わたし版王様戦隊Jr.の妄想

わたし版王様戦隊Jr.の妄想


ギラリタJr.

長男

シェル・ハスティー

 17歳。一人称は「僕」。

 リタが29歳(ギラはその2〜3下?)の頃の息子。

 冷静で全く物怖じしない性格、顔は父親に似たが表情が母親に似ている。

 ゴッカン国・国王側近。

 妹のフラシアともどもシュゴッドとの意思の疎通はできないが、当然幼い頃から父がシュゴッドの声を聞くのを目の当たりにして育ったので、まあまあな合理主義な割には疑っていない。

 知識欲が旺盛なタイプだったのでヤンマとジェラミーに懐いていた。おかげで私室が本の山になっている。当然本棚はあるし、なんなら自分専用のちょっとした書庫も用意してもらっていたのだが、ものの2年ほどで早々に書架が埋まりきって私室の床に積まれだした形。

 実は初恋はモルフォーニャ(12歳ぐらいの頃)。このことは妹のフラシアとヒメノとドゥーガさんの3人しか知らない。シェル自身は誰も知らないと思っている。5年ぐらい経った今でも割と好きだが、「でも母さんと同世代なんだよな……」と冷静になっている自分もいる。

 現状ヴァアアアアッ!!癖はないが、シュゴッダムの王位はフラシアに任せて自分はゴッカンの国王(=国際裁判所裁判長)になりたいと思っているため、将来的には嫌でも叫び癖がつくと思われる。

 法あっての平和だと考えているためルールを破る者が大嫌い。世のため人のためであればルールを簡単に超えるフラシアは身内ながらも悩みの種。とはいえ自分の頭が堅い自覚はあるので、フラシアをはじめとした人々の行動から現行法に不備がないか見直す柔軟さを持とうと心がけてもいる。

 母親にすら表情筋が死んでいると言われるクールさだが、他者に対する愛情は非常に深い。フラシアに曰く「仏頂面なだけで誰よりも人が好き」とのこと。ただし感情表現が不得手なのもあり、近しい相手ほど変な砕け方をする傾向も見られる。

 他国の王子や王女との関係は至って良好だが、フレディカとコマルとの三人で行動すると何故か毎度毎度ロクなことにならない。基本的にはフレディカが突っかかるのが悪いのだが、コマルはコマルでいけしゃあしゃあとした態度なので余計に燃え広がってる。ちょっと叫び出したくなった。


 名前はスペイン語でクワガタムシを指す「ciervo volante (シエルボ・ボランテ)」に由来。英語の「shell」と合わせてお堅いイメージを志向。

 キングオージャーの面々に準えて二つ名を設定するなら「黒鉄の王子」。

 リタ似の設定だし、お堅そうな感じで。


 オージャカリバーの後継機オージャレクスカリバーでクワガタオージャー2・0に変身する。見た目はギラのクワガタオージャーと赤黒が反転したもの。胸のプロテクターと肩マントは赤色で据え置き。

 「僕がクワガタでフラシアがパピヨンなのはおかしい。後継になる国から考えたら逆でしょ普通」と散々に文句を垂れ、3日がかりでギラに説得された経緯がある。

 変身口上は「王鎧武装・甲威剣現」。


「法より強く、揺らぐ事無し。悪より黒く、染まる色無し」

「硬く冷たく裁きを下す、絶対零度の凍てつく正義。その矛鋭くその壁厚く、挑みて立てる者は無し」

「“黒鉄の王子”、シェル・ハスティー」

「────今より貴様を、断罪する」


呼び方

 ギラ     →「父さん」「国王(公的な場)」

 リタ     →「母さん」「裁判長(公的な場)」

 フラシア   →「フラシア」「姫(公的な場)」

 ドゥーガ   →「師匠」「ドゥーガ(公的な場)」

 コガネ    →「コガネさん」「コガネ(公的な場)」

 ヤンマ    →「ヤンマさん」

 シオカラ   →「シオカラさん」

 ヒメノ    →「ヒメノさん」「ヒメノ女王(公的な場)」

 セバスチャン →「セバスさん」

 カグラギ   →「カグラギ殿」「殿(公的な場)」「おっさん(疲れてるとき)」

 クロダ    →「クロダ殿」

 スズメ    →「伯母上」

 モルフォーニャ→「モルフォーニャさん」「モルフォーニャ様(公的な場)」

         「モル姉ちゃん(元々はこう呼んでいた。今は照れる)」

 ジェラミー  →「ジェラミーさん」「ジジイ(疲れてるとき)」

 ラクレス   →「伯父上」

 フレディカ  →「フレディカ」

 リベル    →「リベル」

 コマル    →「コマル」

 ウラノス   →「ウラノス」



長女(第二子)

フラシア・ハスティー

 15歳。一人称は「わたし」。

 シュゴッダム王女。

 誰にでも分け隔てなく優しい性格。顔立ちは母親の血が濃いが表情や立ち振る舞いはむしろ父親そっくりで、周囲はちょくちょく呆れたり脳を焼かれたりしている。

 母の英才教育の甲斐あってもっふんが大好き。でも流石にアテレコみたいなことはしない。父や自分たち兄妹がいるからか、母自身ももっふん相手に愚痴を吐く頻度は落ちている。

 幼い頃からヒメノとカグラギ(義理の伯父)にかなり懐いていて、振る舞いや言葉に表れる品格と品性で以って「美しい自分」として在ることを心がけている。

 趣味は国内の視察を名目とした散歩。楽しく公務に当たる術を身につけているのでシェルやリタよりもストレス耐性が高いと思われる。

 初恋もまだだが、幼少期には「シェルと結婚する」と本気で駄々をこねてはリタに「法律上無理だ。諦めろ」とマジレスされていた過去がある。

 比較的徳治主義に近い志向だが、だからといって法を蔑ろにしてはいけないということも一応理解はしている。だがどんなに手を汚しても民を守ることこそが王家の者としての「美しさ」だとし、民を守れない法に意義はないとさえ考えているため、法に殉ずる兄とは微妙にスタンスがズレている。

 シェルがゴッカン国王になりたがっていることを知っているので、シュゴッダムの玉座は自身に預けられることになるだろうとも覚悟はしているが、それはそれとして「ぶっちゃけ王様一人が権力を持つってお互いダルいだけなんじゃ……?」と、地球でいうところの民主主義的な考えも持つ。

 常に柔和な笑みを浮かべているが、シェルに曰く「王族の者として、いつ何時でも笑顔を見せていなければという強迫観念に駆られているようなもの」とのこと。事実フラシアが物心ついてよりのち、笑顔でない彼女を一般の国民は見たことがない。

 他国の王子達との関係は良好だが、特にウラノスと仲がいい様子。


 名前はアラビア語で一羽の蝶を指す「فراشة (farāsha ファラーシャ)」に由来。

 キングオージャーの面々に準えて二つ名を設定するなら「白夜の王女」。

 シェルの「黒鉄」ありきではあるけど、元々いつでも笑顔の設定なので沈まぬ夜の二つ名を。


 オージャカリバーの後継機オージャレクスカリバーでパピヨンオージャー2・0に変身する。見た目はパピヨンオージャーの肩マントが黒く、裏地は赤くなったもの。


「恐れを知らぬが如く不敵に、陰りを知らぬが如く素敵に!」

「五臓六腑を震わせて、七難八苦を笑い飛ばす! 不敵な笑顔と素敵な笑顔、重なり合ったら煌めき無敵!」

「“白夜の王女”、フラシア・ハスティー!」

「────我らの分まで、泣き叫ぶがいい」


呼び方

 ギラ     →「お父さん」「国王(公的な場)」

 リタ     →「お母さん」「裁判長(公的な場)」

 シェル    →「お兄ちゃん」「お兄様(公的な場)」

 ドゥーガ   →「ドゥーガさん」

 コガネ    →「コガネお姉ちゃん」

 ヤンマ    →「ヤンマさん」

 シオカラ   →「シオカラくん」

 ヒメノ    →「ヒメノさま」

 セバスチャン →「セバスちゃん」

 カグラギ   →「殿さま」

 クロダ    →「クロダさん」

 スズメ    →「スズメ伯母様」

 モルフォーニャ→「モルお姉ちゃん」「モルフォーニャさん(公的な場)」

 ジェラミー  →「ジェラミーさん」

 ラクレス   →「ラクレス伯父様」

 フレディカ  →「お義姉ちゃん」

 リベル    →「ベルくん」

 コマル    →「コマルさん」

 ウラノス   →「ウラノスくん」




ヤンヒメJr.

長女(第一子)

フレディカ・ガスト

 17歳。一人称は「アタシ」

 ンコソパ国・王女。兼(自称)新星超ド級ウルトラエンジニア。

 お転婆を通り越して跳ねっ返り。ンコソパイズムを踏襲し、今日も並いる男共を意地とドタマでぶっちぎる女傑。

 見た目はヒメノの血がかなり強く、17歳の現時点でもかなり完成された高水準の美貌を誇る。美しいだけでなく可愛さもあり、そしてその両方が性格と口調でプラスマイナスゼロにされている。

 とはいっても「ヤンマくんよりずっと可愛げがある」とは側近S氏の言であり、後にS氏はヤンマとフレディカの両方にシメられた。

 機械イジリが趣味。だが母親のヒメノや初恋相手のシェルに体や衣服を「油臭い」と言われるのは年頃の女子としてどうしても受け入れ難いので、普段からかなり気を遣ってケアをしている模様。

 10歳の頃、「国民に王女様とか呼ばれんのは性に合わねえ!!」とハチャメチャに嫌がってンコソパ預かりになった。

 そんなこんなで腰を落ち着けたンコソパでは次期総長とか二代目とか呼ばれているようで、こっちにはこっちで「初代がナンボのもんだってんだよ!? ヤキ入れんぞスカポンタヌキ共ォ!」と相も変わらず反発している。

 とはいえ反抗期という反抗期は別に来ておらず、二代目呼びへの反発で言う「初代がナンボのもん」というのも意訳すると「これからンコソパはもっと進化すんだぞ。初代の栄光に縋って現状維持なんて眠てえコト言ってんじゃねえ」となる。ヤンマのことはそれなりに尊敬しているが、彼に相談してもろくな答えが返ってこないこともあると最近何となく分かってきた気がする。

 上でも述べたがシェルが好き。足掛け11年の片想い。そりゃ年頃の女子なら初恋相手に「臭い」と言われたら再起不能になるわ。

 ヒメノに対するヤンマとは違い割と最初からその気持ちを素直に認めてはいたが、他人に突っ込まれると「そんなんじゃねぇーしぃぃぃー!!!???」と叫ぶ。血。

 恋愛相談の相手はヒメノ一択。最初のアドバイス「まずフラシアの方と仲良くして外堀を埋める」はかなり上手くいったようで、フラシアにも既に「お義姉ちゃん」と呼ばれている。

 ……が、シェルの方は全く気付いていない。母親に似て聡明だったはずなのに察しの悪さが父親に似ていた。


 名前はスペイン語でカマキリを指す「predicador (プレディカドール)」に由来。フレデリカっぽくて女の子らしい響きもちょっとアリかも?

 キングオージャーの面々に準えて二つ名を設定するなら「閃電の姫」。


 オージャカリバーの後継機オージャレクスカリバーでトンボオージャー2・0に変身する。見た目はトンボオージャーの色が金(キングクワガタオージャーよりも黄色の色味が強い)を基調にところどころ青色が入ったようになったもの。


「雷光瞬きゃ一騎当千!! 雷鳴轟きゃ一網打尽!! 一顧傾城美しく、一刀両断闇を裂く!」

「活路も刃も閃いて、一切合切ブッちぎる! 戦場駆ける稲妻の名はァ!!」

「“閃電の姫”、フレディカ・ガスト!!」

「────止まって見えんぜ。スカポンタヌキ」


呼び方

 ヤンマ    →「親父」

 ヒメノ    →「お母さん」

 リベル    →「ベル」

 シオカラ   →「シオカラ」

 セバスチャン →「セバス」

 ギラ     →「ギラさん」

 ドゥーガ   →「ドゥーガさん」

 リタ     →「リタさん」

 モルフォーニャ→「サイバンチョー」

 カグラギ   →「カグラギ」

 クロダ    →「クロダさん」

 スズメ    →「スズメさん」

 ジェラミー  →「ジェラミーさん」

 ラクレス   →「ラクレス」

 シェル    →「シェル」

 フラシア   →「フラシア」

 コマル    →「コマ」

 ウラノス   →「ウラノス」



長男(第二子)

リベル・ラン

 14歳。一人称は「ぼく」

 イシャバーナ国・王子。

 顔も声も体格も中性的な見た目で声変わりの兆候は未だゼロ。姉のフレディカには「アタシよりよっぽど可愛いんじゃね? それはそれで全然アリだし自信持っていいぞ」と言われているが微妙にコンプレックス。

 この外見に関してはどっちに似たんだろうかとヤンマもヒメノも首を捻っていて、イシャバーナの一部の国民からは陰で「突然変異の芸術的可愛さ」と呼ばれている。実質的な萌えキャラ。

 何にでも怖がってビビり散らかす臆病な性格。おまけにコミュ障ときており、人と話すときは常にご尊顔を真っ赤にして冷や汗を流している。家族には全くビビらずに自然体で接することもできるようだが、ギラの邪悪の王ムーブを初めて見たときは彼の笑い声の大きさに第一声から泡を吹き、そのまま三分たっぷり気絶した。

 一番怖いのは血であり、本人は「医師にも戦士にもなれないし、なりたくない」と常々こぼしている。

 ヒメノに曰く素質は十分とのことだが、根拠を「私がそうだと言ったらそうなの。何か文句ある?」という酷いゴリ押しで教えてもらえなかった過去を持ち、結局その発言にもリベル自身は半信半疑である。

 フレディカより運動神経がよく体力も意外とあるようで、たまに丸一日一緒に遊ぶとなったらフレディカの心肺が毎回のようにブッちぎられている様子。

 リベルは血が怖いというのは「自分が怪我をするのが怖いからではなく、人が怪我をするのが怖いから」だと、ヒメノ達はみんな気づいている。

 「みんなに健康で幸せでいてほしい」「人々に傷ついてほしくない」。

 恐怖の根源を辿って見つかる二つの願いが、医師と戦士の双方に欠かせない崇高な心だということを、リベルだけが未だ知らないでいる。


 名前はオランダ語でトンボを指す「libel (リベル)」に由来。英語で「反逆する」という意味の「rebel」も合わせて、常にテッペンを目指して上のモンに噛みつき続けたヤンマの息子らしい名前を志向。キャラクター性ともギャップがあるし。

 キングオージャーの面々に準えて二つ名を設定するなら「慈愛の王子」。


 オージャカリバーの後継機オージャレクスカリバーでカマキリオージャー2・0に変身する。見た目はカマキリオージャーの色がターコイズブルー(もしかしたら手術着のイメージなのかもしれない)になったもの。


「恐怖は枷。逃げる我が脚縫い止める。恐怖は友。踏み出す我が背を強く押す」

「敵を討つ剣、民癒すメス。手に取る刃は血に濡れて、命を守る輝き放つ!」

「“慈愛の王子”っ、リベル・ラン!」

「────い、痛かったら……そのっ、音を、上げてくださいっ!!」


呼び方

 ヤンマ    →「お父さん」

 ヒメノ    →「お母さん」

 フレディカ  →「おねえちゃん」

 シオカラ   →「シオカラさん」

 セバスチャン →「セバスさん」

 ギラ     →「ギラさん」

 ドゥーガ   →「ドゥーガさん」

 リタ     →「リタさん」

 モルフォーニャ→「裁判長」

 カグラギ   →「カグラギ殿」

 クロダ    →「クロダさん」

 スズメ    →「スズメさん」

 ジェラミー  →「ジェラミーさん」

 ラクレス   →「ラクレス」

 シェル    →「シェルくん」

 フラシア   →「フラシアちゃん」

 コマル    →「コマルさん」

 ウラノス   →「ウラノスくん」




カグラギJr.

コマル・ディボウスキ

 18歳。一人称は「私」。

 トウフ国・若殿。

 ラクレス・ハスティーとスズメ・ディボウスキの間に生まれた子供。

 父であるラクレスがゴッカンで服役している関係でカグラギに預けられ、以来独身であったカグラギの後継ぎとしてトウフで過ごしている。

 リベルとは違う意味で性別不詳。顔・声・服装・立ち振る舞い、その全てが性別の概念を反復横跳びしているため、両親であるラクレス・スズメ夫妻と養父のカグラギ以外はその性別を知らない。

 話す内容もその口振りも飄々として掴みどころがなく、フレディカからは真面目に取り合っても損をするだけだとまで言われている。

 意外と堅物のシェルと馬が合うようで、そのせいでフレディカからさらなる敵意をギンギラに燃やされている。

 その性格上パーソナルスペースの推量と確保がとても上手いので、ビビりのリベルからも結構懐かれている。

 ……だがフラシアの前では調子を狂わされる様子。それこそギラの真っ直ぐな善意が時としてカグラギにすら度し難いものであったように。と、いっても勿論カグラギがギラにそうしたのと同様、コマルもフラシアをちょくちょくいいようにおちょくっているようだ。

 天然の正直者は養殖の捻くれ者には勝てないのかもしれない。

 線の細い体のどこに入っているのかわからないほどの大食いで、野菜や米だけでも自身の食い扶持を賄おうと思い立ち、タキタテ城の近辺に自分用の畑を作った。

 こんな性格だが自分が次の王殿様になるという事実にはことさら自覚的で、新たな王殿様としてトウフを立派に盛り立てることが異国の地の両親にも届く親孝行であると考えている様子。

 もちろんカグラギも実の親子ではないが父として慕っている。


 名前はコマルハナバチに由来。

 キングオージャーの面々に準えて二つ名を設定するなら「健啖の若殿」。


 オージャカリバーの後継機オージャレクスカリバーでハチオージャー2・0に変身する。見た目はハチオージャーの襟元と肩マントの縁にファーがついたもの。


「あらゆる敵を喰ろうては、あらゆる心を併せ呑む。暴虐の牙を剥いて貪り、懐深くで混ぜて腹黒!」

「手を汚し、口を汚し、腹の中まで濁ろうと、勝利の味を貪欲に追う!!」

「“健啖の若殿”、コマル・ディボウスキ!!」

「────どうか、食い出のある戦を」


呼び方

 カグラギ   →「王殿」

 クロダ    →「クロダさん」

 ラクレス   →「父上」

 スズメ    →「母上」

 ギラ     →「ギラ殿」

 ドゥーガ   →「ドゥーガ殿」

 ヤンマ    →「ヤンマ殿」

 シオカラ   →「シオカラ殿」

 ヒメノ    →「ヒメノ殿」

 セバスチャン →「セバスチャン殿」

 リタ     →「リタ殿」

 モルフォーニャ→「裁判長」

 ジェラミー  →「ジェラミー殿」

 シェル    →「シェル殿」

 フラシア   →「フラシア殿」

 フレディカ  →「フレディカ殿」

 リベル    →「リベル殿」

 ウラノス   →「ウラノス殿」




ジェラミーJr.

ウラノス・イドモナラク・ネ・ブラシエリ

 16歳。一人称は「おれ」。

 地帝国バグナラクの王子。

 ジェラミーの息子なのだが、何故か誰も彼の母親が誰なのかを知らない。「どこにでもいてどこにもいない」でお馴染みの側近G氏なら母親が誰か知っているのではないかと思われたが、G氏に曰く「バグナラク全体でジェラミーに口止めされている」とのこと。

 超年の差婚(その上ジェラミーはバグナラクとのハーフでもある)であることを妻の周りに知られるのをジェラミーが好ましく思わなかったのかもしれない。今更そんな小さいことを気にする者はいないだろうが、ジェラミーが変に他人思いの行動に出ると大なり小なりスベるのは今に始まった事ではないというヤンマの発言でそれ以上の詮索はとりやめになった。

 実際はクモ型怪ジームの父と人間の母の間に生まれたハーフ。父は母の妊娠中に亡くなり、母親もハーフを産んだ負担が体に祟り間もなくイシャバーナで亡くなった。

 彼女をイシャバーナへ運んだジェラミーが母を看取ったヒメノに頼み込み、遺伝子検査の結果を偽造。ジェラミーの息子として育てることとなった。

 ほんわかしてマイペースな性格だが、マイペースすぎてよくわからない電波を受信している節がある。

 常にふわふわとした笑い顔を崩さないせいでシェルからはある種フラシアと同類のように扱われているが、幼少期には自分も舌っ足らずな中で幼いリベルに懸命に絵本を読み聞かせていたことがあるなど、世話焼きな部分もあるようだ。

 父親の口癖が色々伝染っていて、ニコニコというよりポワポワしている表情以外は生き写しなレベル。

 どうやら赤ん坊時代のウラノスの育児はサナギム達にとってもいい情操教育の一環になっていたようであり、ウラノスも「バグナラクという国そのものがおれの親ってわけさ」と言ってはばからない。

 実際ウラノスの倫理や情緒は普通のヒトとなんら変わりなく、そこにバグナラクが時間をかけてヒトと歩み寄ってきた歴史を感じ取ることもできるだろう。

 「2000年どころか100年あるかも怪しいこの命でどれだけバグナラクをより良い国にしていけるか」を人生のテーマに置いており、王子の身である内にと他国へ王としての在り方を学びに行っている。


 名前はイドモナラクネと同じ化石クモガタ類のウララネイダ類に由来。

 キングオージャーの面々に準えて二つ名を設定するなら「天衣の王子」。天衣無縫ともう一つ、「五劫の擦り切れ」の由来にもなった「羽衣が一枚擦り切れるには途方もない時間がかかる」という話が裏のモチーフ。


 クモノスレイヤーの後継機クモノレックスレイヤーでスパイダークモノス2・0に変身する。見た目はスパイダークモノスの襟元に薄紫のマフラーに似た機構が巻き付き背中にかけて蜘蛛の脚のように枝分かれしたもの。


「語る我が声途切れども、時代の狭間に記す一節。撚って手繰って綴り続ける、天衣の戦士の大戦記」

「奈落の底から明るい未来へ。伸ばした糸で希望を紡ぐ」

「“天衣の王子”、ウラノス・イドモナラク・ネ・ブラシエリ」

「────お前さんの物語、おれが綺麗に閉じてやろう」


呼び方

 ジェラミー  →「おやじ」

 ゲロウジーム →「ゲロウジーム」

 ギラ     →「ギラさん」

 ドゥーガ   →「ドゥーガさん」

 ヤンマ    →「ヤンマ総長」

 シオカラ   →「シオカラさん」

 ヒメノ    →「女王様」

 セバスチャン →「セバスチャン」

 リタ     →「リタさん」

 モルフォーニャ→「裁判長」

 カグラギ   →「お殿様」

 クロダ    →「クロダさん」

 ラクレス   →「ラクレスさん」

 スズメ    →「スズメさん」

 シェル    →「シェル」

 フラシア   →「フラシア」

 フレディカ  →「フレディカ」

 リベル    →「リベルくん」

 コマル    →「コマル」




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