もっと食べて

もっと食べて


「ルフィ~」

「ん?どうしたウタ?」

「サンジ君からイチゴもらったの一緒に食べよ」

「お!うまそうだな」

ウタは持ってきたイチゴが乗った皿と練乳が入った入れ物を自分とルフィの間に置き2人で食べだしたがウタが4個目を食べだしたときにルフィの視線に気づいた。

「ルフィ。どうしたの?」

「え!い、いやなんでもねぇ!」

「さっきから食べてないけどもういらないの?」

「あ、あぁ。ちょっと腹いっぱいでよ。あとはウタにやるよ」

「そう?なら遠慮なく。あ~ん」

「・・・・」ビクッ

「あ、練乳掛けるの忘れてた。はむっおいし~」

「・・・・」ビクビクッ

「・・・ねぇルフィ。さっきから私のこと見てどうしたの?」

「な、なんでもねぇよ。ふぃ~~」

”嘘下手!”

「まぁいいけどね。はぐ」(イチゴに歯をたてる)

「うっ・・」ビクッ

その反応見てウタの考えは確信に変わりイチゴの食べ方を試し始めた。

そのまま1つ口に頬張ったり、少し舌で舐めて見たり、何度か甘噛みしたりとしていると、そのたびにルフィはビクビクと体を震わせていた。

そして最後の1個を食べ終わると

「は~美味しかった。もうちょっと食べたかったな~」

「そ、そうか。ならサンジにまだあるか聞いてくるよ」

「待って」ガシッ

逃げるように行こうとするルフィの手をウタが掴んだ。

「ねぇルフィ。あんた、感じてたでしょ」

「な、何のことだ」

「ほんと嘘下手だよね。そんなに冷や汗かいて。イチゴ食べてるとき私の口元ばっかり見て・・・・・・」

ルフィの耳元に顔を近づけて小さい声で

「そんなにこの前のお仕置き気に入ったの?」

「っ!」ビクッ!

「でもあれはお仕置きだから厳しくしただけなのに、あれがいいなんてルフィって意外とへ・ん・た・い・なんだね」

「うぅ」

「そんなにいいなら今日の夜は私に嘘をついたお仕置きにしてあげるけど、どうする?な・え・ぎ・君?」

「お、お願い・・します」

真っ赤になった顔でルフィがそう答えると、ウタは笑みをうかべて耳元から離れた。

「それじゃ今夜はいつもの部屋でねルフィ。私準備あるから」


その日の夜、ルフィは配信部屋に入って待っているとウタが荷物を持って入り準備をはじめ、ルフィの首に海楼石の首輪をしてベットに寝かせて両手両足を固定、そして目隠しをして猿轡を咥えさせた。

「準備できたね。それにしても、なんでここはもう大きいのかな?」

「む・・・・」

「まぁいっか。それじゃルフィ。配信はないけどこれから苗木君として扱うから」

ルフィは静かにうなずくと

「はぁ~昼間に食べたイチゴも美味しかったけど、このイチゴはどうかな~。いただきま~す。はむっ」

「ん」

イチゴを咥えたウタはそのまま舐めまわし甘噛みをして味わい少しして口を離すと

「あ!こっちにブドウが生ってる。これも美味しそう」

「ふぅ~」

ウタはイチゴの茎の根元にあるブドウを手のひらでコロコロと転がして、今度は口に含んで口の中でコロコロと転がしだして味わいだした。

「ん~・・ふふふ・・レロロロ・・」

「ん・・むふ~・・」

苗木君は感じたことがない感覚に身じろいしながら耐えていると突然痛みが走った。

「はむ・・はむ・・はぐ!」

「んーー!むーー!!」

口に含んだブドウを何度も甘噛みをし始め苗木君は激痛に悶えているとウタはブドウを口から出して持ってきた荷物からリボンと紐を取り出すと紐で茎の根元をリボンでブドウと茎の間をきつく結んだ。

「むぐ!?」

「これで勝手にミルクが出てこないから思う存分イチゴとブドウを味わえるね。それじゃ、電伝虫用意して~」

「ん!?」

「みんな~元気~?ウタだよ!今日は予定になかったけど配信してるよ。この間のイチゴをね、またもらったの。じゃ~ん!いいでしょ!?リボンもついてるんだよ。実は配信の前に味見したんだよね~。でも、勝手に練乳出しそうだからリボンしてもらったの。これでいっぱい味わえるね」

「ん!?ん~~~!!」

話が違うとばかりに首を振る苗木君をよそに茎を握り始める。

「いただきま~す。はむ・・れろ・むちゅ・・もごもご・・ちゅぅぅぅ」

イチゴを食べ始めるウタは舐め、噛み、吸いといろいろと食べ方を変えながら楽しんでいると苗木はビクンと動きイチゴがビクビクと震えているが

「んー!ぐぐぐぐぐ」

苦しそうにする苗木君を無視してウタはイチゴを味わい続ける。

「れろれろ・・おいし~♪練乳も出ないから食べ放題♪さてと、今日はじゃ~んはちみつ~甘さ控えめなんだ。それじゃまずはイチゴに塗って~」

「ふ~!」

はちみつの入った注射器を取り出し指に少し垂らすとイチゴに塗りつけて

「あ~ん♪ん~~♪」

「ふーーー!!」

しばらくイチゴを味わっているとコメントが入ってきた。

『ウ、ウタちゃん、そろそろ練乳ださしてあげようよ」

「ん?っぷは。え~もっと味わいたいのにな~。それじゃこれ使おっか」

そう言ってウタはある電伝虫を取り出した。

「これ、私の歌の配信見てくれてる人なら見たことあるよね?カウント電伝虫っていうんだ。これを繋ぐと・・これでみんなのダイアルの1と2でカウントできるようになったよ。それじゃ練乳を出していい人は1、まだまだ出しちゃダメは2を押してね」

「んんんん!」

「それじゃスタートは私がイチゴを食べ始めたらね。それでイチゴから口を離したら終わりね。それじゃその前にはちみつをイチゴに入れてくよ~」

「ふ!?」

「えーい」

ぶすっ

「ん~~~!!」

以前配信したときのようにイチゴにはちみつを入れ始めるウタは注射器が空になるまで入れて抜くと少しイチゴの穴から零れ出てきた。

「それじゃほーい・・・・ふたーと♪はむ・・れろれろ・・」

「ふぐ!ふぅぅぅ!」

そしてウタはイチゴを咥えるとカウンターが動き始める。

それから5分後やっとウタはイチゴから口を話した。

「っぷは。さすがにもー限界。それじゃ結果はどうかな~」

「ふ・・んぐ・・」

楽し気にカウンターを見るウタとビクビク痙攣している苗木君が映っていた。

「へ~それじゃ結果発表!結果は~~1が多かったで~す。みんな優しいね~」

「ふぅぅぅぅ」

苗木君が安心しているとウタはブドウと茎の間のリボンを解き、茎の付け根の紐も解くと

「それじゃこれで・・・・あ~ん♪れろ」

「ふぐぅぅぅ!!!」

ドビュルルルル!!!

「んんん!?・・ごくごくごく・・ちゅぅぅぅ!!」

思った以上の練乳の量に驚いたが溢さないように喉を鳴らして練乳を飲み、中に残った練乳も吸い、飲み干すとイチゴから口を話した。

「ふ~。美味しかった~ごちそうさま。もうお腹いっぱいだよ。それじゃ今日の配信はここまで。それじゃ、また」

そう言ってウタは映像電伝虫を切ると苗木君の目隠しと猿轡を外した。

「はぁはぁ・・ウタぁ・・もう無理だぁ」

「ごめんごめん。ちょっとやり過ぎちゃった。今度は優しくしてあげる」

「え?・・だから、もう無理だってんんーーー!」

その後2人は長い夜を過ごした。

数日後

ウタはキッチンで料理の手伝いをしていた。

「サンジ君。これ終わったよってかゆ!」

「ん?あぁウタちゃん。とろろを素手でやったのか・・・・ほらこれで手を洗いな」

「ありがとう・・・・すごい痒くなくなった。そっかとろろは痒くなるんだ・・・・・・・・・あは♪」


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