ふたりのひとり遊び

ふたりのひとり遊び


大人のキスの気持ちよさを知ってしまって以来次に会える日が待ち遠しくて仕方なくなっている、まあこれはサオリも同じだから私が特別えっちな子というわけではない、はず。

「にしても、ここまで予定合わないかー…」

私だって奉仕活動サボるわけにはいかないし、サオリの方もお仕事しないとご飯が食べられないので、ちょっと間が悪いとこうして会えない期間が出来てしまう。

今までは残念だねーで済んでいたそれも今はそうはいかない、あの快楽が欲しい、そう願う思いとは裏腹に会えない日々は延びるばかり。

「もう、我慢出来ないよ…♡」

いい加減限界だった、そんな溜まった欲望を解消するため、その…オ、オナニー…をする事にした。

正直あまりシた回数も多くないしその時はあんまり気持ちよくもなれなかったけど、コハルちゃんの本で勉強した今なら気持ちよくなれるはず…!

「えっと、気になる人のことを考えて、その人に触れられてると思う…だったっけ」

気になる人…コハルちゃんはダメ、こんな事に巻き込んじゃダメなの、ナギちゃんは…好きだけどそういう好きとは違う気がする、何よりこんな事に使われるなんてナギちゃんも嫌だもんね。

そう名前を挙げていくも実際には最初から決まっていた。

「サオリ……♡」

無知で無邪気な幼女かと思えば頼りがいのあるカッコいいお姉様になったりもする、嘗ては利用し合い、妙な事件を経て不思議な関係を結び今に至る、そんな彼女のことを思って大事なトコロに触れようとすると

「…っ!?♡なに、今の…?」

パンツの上から軽く触れただけなのに、電気でも流されたみたいにビリって感覚が……

落ち着いてもう一度触れてみるも

「っ!やっぱり、すごい…♡」

サオリが触ってくれている、そう思うだけでこんなに気持ちよく感じるなんて信じられないけれど私は確かにそれだけの快感を得ている。

「私、サオリのことが好きなの…?」

もちろん今までも好きだったけど、それはコハルちゃんやナギちゃん、セイアちゃんへのそれと同じだとそう思っていた、無意識のうちに女の子同士だしと頭から可能性を排除していたのかもしれない。

「でも、これは」

好きでもない人のことを思ってシてもこんなに気持ちいい訳がない、それはつまり

「恋、しちゃったのかな?それとも、もう愛してるのかな?」

どっちなのかはわからないけど、この想いが普通じゃないのはわかる、サオリに言ったらどうなるんだろう?受け入れてくれるかな?それともそんなつもりはなかったと気持ち悪がられて拒絶される?

サオリは拒絶なんてしない、そう思うけど、もしかしたらの不安が消えてくれなくて、そんな思考を誤魔化すようにおまんこに手を伸ばす。

「サオリ…サオリ、そこ、もっと擦りあげるみたいに…!」

私の考えた私に都合のいいサオリは、すぐにイイ所を探し当てて刺激してくれるし、わざとくちゅくちゅと音を立てて羞恥を煽ってくれる、恥ずかしいけどそれがスパイスになってより一層の快感をもたらしてくれている。

「サオリっ…!私、もぉ…♡」

(いいぞ、イッてしまえ、ミカ)

「あっ……!♡」

その言葉と共に…これが多分イクってことなんだろう、快感の波に高いところまで運ばれて中々降りてこられない、こんなの初めてだったのにそれがサオリによるものだと思うと余計に幸せになっちゃう…♡

「ぁ…はぁ……♡」

ようやく落ち着いてきた、けど…

「もっと欲しいの、切ないよぉ、サオリ…♡」

すぐにまた弄り始めてしまう、不安を消すように、快楽を貪るように、いつまでも私のオナニーは続いていた。


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「やっちゃった……」

存分に楽しんでその後も余韻に浸っていい気分だったけれど、落ち着いてくるにしたがって罪悪感がこみ上げてきた。

私はサオリのことをそういう意味で好きだってわかったけど、サオリがどうなのかはまだわからない、それなのにこんな……うぅ、嫌われたらどうしよう、好きな人に拒絶されたら……

「これじゃオナニー始める前に戻っただけじゃん…」

何も解決しなかったけどとりあえず気持ちよかったからオナニーはこれからもシたいと思ったけどそうじゃなくて!

ただ結局この問題はサオリに会って聞いてみないと解決しないわけで、そのためには二人の予定が合う必要があって……私がサオリへの想い自覚した以外ビックリするほど何も変わってない、いや解決しようとせずにムラムラしてオナニーしただけなんだからそれで当たり前なんだけどさ。

「次に会ったら告白、しよう」

この想いを我慢するなんて無理、正直に好きだって、恋愛感情を持ってるって伝えよう。

…もし断られたらその時自分が何をしようとするのか考えると少し怖いけど、まあサオリなら上手いことやってくれるよね☆

また会える日を楽しみに、明日も奉仕活動頑張るか!


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「ミカ……」

ミカとキスしたいし唾液も飲みたくて飲ませたいのに予定が合わない……最近ではミカとキスしてないからかイマイチ調子が出ない、こんな自己管理不足のような失態を晒すようになってしまうとは…!

「ミカとの、キス…」

それを想像すると決まって、胸がドキドキして股間の辺りが疼くような感覚がするのだけど今日はそれが一際強い、そのせいだろうか、この疼きを少しでも鎮めたくて股間に手を伸ばしていたら

「ひゃぁん♡」

!!??なんだ今の感覚は、そして今の声は!?私の口から、あんな甲高い声が…?それにあのビリビリとした感覚……

「も、もう一回……んんっ♡」

今度は声が出るのは堪えたけれど、あの快感は本物だった、キスするより暴力的で強いソレは無理矢理与えられるように感じられて私としてはキスの方が好きだけれど、この際贅沢は言っていられない。

「んっ…♡もっと……♡みかぁ…♡っ!?♡」

ミカの名前を呼ぶともっと気持ちよくなった、あの純真なお姫様がこんな事をしてくれるのかは知らないが、とにかくミカが触ってくれてると思うとすごく気持ちいい、そのうち物に擦りつけるともっと気持ちいいとわかったので机の角に押し当てて腰を動かす…これっ、気持ちい…っ♡

「ミカっ♡ミカぁっ♡もっと、してくれぇっ♡」

情けない声をあげながら快楽からは逃れられない、いや逃れたくない、もっと欲しい、そう思って暫し動き続けていると

「っ!なん、だ、これは…何か、何かが…来るっ♡〜〜〜っ!♡」

襲ってきた一際強い快感に悶絶しながらも喜んで受け入れる、こんな気持ちいいことがあったなんて……♡次に会えたらキスだけじゃなくてこれもしてみないか聞いてみよう、ミカもきっと気に入ってくれるだろう♡

「んっ…もう、一回…♡」

それはいつかのお楽しみとして今はこれだ、もっと欲しい♡もっと気持ちよくなりたい♡そう思い今度はベッドに横になってから股間に手を突っ込んでみると、ヌルヌルとした液体が漏れているのがわかった、これが出てくるトコロが気持ちいいトコロなんだな♡さあもっと気持ちよくなろう♡

「あっ♡ミカ♡そこいいっ、そこ好きっ♡もっとして♡あのビクビクってのが来るまでいっぱい触って♡」

いつしか私は、楽しそうに私の体をいじくりまわす想像のミカによって与えられる快楽の虜になっていた、もっとたくさん欲しいとそう思っていると

「んひぃっ♡な、今のは…?」

弄られるより更に強い、いっそ怖いほどの快感が電流となって全身を駆け巡った、確かこの辺りを動いてた時に……程なくして濡れた陰部の上に小さな突起があることがわかった

「こんなに小さいのに、あんなすごい快感を…♡」

思わず触れてしまうと

「んきゅぅっ♡つよい、のぉ♡」

またあの快感が味わえた♡もっと、あのビクビクが来るまでココを弄り続けよう♡

「んっ♡ひゅぅ♡みか、そんなに弄っちゃだめだ♡でももっとしてほしいんだ♡」

自分でも言ってることの意味なんてわからなくなっているが、そんなのはどうでもいい、今はこの気持ちいいのが……っ!

「来た♡アレがまた…!♡また来るぅっ……!♡♡♡」

ビクビクが来て体が跳ね上がる、力が抜けてベッドに沈み込んでいくのがわかる。

ここまで無防備になったのはいつ以来だろうか、今の生活になってから、いやアリウスにいた頃を含めても初めてかもしれない。

私に新しい感情や行動をこんなにたくさん教えてくれるミカに感謝したい気持ちと共にミカに都合よく物事を教えられているのではとの疑念が浮かぶ、ミカが悪いわけじゃない、悪いのはベアトリーチェなのだが、どうしても特定の相手から教え込まれるというのは……

……ミカなら、いいかもしれない、ミカの好きなように知識を入れられるというのがなんだか甘美な響きに思えてくる、ミカだけの私にされると思うとドキドキするし私も私だけのミカにしたい♡

「次に会える日が楽しみだな、ミカ♡」

そんな喜びに満ちた想像のままに眠りについてしまったが、その日は最近では一番の快眠だった。


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