ふたハン✕ルフィ(男)2

ふたハン✕ルフィ(男)2


ルフィが部屋から出ていって

改めて湯浴みをしていると

浴室の戸をトントンと叩く音がする

戦士が入ってくることなど

これまで一度たりともなかったが

まさかとも思い「何用じゃ」と

険のある声で呼びかけると

「おれだよおれ」と

先ほど出ていったはずのルフィの声



「ど、どうかしたのか?ルフィ?」

ついさっきの痴態の後で声が上ずる

「嫌だったらいいんだけどよ

入ってもいいか?」

となんとでもないように言ってのける

「嫌なわけがなかろう

おぬしなら構わぬ…」と

半ば覚悟を決めたように

浴場へと招いた。

きっと先ほどの行為への抗議であろう…

儚い恋であった…

あぁ…わらわはなんと愚かであろう…

と沈みきった顔で待っていると

「いやー、相変わらず広いなぁ」と

一糸まとわぬルフィが

入ってくるではないか??

てっきり怒りをぶつけにきたのだと

思っていたのだが

いつもどおりの軽やかな表情

いったい?

「あのさ、後で聞こうと思ってたんだけど

おれ世話になりっぱなしじゃねえか

狩りとかで働いて恩を返そうと

思ってたんだけど」

あぁ、ルフィ、わらわが望んでしたこと

気にせずとも良いのに…

だがそういう律儀なお主も素敵…」

てっきり絶縁かと思ったハンコックは

すっかり普段の勢いを取り戻し

いつの間にやら内心を吐露し始める始末

「さっき自分でしてる時に

おれのこと呼んでたろ?

だから手伝ってやろうかと思ってさ」

……?

「ルフィ?お主今なんと?」

突然の提案に耳が石化したのだろうか?

メロメロの実にそんな能力が

あったとは知らなんだ…

「だからよお、ハンコックの

ちんこを満足させてやろうって

いってんだけど?駄目だったか?」

若干上目遣いのように

わらわの様子をうかがうルフィ

なんと愛らしいのだろうか

思わず顔を覆ってしまうが

あちらは素直なようで

ビキビキと立ち上がる…

「ははは、返事はOKみたいだな

しかしほんとでけえなぁ」

笑いかけてくるルフィに

「…!すまない、では頼んでもよいか?」

口でこそ落ち着いた風を装っているが

いきり立ったモノからは

すでに先走りまで溢れようとしていた…



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