ほのぼのバカップルウタ テーブルマナー編
ルフィ「おーしウタ、メリー!飯食いにいくぞ」
メリー「あたしハンバーグがいい!」
ウタ「じゃあレストランいこっか」
とある島に寄った麦わらの一味。ルフィ一家は外食をしようと店を探していた。
ウタはまだ知らない。いかにルフィがテーブルマナーを知らないか…。
――――――
レストラン
ざわ…ざわ…
「おい見ろよ…あいつぜんぶ素手で食べてるぜ?」
「まじかよ…奥さんもあれでよく恥ずかしくないな」
「あんな親で子供がかわいそうだと思わないのか?」
ざわ…ざわ…
ルフィ「なんはさわはひいな」モグモグ
ウタ「……あんたの話してんのよ……」
メリー「ママ?」
ウタ「早いとこ出るよ」
ルフィ「なんへらよまらくっへ」
ウタ「いいから!」
店員「お代は◯◯◯ベリーに…」
ウタ「お釣りはいらないです」
店員「え…えと…ありがとうございました…」
――――――
サニー号に戻ったウタは、船長室にルフィを連れ込むなりウタワールドに閉じ込めた。なお、フランキーの計らいにより船長室は完全防音である。
ルフィ「どうしたんだよ急に」
ウタ「ルフィ…恥ずかしくないの…?食べ方笑われてるんだよ?」
ルフィ「いいじゃねぇか食べ方くらい」
ウタ「じゃあメリーが素手で食べて笑われてもいいの?」
ルフィ「う…それは…」
ウタ「嫌でしょ?なら親である私達がちゃんとしないと」
ルフィ「…………ごめん、俺が間違ってた」
ウタ「いいのよ分かれば…ってあれ?メリーは?」
ルフィが考えを改めたのを見てウタワールドを解除したウタは、メリーがいないことに気づく。するとそこへ来客が…。
サンジ「おうルフィ、ウタちゃん、何話してたか分かんねぇがまとまったのか?」
ウタ「ルフィのテーブルマナーについてちょっとね…ところでメリーがどこにいるか知らない?」
サンジ「あぁ…なるほどな…。メリーちゃんなら船に戻ったあと俺とチョッパーで面倒見てたぞ」
ルフィ「なぁサンジ…俺にテーブルマナーを教えてくれ!」
サンジ「何があったかは知らねぇが…ビシバシやるから覚悟しとけよ!」
ルフィ「おう!…最低限で頼む!」
ウタ「私もゴードンさんに習ってはいたけど…不安だからお願い!」
サンジ「わかったぜウタちゃ〜ん、優しくするからね~♡」
その後、ルフィがナイフとフォークを使って肉を食べるようになるまで1か月かかった…。
なお、その様子を見ていたメリーは自然にテーブルマナーを覚えたそうな。