アのコの代わりに
なでなでしながら、甘く囁かれちゃう
「あなたは最高の行政官よ…あなたに頼ってから何もかもが上手くいくの…」
嘘つき
本当に頼りたいのはイブキじゃないはずなのに
本当に縋りたいのはイブキじゃないはずなのに
本当に褒めたいのはイブキじゃないはずなのに
なでなでは続けながら、もう片方のおててを回して好き勝手にいってくる
「大好き…ずっとそばにいるから…離れないで…1人にしないで…」
嘘つき
離れたくないのはこの場所で
言いたかった人はイブキじゃなくて
何かあったら遠いところに行っちゃうくせに
イブキでもわかるよ、誰が悪者か
これからどうなるのか
ごめんなさいしなくちゃいけないことだって分かる
でもできないんだ
もう悪い子になっちゃったから
だから
だからさ
嘘つきの悪い子には…嘘つきの悪い子がお似合いだよね
「ありがとう、イブキも大好きだよ」