アオイちゃん敗北記:お口で頑張ろう編
題材的に当然のことすぎて注意書き忘れてました!【R-18】です!気をつけてください!
言葉が甘めのベッドヤクザペパーとよわよわ故に喉でも気持ちよくなれる才能があるアオイちゃんの合意イラマチオ
解剖学的なことは一旦忘れてくださいポケモン世界の人は頑丈なんです
あと一瞬儚い程度にアオイ優位があるので一応注意
ペパーとの夜の勝負で毎日のように敗北を喫していたアオイは、飽くなき勉強と試行錯誤の果てに口での奉仕に活路を見出していた。
挿れられたが最後気持ちいいことしか考えられなくなってしまうのなら、前戯の段階でまず積極的に上を取ればいいのである。
この作戦はひとまず功を奏し、何回かに一回はアオイが主導権を握れる束の間の時間が生まれていた。
残りの多くはペパーに先を越され奉仕する間もなくぐちゃどろに蕩かされているので、この回数を減らすことが当面の課題ではある。
今日は首尾よく先手を取り、ペパーの投げ出された脚に覆いかぶさるようにして「それ」と対面することに成功した。
「……あんままじまじ見んなって」
こういうことをするときにいつもとは少し雰囲気が変わるペパーだけど、照れるときの顔はあんまり変わらないんだよね、とぼんやり考えながらアオイはまだくたりとしたそれにゆっくりと顔を近づける。
「えっちな匂いがする……」
「ちゃんと洗って、っけど……!」
焦ったような言葉はアオイが肉棒を食んだことで一瞬止まる。
ちうちうと先端を吸って、手でやさしくしごきあげればただでさえ立派なペパーの逸物がむくむくと大きくなるのがわかった。
(こんなにおっきいのがお腹の中に入っちゃうんだなぁ)
これに満たされることを考えただけできゅうきゅうとお腹が切なくなってくる。しばらくは我慢我慢、とアオイは自分に言い聞かせた。
大きく膨らんだそれに口付けを落としながら少しくびれた部分をカリカリと刺激する。手の中のものが脈打ち、待ちきれないとばかりに涎を垂らす。
それを舐め取るようにしながら先端をぱくりと咥えた。
「──は、ぁ、アオイ」
そのまま顔を見上げると少しだけ息を乱したペパーの蕩けるような表情が目に入り、アオイは内心で勝利の予感に震える。
最初の頃は加減を誤って痛がらせてしまったこともあったけれど、今となっては少しは上手くなったんじゃないか。アオイはそんな自惚れた気分でペパーの分身を愛でた。
「アオイが一生懸命オレを悦ばせようとしてくれるのすげー嬉しいんだ」
ペパーの噛みしめるような言葉がアオイの気分をさらに良くさせる。いつの頃からかそっと頭に乗せられるようになった手に優しく撫でられると、性感とはまた違う心地よさがアオイを包み込んだ。
「なぁもっとわがまま言っていいか?」
甘えたような声音に気を良くしたアオイはちゅぽんと一旦唇を離し、「いいよ!」と笑顔で応える。
「まだ何も言ってないだろ、なんでもイエスちゃんめ」
呆れたような物言いでありながらもいつかのツッコミとは比べ物にならない穏やかな様子でくくくと笑ったペパーは、少しだけ言い淀みながらも自分のしたいところを告げた。
曰く、口でする時にペパー自身も動いてみたいと。
アオイは目を瞬かせた。
なんとかペパーを気持ちよくさせたくていろいろ調べているときに出てきた手法の一つに、そんなものがあったような。
いつもは口に含んで舐めるだけのそれを、喉の奥の奥まで受け入れる。女性側は苦しいが、征服欲を満たすためSっ気の強い男性には好まれる、だとか。
「や、ちょっと興味あるなってだけなんだけどさ……」
引け目を感じているらしいペパーの顔をじっと見たアオイは、彼の股間に視線を戻した。
アオイの唾液と先走りでてらてらと光ったペパーの中心は欲望を解放する時を今か今かと待っている。
それを見て喉を鳴らすアオイに、一度出した許可を撤回する選択肢なんてあるはずもなかった。
再度の返事の代わりにいつもよりも大きく口を開けて、歯を当てないように気を付けながら迎え入れる。
「くっ……」
口の中がペパーのものでいっぱいになる。先端からとろとろと溢れてくる汁のしょっぱさがなければ、なんだか深い口付けをしているときみたいだ。
「ん、ん……」
舌を這わせると、頭に添えられた手にぎゅうと力が籠もる。あ、気持ちよかったのかな、と思う間もなくその手がぐいとアオイの頭を軽く押し込んだ。
喉の奥に太いものが入ってくる。反射的に吐きそうになって、ぐぶ、と喉が鳴った。
なんとか吐き気を抑えながら本能的に引き抜こうとすると再び軽く押し込まれる。
ちょっと、苦しい。何度か続けているうちに、喉を使うということの意味を遅ればせながら理解した。
「ホント可愛い。オマエのかわいい顔もっと見たい」
口を大きく開けて、苦しくて、間抜けな顔になっているはずなのに、ペパーの声は心底愛おしげで。そんな声を出されては、もっと応えてあげたくなるのが惚れた弱みというものだろう。
頭を引いて、押し込まれて。また引いて、押し込まれて。引いた瞬間はなんとか鼻で息ができるから、そのコツを掴む努力をした。
ダメなんだけど、と申し訳無さそうに前置きしてペパーは続ける。
「アオイのちょっと苦しそうな顔すげぇドキドキするオレ変態なのかな。ごめんな」
声音とは裏腹に頭を支える手は力強い。
喉の奥を擦られるたびに背中がぞくぞくと震えて、頭が痺れる。ペパーが変態だというのなら、本来こんなことに使うはずではない部分で快感を拾い始めてしまっているアオイだって大概だ。
閉じた足の間から密かに愛液が伝うのを感じて、こんなに大きいものを何度も出し入れしたら喉の形が変わっちゃうんじゃないかとか、今の自分は変な顔じゃないかとか、そんなことばかりが馬鹿になってしまった頭を駆け巡る。
(大丈夫だよって伝えられるサイン、決めておけばよかった)
口が完全に塞がれている状況ではどうしようもない。
せめてもの意志表示としてペパーの足を優しく撫でてみる。ちゃんと伝わったようで、ペパーの声に喜色が混じった。
「アオイは優しくていい子だな」
初めはそっと頭を押すだけだった手はいつしかアオイの頭をしっかりと捉え、我が物のように動かし始めていた。
ぐぶぐぶと空気の混ざる音が頭に直接響いてくらくらする。
遠のきかけた意識で、喉を犯される感覚だけが鋭敏だ。
息ができない、苦しい、気持ちいい、この感覚だけではまだイけない。無意識のうちに腰が揺れて、目ざとく見つけたペパーの優しい声が聞こえた。
「後でいっぱい気持ちよくしてやるからあとちょっとだけ、な?」
怒った相手をなだめすかすような、聞き分けのない子供をあやすような口調。その声に滲む隠しきれない獣欲に、ただでさえ薄くなった理性が飛びそうになる。
「っ、は、もう出そうだ。出していいよな?」
息ができない、口の中を好き勝手に蹂躙されてもう何も考えられない。喉を大きくて太いものが出入りするたびに、意識の外で体全体が痙攣する。
出して、と少しだけねだる気持ちを伝えるように舌をざらりと動かすと、喉の奥の奥まで一気に塞がれて、熱いものが弾けた感覚がした。
精液が喉を直接叩く刺激が心地良い。どろりと伝うそれの感触に身を浸していたところで、喉を占有していたものがずるりと抜けていく。
いきなり入ってきた空気にゲホゲホと咳き込むと、ペパーが労るように背中を撫でてくれた。
「すまんかったな、苦しかっただろ」
「ん、だいじょうぶ……」
体を起こしてペパーにしなだれかかる。
受け止めたペパーは、何かに気付いたようにアオイの脚を撫で上げた。
「あっ……」
度重なる行為ですっかり弱くなった脚を不意に触られたことでアオイから甘い声があがる。ペパーは脚の間を伝う愛液に少しだけ驚いたような顔をして、それからニヤリと彼の相棒そっくりの笑い方をした。
「へへ、すっげーびしょびしょちゃんだな」
アオイは顔が真っ赤になるのを自覚した。
欲を吐き出しきって一度は萎れていたはずのペパーの剛直が、いつの間にか力を取り戻している。
「約束通りいっぱい気持ちよくしてやるからな」
砂糖を煮詰めたようなその声に、アオイは今日もまた食べ尽くされてしまうことを予感するのだった。