りんの玉を使う土術
※レムキャスがカントボーイ
※若干の汚喘ぎとハートマークつき喘ぎ注意
「これがりんの玉か……膣内に挿入する鈴とは……フ、欲深い人間が考える事は僕の予測を軽々と超えて来るな。だが、ん……っ♡」
上機嫌な様子でキャスターは独りごちる。下衣と下着は既に脱衣済みで、目の前の土御門に下半身を見せつけるように袴をへその下の辺りまでたくし上げる。
「―――――」
その実に淫靡な光景に土御門は息を吞む。キャスターの下半身にはあるべき筈の男性器は無く、代わりにその股には女性器が存在していた。産毛の一本すら生えていない割れ目からは赤い紐が垂れさがっている。其処にりんの玉と呼ばれる紐でつながった大小二つの鈴玉が挿入されているのは確かな様だった。触れて見なくても、キャスターの淫裂が愛液に塗れ湿っているのが分かる。
「これは……中々良いものだな……っ♡ ほら、聞こえるか? 僕が少し腰を動かすだけでも、心地いい鈴の音が……んぁっ、はっ、ああぁっ♡♡」
キャスターが緩やかに腰を前後に揺らすと、確かにりんりんと小気味良い鈴の音が股の間から聴こえて来た。だが少し音が鳴るだけでキャスターは聲を上擦らせて喘ぐ。鈴の振動が膣内に響いて、それが快感となって全身に広がるようであった。女が泣く程の快感をもたらす道具、という評判は伊達では無いらしい。
「ふっ、う、んんく……♡ はぁ、このままでは……おまえに抱かれる前に達してしまいそうだ……あぁっ♡ ん、ふふ、良いのか? おまえのモノでは無くて、鈴なんかで僕が満足してしまっても……?」
「……たかが魔力供給だぞ、道具まで用意してする必要が何処にある?」
魔術で男性器を女性器に挿げ替えるのは、行為をしやすくする為。其れは理解出来るし、今までも何度かそうやって行為を重ねて来た。だが艶本で紹介されていた道具をわざわざ取り寄せて使用する手間が、土御門には理解出来なかった。
否、理解しないようにしている。これ以上キャスターとの性行為に溺れるのは良くない。色恋に溺れるのは、土御門家当主としての使命を忘却するという事。そんな事は今の自分にあってはならない。
だが―――本心では、とっくにキャスターに―――そして其れはキャスター自身が一番よく理解していた。彼の鋭い観察眼からは逃れられる筈も無い。ましてや、彼と契約しているマスターであるなら尚更。
「平静を装っても無駄だぞ、土御門……? その膨らんだ逸物はどうした? 語るに落ちるという奴だな、まったく……」
「――――ッ!」
キャスターの白く細い指先が土御門の股間部分を優しく撫ぜる。熱く硬い肉塊を衣服越しに擽られる。土御門の背筋に甘い戦慄が走った。
土御門の雄としての象徴は爆発寸前というところまで膨張していた。表情はいくらでも偽れるが、こればかりは偽りようが無い。土御門はキャスターに、目の前の美しくも妖しい自分のサーヴァントの肉体に欲情してしまっている。どうしようもないくらいに、救いようも無い程に。
「私を焚き付けた事を後悔するなよ」
「ほう? 其処まで言うからには僕を退屈させるな――――ッ、あぁ?!♡ ひッ、あぁああぁっ♡♡♡」
ずずず、ずぢゅぶんっっっ♡♡♡
土御門は両手でキャスターの腰を掴み、ひと思いに肉棒を淫裂に突き立てる。充分に濡れ解された膣孔はあっという間に土御門の逸物を根本まで咥え込んだ。何度も土御門と性交を重ねている内に土御門の逸物の形を覚えてしまったのだろう。容易に挿入出来ただけでなく、肉壁が逸物に吸い付いて来て、早くも射精欲を掻き立てられる。
「はっ、ああぁっ♡♡ ん、ぁ♡ か、は……っ♡♡」
「……ッ、相変わらずよく吸い付いて来る孔だ。そんなに男根が好きか、とんだ淫乱だな」
「あ、ぁ……っ♡ それは、マスターのおちんぽが好きだからぁ……っ♡ と、でも……言えば、満足か……? ふ、ハハ……っ♡♡」
「……黙れ、心にもない事を言うな」
「う"、あ"ッッッ?!♡♡ ひっ、ん"ん"ッ♡♡ お"ぉ"お"ッ♡♡♡」
ごぢゅっっ♡♡♡ ごぢゅんっっっ♡♡♡ ぢゅぱっ、ぢゅぼんっっっ♡♡♡
苛立ちをそのままぶつけるような激しい腰の打ち付け。けたたましい肉音に混ざって聞こえる鈴の転がる音。キャスターは膣孔できゅうきゅうと男根を締め付けながら、頭をのけぞらせ悶えるように叫ぶように喘ぐ。
「まっ、まて……! これ、ほんとうに、すご……っ♡♡ あ"ッッ♡♡ やめろ、やめっ♡♡ そんな激しくゆさぶるなっ、こわれるっ♡♡ こわれ、ちゃっ♡♡ あ"ッ、ひ、ぃ"い"ッ♡♡ あ"あ"ぁ"あ"~~~~~ッッ♡♡♡」
「は……! 良い顔だなキャスター……! そうしている方が、いつもの口煩く生意気な貴様より、幾分か可愛げがあるぞ……!」
ぢゅぼっっ♡♡ ごりゅっっ♡♡ ごりゅんっっっ♡♡♡ ちり……♡ ちりり……♡♡
熱く硬い肉の塊が膣内を掘削していく感覚と、鈴玉が縦横無尽に動き回り肉壁を刺激していく感覚。度を超えた二つの刺激にキャスターは泣き叫び、されるがままに体を揺さぶられる事しか出来ない。キャスターの人形めいて整った顔は涙と唾液でぐちゃぐちゃに汚れ、その無様としか言えない様は土御門の心臓を熱く震わせた。
「ひッッ♡♡ う"、あ"っ♡♡ だめっ、イく、イッちゃ、あ"ッッ♡♡ ん"ッ、ぉ"お"っ♡♡ お"っ♡♡ あっ、うあ"あ"ぁ"あ"ぁ"あ"あ"~~~~ッッッ♡♡♡」
「――――ッ!」
どびゅっっっっ♡♡♡ ぶびゅるるるるるるるっっ♡♡♡
ブシュッッッ♡♡♡ ぶしゃっ♡♡ ぶしゃっ♡♡♡♡
土御門とキャスターの絶頂はほぼ同時であった。半固形状の白濁液がキャスターの狭い膣内を満たしていく。電撃を浴びせられているかのように両足をガクガクと小刻みに震わせるキャスターもまた絶頂を遂げ、膣孔から愛液を勢いよく噴射させた。
「んぁ、あ……あ……っ♡ はー……♡ はー……♡」
「……おい、キャスター」
「……ん、ぁ……?」
「こんなものを挿入したままにするな。抜くぞ」
「っ、あ……ま、て……! そんなもの、いきなり抜いちゃ……うっ、あ、あぁああッ?!♡♡」
土御門は自身の逸物を引き抜いた後、キャスターの淫裂から垂れたままの赤い紐と指先で掴み力任せに引っ張る。すると愛液と精液に塗れた鈴玉がぐぽっ♡♡ ぐぽんっっ♡♡ と淫猥な音をたてて狭い膣孔から引き出された。
「~~~~~~~ッッッ?!♡♡♡ ひ、ぐッ♡♡ ん"、ぉ"っっ♡♡♡」
一瞬、キャスターは艶本に書いてあった文言を思い出した。りんの玉は挿入する時よりも、孔から出す時の方が快感が大きい。力任せにりんの玉を引っ張られた事により、一層強い勢いで膣壁が刺激され、ちりんちりんと子宮口にまで響く大きな鈴の音が鳴らされ、それはもう脳が痺れるような未体験の快感となって襲い掛かって来た。
「あ"ッッ、ひ―――――…………ッッッ!♡♡♡」
ぶしゃああああ………っ♡♡♡
あまりの快感に失禁したか、と思ったが膣孔から放出された体液は無色透明のもの。キャスターは頭だけでなく胸までのけぞらせ、ものの見事な潮吹きをして見せた。
りんの玉を出した刺激だけでこの反応とは、こやつの肉体は度し難いほどの変態で淫乱な様だ。我がサーヴァントが聞いてあきれる……と言いたいところだが、土御門の逸物は先程射精したばかりにも関わらず再び熱を持ち始めていた。
度し難い変態なのは、術者の気質によるものだとでも言いたいのだろうか。しかしそう言われたら否定できない。土御門はひとつ小さく溜息をした後、再び熱を持ち始めた逸物をもう一度キャスターの淫裂に押しあてた。