ゆうたの初体験
「おかー、さんっ!」
名器に筆を挿入したゆうたはあまりの快感に大声を出し、背筋を震わせた。入れただけでイッたのだ。さおり相手に幼い身体は耐えろという方が無理だろう。
「ゆうた……っ」
俗に屈曲位と言われるような体位で息子と性器を交わらせる母親にこれまでで一番の衝撃が走る。血の繋がった母と子の姦淫、しかも自分の腰に近い背丈という幼さ。それらが未精通であるゆうたの絶頂により再確認し、禁を犯しているという事実に理性が最期の抵抗を見せたのだ。
マトモなら命を断つこと選ぶかもしれない、あまりに背徳的なタブー。それを行ったという行為に葛藤する精神。
「……ゆうたぁ」
それらが逆に、生前の健全な精神を焼き切ってしまった。
到底親子で交わすべきではない愛情の確かめ方をしながら、さおりは甘く精神を侵すような声で息子の名を呼ぶと腰を下から動かし始めた。
「ふぁ、い、おか、っ」
男性が女性にマウントを取る体位だというのに、わざと締め付けを強くしてくる名器にゆうたは言葉を途切れさせて喘ぐ。普段、寝たり宿題したりするはずの子供部屋で幼子は母親に乗っかり快楽を味わう。
味わうという穏当で能動的な表現は適していないかもしれない。
「ゆうたぁ、ゆうたぁ……ゆうたのおちんちん、いいよ」
彼女の蜜壺は幼い性器をぬるんと飲み込むような名器だが、まだ生前の人間のものだ。テクも何もなく膣壁を撫でるような可愛らしい筆で感じるわけはない。しかし葛藤がスパイスとなり、さおりの母性が感じているのだ。
「おか、おかぁ、さん。あた、ま、おかっ――ぁ゛」
快楽を味わう。ではなく、快楽を流し込まれるような感覚の幼い息子は母親との未精通のまま経験するセックスで何度も絶頂されたのだった。