ぷへぁ...

ぷへぁ...



4月1日なのでちょっとだけトレーナーさんにイタズラしてみようと思ったシュヴァルグラン


「あ、あのっ!トレーナーさん!実は僕...ウマ娘じゃないんです!」

「それに...肉まんも、そんな好きじゃないんです!」


とにかく嘘をついてみるがトレーナーさんは笑いながら全く相手にしてくれない。もっと構ってほしいシュヴァルグランが持ち出した超特大の嘘が


「じ、じつは...僕、そんなにトレーナーさんのこと好きじゃないんです...っ!」


それを言った途端トレーナーさんが真顔になり、確実にやってしまったと絶望するシュヴァルグラン。

ソファに座ったままパニックになるシュヴァルグランの隣に腰を下ろすトレーナーさん。


「本当?」

「ちが、ちがうんです...ぴぇあっ!?」

「こんな立派なウマ耳も嘘なの?」

「ひゃわっ!耳ぃっ...揉むのダメですっ!」

「冷蔵庫に肉まんあるけど1人で食べちゃおっかな」

「あ、ま、待ってください...!」

「俺はシュヴァルのこと大好きなんだけどな」

「はへぁっ!?」


ひとしきり耳をマッサージされ、へにゃへにゃにされてしまったシュヴァルグラン。少し勝ち誇ったような笑顔で問いかけるトレーナーさん。


「で、本当なの?」

「う、ウソです...僕はウマ娘だし、肉まん大好きだし、トレーナーさんも大好きです...」

「良かった。じゃあ肉まん食べよっか?」

「は、はいっ!」

「...大好きだから、ね」


最後にイタズラっぽく耳元で囁いて冷蔵庫の方へ向かうトレーナーさん。

今の言葉が肉まんのことか、彼なりの告白だったのかを理解しようとするが、丁寧に可愛がられた耳はすっかり蕩けてしまい、キャパオーバーになったシュヴァルグランから漏れ出た言葉は



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