アザレア専属給仕兵

アザレア専属給仕兵

センポテ

ここは列強と称される軍事大国が所有する大規模な基地。その中にとても軍事基地だとは思えない高級ホテルの一室のような部屋がある。

「今戻った」

「お疲れ様です」

その豪勢な部屋の主であるアザレアが帰還する、それを出迎えるのはアザレア専属の少年給仕兵だ。軍の要である閃刀姫であるアザレアは出撃回数が多く、多忙なため身の回りの世話をする専属の給仕兵がつけられていた。

「お風呂を入れてありますが、どうしますか?」

「今はいいかな、疲れたから少しベッドで横になるよ」

そう言うとアザレアは軍服姿のままベッドに身を放り投げうつぶせになる。

(ふぅ…… さすがに今回の出撃は疲れたな)

ふかふかのベッドに入り身を休め始めたものの、さすがのアザレアでも長期にわたった今回の出撃の疲労が体にのしかかってくるのを感じていた。そこでアザレアは雑務を行っている少年を見つけると声をかける。

「こっちに来てマッサージをしてくれ」

「わ、分かりました!」

「ああ、背中のほうから頼むよ」

早くしろと言わんばかりの強めの語気で突然語り掛けられた少年は驚きを見せるが素早くアザレアに駆け寄るとマッサージを始める。

少年が黙々とマッサージを行う中他愛もない会話が始まる、今回一緒だった砲撃支援部隊が下手くそだったとか、のろまな歩兵部隊が自分の作戦行動の邪魔だったとか、主に任務に関するアザレアの愚痴ばかりだ。そんな愚痴に少年は相槌をうちつつ、自分以外に対しても変わらないアザレアの人遣いの粗さや高慢さに心の中で苦笑いをする。だがこんなアザレアでも上級将校よりも豪華なこの部屋を与えられる待遇の良さからアザレアの実力と軍における重要さをひしひしと感じ取っていた。

「んっんん、ああ良いよ、その辺だ」

「もっと力を入れて揉んでくれよ、男なんだからもっと力入れられるだろ?」

アザレアがマッサージに対して色々と注文を付ける。このように、人遣いが荒いアザレアだがその被害を一番受けているのは、身の回りの世話で最もアザレアに接する機会の多い少年である。だが空を舞い、敵を華麗に斬り倒していくアザレアに見惚れた少年にとってはコキ使われるというデメリットよりもアザレア間近で接することができるというメリットの前では些細なことであった。

「うんんんっ…… はぁあ… ふぅ……… ん~」

マッサージの効果が現れてきたのか、アザレアが気持ちの良いうめき声を漏らす。マッサージの最中に出たなんてことのないうめき声だったが、軍服越しに体の感触を感じていた少年にとって不意に聞かされたこの声に色気がこもっているように聞こえ、胸が高鳴っていく。軍服越しに感じたアザレアの身体は筋肉質でありながらも女性的な柔らかさを兼ね備えていた。押したり揉んだりすると手に吸い付くように馴染んでくる魅惑的な身体は性に目覚めたばかりの少年の興奮をこれでもかというほど掻き立てた。そして何より、この状況は少年に軍服の下に潜むアザレアの透き通るような美しい褐色肌に直接触れたことを思い出させるのに十分だった。

「ん? どうした? まだ終わりなんて一言も言ってないのだから手を止めるなよ」

「はははっ! はい!」

そんなよこしまな心が湧いてくる少年であったが、それを振り払おうとすると手が止まってしまい、マッサージの続きをせかされてしまう。そんな状態で次々と湧いてくる邪念に打ち勝てるはずもなく、軍服越しにアザレアの肌に手を押しこむたびに少年の下腹部は熱を帯びていく。

これではいけないと少年は刺激が強すぎるこの状況を早く終わらせようと手に力を込めようとすると、アザレアの連絡用の通信機器が鳴り響いた。目配せで取れと命令された少年は身を乗り出しながらアザレアの向こう側にある通信機器を取って手渡す。アザレアは画面を一瞥したのち興味がなさそうに傍に置いた。

「装備の点検に関する連絡だった」

「そうですか」

「ああ、それよりももっと大事なことがあったからね」

「??」

そう言うとアザレアは少年の腰に手を伸ばす、その先では今にもはち切れそうなくらい少年のズボンが隆起しており、その原因となった肉棒を鷲掴みにする。

「なななっ! あ!」

マッサージとよこしまな妄想に気を取られていた少年は、今初めて自分の肉棒が怒張していることに気づく。通信機器をとるために身を乗り出した際にアザレアに肉棒が触れたことで、少年に湧きたった欲望を知られてしまったようだ。

「ふーん、君は主人にマッサージしているだけでこんなにそれを固くするほど興奮するのか」

アザレアは嗜虐的な笑みを浮かべながら膨れ上がった少年のそれをさする。その威圧的な詰問に少年はうなだれて黙ることしかできない。実際にアザレアに少年を咎めて怒る気はなく、ただ反応を楽しんでいるということが少年は分かっているのだが、普段の高圧的な振る舞いからどうしても怒られているように感じてしまう。

「マッサージをしているだけで興奮したのかい?それだけでこんなになってしまうなんて随分性欲旺盛だね。」

「……」

「給仕しなくてはならない相手にそんな欲情するなんて失礼極まりないよな?」

「ほら、黙ってないで答えないと、この生意気な玉を潰しちゃうぞ?」

そう言うと、肉棒をさすっていた手で少年の欲望まみれの玉を軽く握る。握られる感触が与えるかすかな痛みとむずがゆいかすかな快楽に身を震わせる。

「す すみません、少し興奮してました…」

「少しなの? これで?」

「い いえ、かなり興奮しました」

「なんで興奮してたの?」

「その… マッサージの感触が…」

「マッサージしたくらいで、そんなに興奮されていたら困るなあ。そんなんじゃ給仕任務がまともにできないじゃないか」

アザレアは少年の晒す痴態に呆れるがそこにはわずかに笑みが浮かんでいる。

「給仕もまともにできないなんてとんだ役立たずだね。役に立たないなら給仕係を変えてもらわないと」

「そ、そんなっ!」

今までアザレアの詰問におどおどと答えていた少年もこの発言には焦りを見せる。アザレアに惚れ込んでいる少年にとってこの夢見心地な時間を失うのはあまりにも惜しかった。その様子を見てアザレアが少し考え込むと

「じゃあ、君でも唯一役に立てそうな仕事を任せよう」

そう言ったアザレアは少年の腕をつかむと一気に自分の傍に引き寄せる。閃刀姫になるためのクローンとして生まれたアザレアは常人よりはるかに身体能力が高い、そんなアザレアに少年はなすすべもなく組み伏せられて馬乗りにされてしまう。

「なっ! なにを!」

「君の中で唯一役に立つのはこれだけだろ?」

そう言うとアザレアはズボンに手をかけると一気に引きずりはがす。ズボンを脱がすとそこにははち切れんばかりに怒張した肉棒がそびえ立っていた。その光景を眺めるアザレアの顔は少しゆるんでおり、任務から帰ってきたばかりの火照った体で少年の膨らみに触れながら言葉責めをしていたことで完全にスイッチが入ってしまっているようだ。

「給仕の任務はできないけど、ここだけはいいものを持ってるよね。立派な給仕係にはなれないけど立派な性欲処理係にはなれるんじゃないか?」

馬乗りになったアザレアがタイツを脱ぐと美しい褐色肌があらわになる。その肌に肉棒が触れると少年はこれから起こるかもしれない出来事を想像してつばを飲み込む。アザレアが肉棒にばかり注目して少年のことをあまり気にかけていないことに少しがっかりしたものの、たぎる性欲には打ち勝てず無意識のうちにアザレアの太ももに手をかけてさすり始めた。一方でアザレアも手で肉棒の状態を確かめながら感触を味わっていた。

「ん、硬さも十分だね。ちゃんとボクを満足させるまで頑張ってくれよ」

まだ性に目覚め始めたばかりの少年であるが、すでに肉棒の大きさは大人と遜色ないほどだ。軍にいる同年代の少年に見られた際この大きさをからかわれ恥ずかしかったもあったが、アザレアに自分の男の象徴を認められると少し誇らしげな気分になっていた。

「さて、そろそろ始めさせてもらおうかな」

そんな少年を横目にアザレアが自身の秘所に少年の肉棒をあてがい、一気に腰を落として肉棒をくわえこむ。

「んっ! ふぅ…」

「うっ! あっ!」

「情けない声を出すじゃないか、そんなに気持ち良いかい?」

肉棒が膣に挟まれる快感で少年は悦楽の声をあげる。アザレアの肉壺は肉棒を膣壁のひだで包み込み、鍛えられた体で締めつけてくる。そんな肉壺にしごかれた瞬間少年の体の奥から快感が走りぬけ、肉棒はすでに暴発寸前になっていた。そんな中アザレアはそのまま何度も膣壁をうねらせぎゅうぎゅう締め付けながら肉棒の形を味わっている。膣壁の動きだけで果てそうになってしまう少年であったが、ここで果ててしまってはアザレアにがっかりされてしまうので湧き上がってくる射精感を必死に抑えている。

「君のこれも、その情けない表情もなかなか良いぞ」

そう言うとアザレアが腰をゆるりと上下に動かし始める。

「ん、ぁはあ」

パンと肉がぶつかる音が鳴り響く。少年はストロークがもたらす快感に抵抗するが強烈に締め付けてくるアザレアのものにかなうはずもなく、アザレアの膣内に欲望を吐き出すために肉棒がふくらみはじめる。

「うっ! あっ! あっ! 出ます!」

我慢もむなしく限界に達した肉棒は一気にはじけ、アザレアの膣内に我慢を重ねた濃厚な精液を吐き出した。アザレアはそんな失態をさらす少年を眺めながら脈打つ肉棒の感触を楽しんでいる。

「ふふっ、まさかと思ったけど、本当に数回こすっただけでイってしまうとはね」

「す、すみません…」

あまりにあっけなく終わるという男として不甲斐ない結果に終わったことに打ちのめされる少年であったが、アザレアは自分のモノで少年があっという間に果ててしまったことで上機嫌なようだ。

「んぅっ ん」

絶頂を迎えて少し萎びた肉棒を抜き出すと、ゼリー状の濃厚な精液がどろりと垂れてくる。

「ふむ、ちゃんと言われた通り、ボクがいない間は出すのをちゃんと我慢してたようだね」

アザレアは秘所から漏れ出した精液を手でふき取って確かめる。少年はアザレアの性処理をきちんとできるようアザレア不在の間はどんな形であれ射精するのを禁止されていた。

「こんな濃いのを出せるなら今日はまだまだ楽しめそうだね」

アザレアは手につけた精液をなめとると上半身に残った軍服を脱ぎ捨てる。勢いよく脱ぎ捨てられた軍服の下から美しい形をした乳房がプルンと揺れながら現れ、その妖艶な姿に少年の肉棒は徐々に硬さを取り戻し始める。

「ふふ、そんなにこの胸が好きかい?硬くなったおちんちんに免じて触らせてあげるよ」

「は… はい…」

突然の許可に少年はアザレアの乳房に恐る恐る手をそえる。アザレアの乳房は張りもよく年齢の割に立派に発育している。そんな張りの良い乳房を揉みくだすとアザレアの性格のように食い込んだ指先を跳ね返してくる、その感触を堪能しつつ力をこめるとその張りの下から女性を象徴するようなふかふかな手触りの乳房が現れる。

「んっ! うっんっ!」

(随分夢中だな…)

乳房が大きく形を変えると、アザレアが色めきだった声を漏らす。少年は女性的な柔らかさを持つ乳房とアザレアのギャップに少し戸惑いながらも、それに気づかぬまま乳房の感触を味わうのにだんだんとのめりこんでいく。

「ほら、今回はここまでだ」

アザレアは胸に夢中になる少年を引きはがす。胸を愛撫されているうち我慢ができなくなってしまったようで、腰をわずかにくねらせたこっそり肉棒に割れ目を擦りつけていた。そこに愛液とともに垂れてきた精液がかき混ぜられることで褐色の割れ目を白く染め上げている。

「それじゃあ続きをしようか… んっ! んんっ!」

アザレアは後ろに手をつき大きく股を開いた態勢をとるとガチガチになった肉棒を再び秘所に導く。一度達して感覚が鈍くなっていたが、肉棒がうねる膣壁に包まれるとあっという間に少年に快感がもたらされる。

「ん…んっ! はぁ んんっ!」 パンパンパンパン

アザレアが大きく体を上下に動かす、少年も一度欲望を吐き出したおかげで先ほどのように暴発することなくアザレアにあわせて肉棒を突き上げていた。

「ああぁ! いいぞ、そこがいい…もっと突いてくれ」

アザレアの言われた通りに腰を動かす。少年の腰にアザレアの尻が打ち付けられるたび豊満な乳房がぶるんと揺れる。先ほどは軍服に隠れて見えなかったふくらみが揺れる光景を見て、少年の息が荒くなっていく。

「んっ! んっ! あぁ! いい!」

そんな少年に対してアザレアは妖艶な声をあげるもまだまだ余裕があり、膣壁に様々な角度で肉棒を押し付けながら快感を味わっていた。

「ふっ! ふっ! ふっ! はああん」

ピストンするたび先ほど出した精液と愛液がグチュグチュと混ざりあい白く泡立つ。アザレアの快感で火照った体に流れた汗は美しい褐色肌が艶っぽく煌めかせていた。

「はっ! はっ! はっ! はっ! はっ!」

アザレアの激しい腰使いによりだんだんと少年の体の奥から快感が昇りつめる。アザレアは肉棒の形をもっと味わおうと肉棒を締めつけるが、それがとどめとなり少年の肉棒が精を吐き出そうと脈打ちを始めた。

「うっ! あっ! うっ! 出ますっ!」

「はぁっ はぁぁぁぁ…」

(いいところだったのに、もう終わりか…)

少年が二回目の絶頂を迎え、ドクドクと精液を膣内に注ぎ込む。アザレアは火照った体で膣内に放たれた精液を感じていた。

少年は精を吐き出した余韻に体を震えさせていたが。アザレアは盛り上がってきたところで中断してしまったことが不満なようで、早く勃たせろとせかすように膣壁をうねらせる。そんな努力もむなしく強烈なうねりで萎び始めた肉棒は精液とともにぬるりと柔肉から押し出され、糸を引いてぺたんと崩れ落ちる。

「ほら、次やるから早く勃たせてよ」

「すいません、でも二回も出したばかりで…」

「いいから、早く勃たせないと役立たずのこれ切っちゃうよ」

アザレアは格納されている閃刀を取り出すと平地で肉棒をぺちぺちと叩く。巨大な戦艦をも切り裂くアザレアの閃刀なら少年の肉棒など豆腐より柔らかく切れてしまうだろう。実際にアザレアにそんなつもりがないことは、少年も頭ではそのことを分かっていた。だが続きを求めるアザレアの迫力はそんな考えを頭の中から追い出し、急いで勃たせようと手で刺激を加え始める。だが戦場で一騎当千の活躍を見せる閃刀をそえられる状況では緊張のあまりなかなか復活できないでいた。そんな光景にアザレアは大きくため息をつき

「ほら、サービスしてあげるから頑張りな」

そう言うと腰を前後に動かし柔らかくなった割れ目と太ももで擦り始める。すでに精液と愛液が潤滑油となっているヌルヌルとした滑りの中に肉棒が包まれる。さらに少年のほうに体を下ろすと、少年の顔を豊満な胸で包み込み、擦り始める。

(うわっ! 柔らかい…)  スゥーーー

突然目の前が乳房で覆われた少年は呼吸のタイミングが合わず顔をうずめたまま深呼吸してしまう。胸の中は性交で噴出した汗と濃厚な雌の匂いが満ちており、それを思いっきり吸い込んだ少年の肉棒は一気に硬さを取り戻し始めていた。

「アハハ! 自分でいじるより匂いを嗅いだほうがこんなに大きくなるのか」

アザレアは体を起こすと、結果的に胸の中で深呼吸したことで挿入の準備が整った少年を嘲笑う。アザレアは恥丘で肉棒の硬さを確認すると

「ボクにこんなことさせたんだから、今度はちゃんと満足させなよ」

「んんんんっ! ああっ! はあん! 」

アザレアの秘所は本日三度目の肉棒を迎え入れる。中途半端に終わった続きを求めるかのように、アザレアは激しく腰を振って乱れ、膣壁は肉棒を離さないとばかりに締め付けてくる。アザレアの快感に呼応するように、少年の腹筋についたアザレアの手からかかる力がどんどん増していく。

「はああん! はあん! ああ! ああ! イイ!」パンッ パンッ 

「ふっ! ああん! いいぞ! そこ!」パンッ パンッ 

肉棒を貪るアザレアに負けじと少年も下から腰を突き上げ、結合部がグチュグチュと音をたてる。アザレアが腰を振り肉と肉がぶつかるたびに、普段の凛々しく険しい顔が崩れ快楽に染まっていく。

(ふふっ、結構頑張るじゃないか)

三回目でも衰えぬ少年の性欲に満足したアザレアは自身の胸をいじりだす。今まで上下の動きになされるがまま揺れていた乳房はアザレアの手によって自由に形を変える。その淫靡な光景に肉棒はしっかりと反応していた。

「ほら! もっと頑張りなよ、頑張れば給仕係失格でも性欲処理係としては置いといてあげるよ」

「うっ! はい!」

興奮するアザレアはさらなる突き上げを要求する。アザレアが求めているのは体だけであることが心苦しい少年であったがそれでも要求にこたえようと懸命に腰を動かす。その思いが通じたのかは分からないがアザレアの唇から出る熱い吐息の感覚がどんどん狭くなっていった。。

「んっ! あああっんっ! ああん! ああ! はああっ! はあああんっ! イク! イク!」

「はあ… はあ… 僕もイキそうです! 出る!」

アザレアは大きく背をのけぞらせ、膣壁は子種を搾り取ろうと激しくうねり始める。激しいピストンで限界だった少年もそんな今日一番の締め付けには堪えられずに膣内にドクドクと精液を解き放った。アザレアは体を痙攣させながら、なされるがままに少年が精を吐き出す姿を見下ろし悦に浸っている。

「…君のおちんちん良かったよ」

アザレアが少年に顔を近づけて耳元でささやく。絶頂後の脱力感の中で色っぽいささやきに有頂天になる少年であったが、その後に他は半人前だけどねと付け加えられてうなだれてしまう。

「さて、そろそろ次できるよね?」

あっという間に息を整えたアザレアは顔を近づけたまま体を密着させ次の行為を催促する。まだ息が荒く疲労が取れていない少年であったが、アザレアの普段の姿から考えられない妖艶な姿と密着するしっとりした肌に吸い込まれるように次の行為に励み始めた。

 

 

 

 

パンッ パンッ パンッ パンッ

部屋に肉と肉がぶつかりあう音が響く。何度交わってもアザレアの性欲はおさまることがなく、腰を振って肉棒を貪り続けている。少年の思春期特有の有り余る性欲をもってしてもアザレアの相手をし続けるのは容易ではなく、徐々に肉棒の感覚が麻痺し、萎び始める。

「はぁ はぁ はぁ くうっん! ああん!」 ヌルッ

アザレアの身体が激しく跳ねた瞬間、膣内の肉棒の感触が消える。ふと下を見ると力尽きた肉棒は硬さを維持できなくなり秘所からぬるっと飛び出ていた。そんな失態に少年は謝罪をする元気もなく息を荒くして申し訳なさそうにその光景を眺めている。しかしアザレアはそんな少年を叱責することはなく萎びた肉棒に近寄る。

「世話が焼けるな」

ボソッと一言だけ呟くと、豊満な胸が肉棒を挟むこんだ。

「っぁ!」

柔らかく温かい感触が肉棒を包むと少年は声にならない声を上げる。アザレアは胸に埋もれた肉棒に唾液をたらし、肉棒を胸でグチュグチュと激しく擦り上げる。

(早く勃たせなよ…)

シーンとした部屋に乳房と肉棒が擦れ合う音が響く。アザレアは肉棒を勃たせることにしか興味がないのか無言で肉棒をしごき続ける。

アザレアの性格からしてまず行わることのない献身的な奉仕行為に心奪われる少年であったが、アザレアはそんな様子も気にかけずに勃起させるためパイズリで肉棒を刺激することに夢中になっている。そんな淫靡な奉仕行為は尽きかけていた少年の性欲に再び火をつけ、胸の中で肉棒はみるみる硬さを取り戻し谷間から我慢汁が滴る亀頭が顔を出す。その様子にアザレアは軽く笑みを浮かべながら胸を使って肉棒の感触を堪能している。

「ふっ ふっ ふっ」

アザレアが胸で肉棒を味わうたびに手に挟まれた胸が自在に形を変え、少年の肉棒に熱が集まっていった。

「アツアツなおちんちんだね、胸がやけどしそうだよ」

熱い肉棒がパイズリに没頭するアザレアの意識がそらした。

(ふふ、情けない顔…)

肉棒はすでに挿入可能なほどに硬さを取り戻していたが、アザレアは少年の反応を楽しんでいるのか胸で肉棒を責め続ける。責めが激しくなると胸をつかむ指の食い込みが深くなっていく。少年の息が荒くなり、顔が紅潮していく様子を眺めていたアザレアが手を止める。

「次は、どうして欲しい?」

肉棒を胸で緩やかに包んだままアザレアが問いかける。少年は肩で息をする中、なんとかして声を吐き出すように答える。

「あ… アザレアさんの中に入れさせてもらって気持ち良くして欲しいです…」

「いいよ、入れさせてあげるんだからまだ頑張りなよ」

あくまで性欲処理として少年を使っているのはアザレアのほうだが、アザレアはあくまで体を使わせてあげるという体裁で、主導権を握った立場でいるために少年に懇願させる。

(あたる位置を変えてみるか)

肉棒の感触を変えるためアザレアが後ろ向きになると、鍛えられた肉付きの良い尻を少年に突き出して挿入の態勢をとった。突き出された臀部からははっきりと見えるほどの近さでアナルが顔を出し、褐色の尻肉が淫靡に揺れている。

(ハァ ハァ ハァ)

そんな光景に魅入られた少年がいざ挿入へと構えているアザレアの尻肉に手を伸ばすと褐色の桃尻に指が食い込む。

「勝手にボクのお尻に触るなんて生意気だな」

その感触に気づいたアザレアは振り向いて無断で手を伸ばした少年を一瞥すると、その手を振り切るように勢いよく腰を落とした。

「うっ!」

「んんっっ んっ! はあぁ」

一気に肉棒が膣壁に包まれる感覚に少年は悦楽の声を漏らし。アザレアは膣内が肉棒で満たされた感覚を堪能する。

「んはあんっ! ああん! まだっ… ふぅ 手を離さないんだな んっ! そんなに触っていたいなら 触らせてあげるよ」

アザレアの動きに合わせるように少年は手を尻に合わせて愛撫をする。そんな少年のつたない愛撫が気に入ったのかアザレアの腰の動きも少年の手の動きに合わさり始めていた。アザレアの引き締まった腰回りがしなると尻肉が波打つ

「はぁ はぁ っんん! おちんちん違うとこに当たってるっ! あっあぁっ! もっとくれっ! ああっあん!」

二人の熱い吐息が充満する部屋にアザレアの喘ぎ声が響き、一心不乱に腰を振るアザレアの動きに熱がこもっていく。すでに何度も精を吐き出した少年の肉棒には痛みが走っているがアザレアの激しい腰の動きによって痛みが快楽に上書きされる。

「あああん! イキそうだ はぁん! もっと突いて! あぁっ!あぁっあぁっあぁっ! ああああんあああぁっっっっ!」

「はぁ… はぁ…」

絶頂を迎えようと激しく腰を打ち付けるアザレアのために少年は疲労困憊で重くなった腰を必死に動かす。二人の重ね合わさった動きで少年の肉棒も精液を吐き出すために脈動を始めた。

「イク! イク! あぁああああぁああん! はぁあああん あぁぁっあん! あぁああ…」

軽快に動いていたアザレアの身体がこわばると体と膣壁が激しく痙攣し肉棒を激しく締め付ける。それと同時に少年も絶頂を迎え、肉棒がアザレアの膣内に精液を注ぎ込まんと激しく脈打つが既に何度も搾り取られた肉棒からはサラサラした透明な精液がちょろっと出るのみであった。肉棒を引き抜くとサラサラな精液が割れ目からわずかに漏れ落ちる。

「情けないなあ、ボクの体を使ってこれしか出ないなんて」

中出しの感覚が乏しい射精にアザレアは不満を漏らすが、そんな不条理なアザレアのわがままにも少年は申し訳なさそうな顔をして体を縮こまらせていた。

「まあいいや、ボクはまだ満足してないから頑張ってもらうよ」

死線をかいくぐったことで高まっているアザレアの性欲が尽きるのはまだ先のようだ。

 

 

 

 

「あんぁつ! はぁ はぁ はぁ っああん!」 パン パン パン

アザレアと少年がまぐわい始めてからすでに8時間は経過していた、アザレアはその間ずっと少年の上にまたがり腰を振り続けている。アザレアに馬乗りにされているだけなのに疲労困憊な少年に対して、未だに力強い腰使いが続いているのはアザレアが戦闘のために調整されて生まれたクローンであることの賜物であった。

少年にとって密かに慕っているアザレアの相手をするこの時間は至福の時ではあるが、年頃の持て余した性欲をもってしても常人とは比べ物にならない体力を持つアザレアの相手をするのは荷が重い。

「んんっ! んん! ん! はぁ あぁっ はあああん!」 パン パン パン

ピストンが繰り返されるたび感覚が鈍くなった肉棒にわずかな快感と痛みが走る。腰回りには鈍痛が広がり、疲労によってアザレアの動きに合わせて肉棒を突き上げることも困難になっていたが、アザレアを満足させるため、意識朦朧とする中下半身に力を込めて肉棒の硬さを保とうとしている。

「んっあはっん… おちんちんっ… あぁっ! の感触もっと欲しいぃ…」

肉棒が少し柔らかくなり始めたためかもっと感触を味わおうとアザレアの動きが激しくなる。その激しい動きでアザレアの前髪が揺れると見え隠れする右目は恍惚としており、普段軍の中で見せる険しい表情から程遠いだらけきった顔はアザレアの性欲が満たされるのが近いことを物語っていた。

「ふぅ はぁ あああああっっんん! イキそうっ!♡ あっ! あっ!ああっんっ!ナカがっ! んっあんぃ! イイっ!♡ んんあんあんんっっっ!! あああああああああっっ!!!♡♡♡」

今日一番の嬌声があがり、子宮が精液を受け止める準備を始める。噴き出した汗がアザレアの褐色肌を艶やかに煌めかせている。

普段の振る舞いからは想像できないような乱れ方と強烈な膣壁の締まりがぼんやりとしていた少年の意識を覚醒させる。肉棒の痛みは快楽にかき消され、さらなる快楽を求めて腰が浮かび上がる。

杭を打ちつけるように強くアザレアが尻をたたきつけた瞬間、体に電流が流れたかのようにアザレアは嬌声を上げて絶頂した。

「はああんっ! イキそう! あっ!♡ あっ!♡ あっ!♡ あっああっあああ! ああんんっあああ! ああっっっあああああっ! イクぅ!♡♡♡♡」

「うっ! ああああ…」

同時に絶頂を迎えた少年の視界が激しく明滅する。アザレアの痴態と性器がもたらす快楽は少年の残り僅かな体力を肉棒へと送り込み、アザレアを孕ませるために子宮に精液を吐き出そうと激しく痛むほど脈打つ。しかし度重なる性交で完全に精液を搾り取られた肉棒はいくら収縮しようとも精液を注ぎ込むことはかなわず、全ての体力を使い果たした少年は眠るように気を失った。

一方でアザレアは身体を痙攣させ、肉棒が引き抜かれた後からは精液が混ざり合った愛液が何度も噴き出している。

「はぁ… はぁ… はぁ… はぁ… はぁ…」

身体を駆け巡る快楽が引いていくと体の力が抜けアザレアは少年のほうへと満足げに倒れ込む。そのまま息を整えているうちに快楽に支配された思考がクリアになっていく。意識が鮮明になる中で自分が少年に対して抱きつくような恰好で倒れ込んでいることに気づく。

(うっ!……)

らしからぬ姿を見られてしまったかと思ったアザレアはハッと体を起こし少年の様子を伺うが少年は性交に疲れ果てて意識を失ったままなのを見て安堵の表情を浮かべる。そんな姿よりも恥ずかしい快楽に溺れる姿を見られているのだが、アザレアはそのことに気づいてはいないようだ。

「風呂に入って汚れを流すか」

後回しにしてセックスに夢中になっている間にすっかり冷めてしまっただろう風呂を温めさせるため少年を起こそうとすると連絡用の端末からけたたましい呼び出し音が鳴る。この音は緊急出動の呼び出しだ。

「まったく、ボクがいなきゃ何もできないのか」

任務から帰ってきて半日もたたないうちの出撃命令だが、アザレアにとってこのようなことは日常茶飯事である。身体にこびりついた体液をぬぐう間も与えられないまま、軍服に着替えると全裸のまま眠りについている少年に布団をかけて部屋を出る。

圧倒的戦力であり、高級士官以上の待遇を与えられているアザレアだが、軍のために生み出されたクローンであるという出自から軍の中での地位は低い。クローンであるアザレアは軍にとっては最悪失っても効く存在であり、圧倒的な強さと作戦成功率を誇っているため、通常戦力の消耗を避けようとありとあらゆる局面で運用できる便利な戦力として酷使されているからだ。どんな危険な作戦であっても休みもなく文句も言わずに出撃させられ続けているアザレアはまさに奴隷としか言いようがない状態である。ただの一兵卒よりもひどい扱いを受けている光景は多くの兵士にアザレアという存在を軽んじさせるには十分であった。しかし、こき使われることに不満を持ち反抗しようものなら、生まれながらにして埋め込まれたマイクロマシンが激痛を与え、アザレアの自由意志を奪う。アザレア自身も自分に意志を持つのが許されていないことを十分に自覚しているため、このような急な呼び出しにも文句をつけることはしない。アザレアは軍に絶対服従、軍は酷使するものの大事な戦力であるため表面上は待遇を良くして丁重に扱う、そんな歪で繊細な関係の上にアザレアという人間は存在を許されていた。もしそのバランスが崩れたら、その力を恐れられるアザレアはマイクロマシンの激痛によって嬲り殺しにされてしまうだろう。

ブリーフィングルームに向かって廊下を小走りするアザレアを見た通りすがりの兵士たちがまたかと薄ら笑いを浴びせる。戦いもしない安全圏でこのようなことをする者たちが甚だ不快であったが呼び出しに遅れぬためにそれを振り払って先を急ぐ。そんな刹那に部屋を出る際に見た少年の寝顔を思い出す。今この軍の中でアザレアのことを一つの人格として尊重してくれているのは彼くらいかもしれない。非常に繊細な立場にいるアザレアに対して友好的に接してくれている貴重な人間だ。そんなことを考えていると、彼を自由に使える性処理要員としてしか見ていないことに少し罪悪感が芽生え始める。

(他人と分かりあいたいだなんて… らしくないな…)

少年に性処理させるのを控えようかとも考えるが、結局のところ自分は少年が困った顔をしながら快楽に溺れている姿が好きで、それを見たらまた自分は我慢できなくなって少年を犯してしまうのだろうと思い至る。

(ボクが人と仲良くなるなんて到底無理か…)

自分の中に発生した未知なる感情を押し込めてアザレアは次の戦場へと向かうのだった。

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