣、嫌な予感しかない。

ホヤ、食べた事ないな。

あのマックイーン先輩の迷言「ほやあそばせ」はウマッターでトレンド入りしてたような気がするけど食べる気にならないなぁ。

あ、鮭の切り身4個入りが2パックある

無難に鮭の切り身にしようかな。


そんな事を考えていたら、髪がピンクのウマ娘の親子が近づいて来た


???「うーん、この鮭の切り身中々良に良い、さてこのデジたんどう料理するか」

子供「えーお魚やだー骨あるもん」

⁇?「少しは我慢しなさい、バランス良く食べないとないんですよ」


まさか、この声は


マーキュ「デジタル先輩?」

デジタル「うわぁぁぁぁ!ってアシメマーキュリーさん!どうしてここに!え、やば、美しいっ、まさに至宝!」スヤッ


デジタルの子供「マ、ママーーーー⁈」

マーキュ「デ、デジタルさーん!」


〜⏰〜


マーキュ「大丈夫ですか?」


デジタル「すみません、すごい久しぶりにキャパオーバーしただけなので。」


マーキュ「…………そうですか。」


デジタル「あ、キングリーちゃん。大丈夫、ママ大丈夫だから」


マーキュ「その子、キングリーちゃんという名前なんですね。可愛いね、キングリーちゃん、先輩も可愛らしい服装ですね、似合ってますよ。……ところで今度一緒にカフェ行きません?私も子供が居るのでママ友として」


デジタル「ママ友として………あ!わ、わかりました!な、ならLEAN交換しましょう!」


マーキュ「先輩少し落ち着いて。………わかりました、LEAN交換良いですよ。これが私の番号です。」


キングリー「ママ、早く帰りたい」


デジタル「あ、キングリーちゃん!わかったよ、ではまた今度!」


さ、買い物を済まして帰ろっと


〜⏰〜

(マーキュリーは娘二人と晩御飯を済まして、寝かしつけた後)


デジタル先輩かぁ、学生時代に少し交流があったけど、今のデジタル先輩はあまり知らない。何やってんだろ。少し調べよ。


え、………うそでしょ。どんだけ仕事やってるの先輩。なんであんなに普通に子供と生活できて居るの?


ウマペディアで調べると

中央トレーナー、人気漫画家、小説家、プロデューサー、映画監督、ゲーム開発者、コメンテーター、レース解説者、ウマチューバー、コミケの二女神の一人


………すごい、すごすぎる、トプロ先輩の様な言葉しか出てこない。しかも、全てにおいて成功しているなんて。トレーナーとしての才能も高い。私の夫に並ぶ程活躍してるじゃん。映画なんてウマデミー賞取ってるじゃん。

私もそれなりに頑張っていたけど、次元が違いすぎる。どうやって時間作ってんだろ。というか最後の何。


あっ着信、デジタル先輩だ

『いつでもどこでも良いですよ〜』

本当どこで時間作ってるの?

とりあえず、何か返さないと明日は祝日だけど家族ですごすから。土曜日だな〜あとファミレスでいいかな?特にびっくらドンキー!ハンバーグ美味しいし!じゃ……

『今週の土曜日びっくらドンキーでお願いします』っと送信。

じゃあつg

『わかりました!楽しみにしてます!』

早っ!3秒ぐらいしか経ってないんですけど!


陽太「ただいま〜、マーキュ、ん?どうした?そんな驚いた顔して。」


マーキュ「……っ!おかえりなさい。今日あった人について調べたら凄くて…その前にご飯の用意するからちょっと待ってて。」


私は今日起きた事を用意したご飯を食べている夫に伝えました。


陽太「あーデジタルかぁ〜」


マーキュ「何か知ってるの、貴方?」


陽太「デジタルは正直有能すぎる、マルチタスクの鬼、普通のトレーナーが一晩かけて終わらすわ、仕事を 1時間もかけずに終わらすわ、担当一人一人にに合ったトレーニングを的確に指示出来るわ、僕らがアドバイスした事をすぐに吸収するわ、レース展開の読みがほぼ当たるわでもう…。」


マーキュ「………なんとなく察したわ。」


陽太「うん、ありがとう。」


数分後

マキュトレ「ご馳走様!マーキュ、俺がお皿洗おうか?」


マーキュ「…私が洗うからいいよ、………ところで今日いい?明日祝日で休みだし。………3人目欲しいの」


陽太「いいよ、君とならいつでも。」


しかし、今日の所はデキませんでした。

〜⏰〜

2日目早朝(秋分の日)

ムニャムニャ………ゴハッ⁉︎


娘達「「ママ起きて、ほら早く!」」


流石双子息ぴったりィ!

おなかの上に娘が乗ってk、ガッ!

グフッ!苦しいから、それやめて!昨晩頑張った私にはよりキツイから!


……さては今日家族でデステェニーランドに行くからこんなはしゃいでいるんだな。


〜 1時間後〜


陽太「さあ、行くぞー!デェステニーランド!」

マーキュ&娘達「「「おーーー!」」」


その日は 1日中何もかも忘れて4人で遊んびつくしました


〜帰り道、車の中〜


マーキュ「もう眠っちゃたね。」 


陽太「それだけ楽しんだって事だろ!皆で楽しめて本当に良かった!」


マーキュ「そうだね。」


…………ところで、なんか色んな所からウマホを見ていたトレセンのウマ娘から驚きの声が聞こえたけど、何があったんだろう。ちょっと調べてみようか。


秋川やよい新レース開設を宣言!

「チーム対抗最強決定戦だッ!君達は四星に勝てるのか!四星とは、今あるトップのチーム『メルクリウス』『VALIANT GIRLS』『ヘブン』に加えて、本日をもって結成されたデジタルトレーナー率いる『エルピス』だッ!」

しかし、理事長はこの事を四星と呼ばれたチームに伝達しておらず、そのチームのトレーナーには動揺の声が上がっている模様です


↓秋川やよい氏と頭を抱える駿川たづな氏


………この記事、今夫に伝えたら絶対事故る!

後で伝えよう。


陽太「何見てるの?」


マーキュ「……今日撮った写真、どれも綺麗に写ってますよ」


陽太「そっか、後で俺にも見せて」


マーキュ「わかったわ。」


ふー、よかったバレなくて。


〜⏰〜

深夜


マーキュ「貴方、これ見た?」


陽太「何それ?え、はあああああ?何考えてんだあの理事長!次会ったが百年目、ジャーマンスープレックスにしてくれるわ!たくもう、というかデジタルもチーム持ち?マジかよ。せっかく楽しい休暇送っているのに爆弾投下すんなこのいつまでもクソガキ理事長!」


マーキュ「本当にあの理事長嫌なんですね。

貴方こっちに来て、ほらよーしよし」


私は夫を抱き寄せて頭を撫でてあげました。

そしたら、


陽太「ぎふぎふ!ふぃきでふぃはいはら(ギブギブ、息出来ないから)!」


マーキュ「あ、ごめんなさい、大丈夫?」


陽太「いいよ、大丈夫だよ俺は何とも無いから、にしても柔らかかったなあ」


マーキュ「……えっち」


陽太「いや違……くないな」


マーキュ「……クスクス。」

陽太「あー笑ったなー!」

二人「「ハハハハハ………」」


その時ゆっくりとリビングの扉が開いた


娘達「「ママ、パパうるさい」」


わお息ぴったり


〜⏰〜

3日目

夫はとりあえず今日理事長や他のトレーナーに昨日の発表について聞いてみる事にしました。

私は基本夫のサポートをしています。娘達は基本幼稚園です。

明日は土曜日休みですが、理事長のせいで帰るのが夜の12時位らしいです。流石に夜の遊びは断念しました。

〜⏰〜

4日目、びっくらドンキー前


今日はデジタルさんと駅前のびっくらドンキーで待ち合わせ。

娘達は夫に預けて来ている

早く来ちゃったとりあえず、ここで待ってよっと。


5分後

デジタル「すみません!ギリギリで!理事長のせいで仕事が昨日いきなり増えて…」


………え、誰?この可愛い人


デジタル「あたし、アグネスデジタルですよ!まさか可愛いなんて、嬉しすぎます〜」


あっ先輩だ間違いない


マーキュ「いや、前会った時と雰囲気が全然違って、前は可愛い系の服だと思えば、今日は最近の流行を踏まえて自分なりにアレンジした服装を選ぶから……」


デジタル「びょ!結構詳しいんですね!」


マーキュ「じゃ、ここじゃ周りの人に注目されるかもしれないので早く中に入りましょう」


私達はびっくらドンキーの店内に入り店員さんに席を案内してもらいました。


へーここも注文する時UMAPad使うようになったんだ。

私はこの季節限定のハンバーグにしよっと。


デジタル「色々ありますね、マーキュリーさん、どれが美味しいか知ってますか?」


マーキュ「えーと、びっくらドンキー初めて来た人だったらチーズバーグディッシュがいいと思うよ。あと最近カリフラワーライスも出来たらしいよ」


デジタル「ありがとうございます!」


先輩も頼んだらしい。


マーキュ「これでいいですか?」


デジタル「OKですよ、マーキュリー殿」


マーキュ「注文完了っと、」


デジタル「あのーこういう場って何話せばいいでしょうか。」


マーキュ「夫にどれくらい愛されているかとかですかね?」


デジタル「いきなり最初から結構すごい話振ってきますね……意外です。えと、最近の私達は実は、毎晩やっていてちょっと疲れ気味なのです。毎晩鳴かされてます。」


想像以上にラブラブだった

てか毎日ヤッてるんだ


マーキュ「私も似たようなものです。毎晩はやってませんが。ところで、この前、デジタルさんって何やっているのかなぁって調べてみたら経歴がとんでもなくて、普段どうやって過ごしているんですか?」


デジタル「うーん基本はトレーナー業ですかね。漫画とか小説とかは完全に趣味です。まぁ相方の存在も大きいですが」


マーキュ「マジですか。漫画とか小説とかはいつからですか」


デジタル「それに関しては学生時代からやってきた事ですよ、覚えてますかマーキュリーさんにあげたあの本。」


マーキュ「今でも大切に保管してます!あれたしか……どぼめじろうさんの合作でしたよね」


デジタル「6年前と4年前、マーキュリーさんに許可を貰っていった事覚えていますか?」


マーキュ「………そんな事あったような?」


デジタル「覚えて無いんですか?私映画作ったんです。実はあれマーキュリーさんの話なんです。大丈夫です完全にプライバシーは保護されてます。その漫画がとある敏腕編集者の目に止まって凄い人気が出たんです。そして更にそれが何経由で伝わったのか知らないんですけど、フランス王手映画制作会社の方からその映画を作らないかと言われて私が監督として頑張らせて頂きました!」


マーキュ「そしたらウマデミー賞とっちゃったと………、本当に先輩は戦う場所を選びませんね。あと最近身に覚えのないお金が入っているのは……そのせいだったんですね。あと私ってそんな人気だったんですか?」


デジタル「えっ、知らなかったんですか?」


マーキュ「はい………」


デジタル「そういえば、マーキュさんは今何やっているんですか?」


マーキュ「私は……基本的には夫のサポート……かな、後たまにG1レースの解説するぐらいかなぁ」


あっハンバーグ来た。初めて食べるガリバーバーグディッシュどれくらい大きいんだろう?


(知らない人は○っくりドンキーのガリバーバーグディッシュで調べて下さい)


結構大きいな


デジタル「はえーあたしだったら食べきれないほどでっかいですねー。」


???「これがあのガリバーソフトなんですね!夫の目を盗んで来た甲斐がありましたわ!まず、写真を撮ってから………!」

???「そこかマックちゃん!次の映画の撮影のために減量しているのに今食ったら今までの努力が全てが水の泡だろ!俺もこれなら同じ量と味でカロリー落とした物作れるからそれていいだろ!」

???「いやですわ!これはここで注文して食べるから美味しいのです。」

???「問答無用!」

???「きゃっ!離して下さいまし!」

???「本当にすみません、店員さん、よしっ!会計は済ませたからな!さぁいくぞマックちゃん」

???「よよよ………」


なんか今何メジロ家とかいう所出身の最高傑作さんとその人を担当していた夫が私達の隣を通った気がする。

……あ、デジタルさん大丈夫?良かった爆発しなくて、けど石にはなってる。

起きて起きて


デジタル「はっ、今尊い何かを見たはずなのに思い出せない!」


マーキュ「思い出さないで、また先輩尊死するから。」


私達は談笑しながらご飯を食べたあと、少し近場の公園で散歩することにしました。


マーキュ「ところで先輩からトレーナーとして私の夫はどう感じるんですか?」


デジタル「正直、デジたんからしたらただただ怖いですね、自分の知らない手で毎回勝ってきますから、予想外のなんですよ毎回。あたしなんか、キタサンブラックちゃんがリーダーとして頑張って成績残しているからここまで来れただけで」


マーキュ「そんな事ないですよ、先輩の実力です。これからも応援してます。あ、もうこんな時間、ではまた!」


デジタル「さようなら!」


〜⏰〜

家に帰ったら夫と娘達3人でテレビを見ていた。


マーキュ「ただいま」


陽太「おかえり、マーキュリー、ちょっと3人でこの映画見たんだけどいいね、ウマデミー賞取ったんだって。トレセンでの成長物語!なんか俺らに似て」


マーキュ「あーーーーーーーーー!陽太クン?」


陽太「どうしたの?なんかおこってない?」


マーキュ「まったくもーーー!」


陽太「なんかよく知らないけど、ごめんなさい。あと可愛いです。」


マーキュ「………///、ふんだ。」


娘二人「「ママとパパ、ラブラブだーー」」


「「……….////////」」


4歳なのにもう既にこんな事知ってるの?

私は少し心配になったのだった。(end)






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