ひろがるスカイ!プリキュア×仮面ライダーギーツ×王様戦隊キングオージャー(20)

ひろがるスカイ!プリキュア×仮面ライダーギーツ×王様戦隊キングオージャー(20)

タイトル順は放送枠に準拠です。キャラ面ではひろプリ、戦闘面ではギーツ、世界観の面ではキングオをそれぞれメインに据えたい(願望)。据えたかった(夢破れし者)。

「「「「「スカイミラージュ! トーンコネクト!」」」」」


 大きめのボタンぐらいのサイズ感のアイテム、スカイトーンをスカイミラージュにはめ込む。


「「「「「ひろがるチェンジ!」」」」」

「スカイ!」

「プリズム!」

「ウィング!」

「バタフライ!」

「マジェスティ!」


 スカイミラージュのバーサライタに映る文字。

 それぞれで「SKY」「PRISM」「WING」「BUTTERFLY」「MAJESTY」と、プリキュアとしての名が表示され、バーサライタを模したような円盤状のステージが広がる。


「きらめきHOP!」


 髪の毛は色鮮やかに。


「さわやかSTEP!」


 身に纏う服は華やかに。


「はればれJUMP!」


 そしてアクセサリーは煌びやか。

 ステージの上を自由に飛び跳ね、舞い踊り、その姿を少しずつステージ衣装のように華やかなものへ塗り替えていく。

 メイクをするように、オシャレな服を着るように。

 “強く美しく、そして自分らしい”姿を得て、自信の現れのようにウィンクを一つ。

 ひろがる光の中で、少女達が名乗る。


「無限にひろがる、青い空! キュアスカイ!」

「ふわりひろがる、優しい光! キュアプリズム!」

「天高くひろがる勇気! キュアウィング!」

「アゲてひろがるワンダホー! キュアバタフライ!」

「降り立つ気高き神秘! キュアマジェスティ!」


 一歩踏み出し、強く飛び立つ。


「レディー……ゴー!!」


 風を受け、雲を突き抜け、五人の戦士が名乗りを挙げる。


「「「「「ひろがるスカイ! プリキュア!」」」」」


 その自信に溢れた姿に触発されたのか、堂々と、それでいて悠然と歩き出す者達がいる。


「オレは媚びねえ諂わねえ。誰が相手になろうとも、意地とドタマでブッちぎる! それがンコソパ総長、叡智の王ヤンマ・ガストだァ!!」

〈Tone Boy!〉

「我が名は、イシャバーナが絢爛の女王、ヒメノ・ラン! ただ我が儘に、我が道を征く! 散ることを知らぬ花、その気高きを知るが良い!!」

〈Come and Kick it!〉

「法とは、王を穿つ矛。法とは、民を護る盾。なればこそ、ゴッカンは不動なり。地が裂け天が降ろうとも、この不動の王、リタ・カニスカは揺るがない!!」

〈Pop it on!〉

「民とは、命なり。民の為には泥に塗れて手を汚す!! それが、豊穣の王殿様! カグラギ・ディボウスキ!!」

〈Hatch it!〉

「俺はジェラミー・イドモナラク・ネ・ブラシエリ。ヒト、バグナラク、全てを総べて、世界の運命を定める者。狭間の王様その有り様を、永遠に語り継ぐといい」

〈Guys Go!〉


 そして、ギラ・ハスティーがオージャクラウンに取り付けられた赤い宝石を押す。


〈KING! KING! KING! KING!〉

「「「「「「王鎧武装!」」」」」」


 ギラのみがそこに「始祖光来」と付け加え、六人の体が琥珀に包まれ極彩色の戦士達へ変身する。


「恐怖しろ! そして慄け!! 一切の情け容赦なく! 一木一草尽く!! 貴様を討ち滅ぼす者の名は、邪悪の王ギラ・ハスティー! そして!!」

〈You are, I am, We are the, We are the KING! KING-OHGER!〉

「「「「「「王様戦隊! キングオージャー!!」」」」」」


 ……と、ここまでノリノリで変身している面々を見て、桜井景和がぽんぽんと浮世英寿の肩を叩いた。


「どうする英寿。俺達ああいうのないよ」

「……あんな仰々しいのやりてえのかお前」

「え〜!? 道長わかってない! 郷に入っては郷に従えってヤツじゃないの!?」


 小声で言い合う三人を見て、浮世英寿は小さく笑い「そういうことなら」と一言。


「ここは俺達の世界でもあるんだ。俺達らしく行こう。……どうしてもやりたいなら自分の夢でも言えばいい」

「……道長さんが空気読めない人になるか変な人の二択を迫られてない?」

「さあな。まあ俺達ばかり立ち話ってわけにもいかない。行くぞ」

「ちょっと待ってよ! 姉ちゃんと大智くんは!?」

「ナッジスパロウの方が負傷したんでな、沙羅さんもアイツを連れて一旦離脱した。アイツの応急処置が終わり次第二人で戻るとは言っていたが」

「……クローバックルしか持ってねえなら足手纏いだろ。ナッジスパロウの方はともかくな」

「そりゃあまあそうだけど……沙羅さんホントよく面倒見れるよ……一度沙羅さんが亡くなっちゃった原因あいつなのに」

「力の有無も過去の因縁も関係なく、救える人は救いたい。……そういうヒーローもいるってことだ。バッドジームに単身挑んだナッジスパロウも沙羅さんも、二人とも自分なりの方法で理想を目指して戦ってる。俺達も追い付かなきゃ、だろ?」


 浮世英寿が取り出す白と赤のバックル。

 桜井景和が取り出す黒と緑のバックル。

 鞍馬袮音が取り出す紺と金のバックル。

 吾妻道長が取り出す橙と銀のバックル。


〈SET IGNITION〉

〈SET AVENGE〉

〈SET〉

〈SET LIBERATION〉


 英寿が扉のロックを解除し開け放つように大きく腕を振り上げ、顔の横へと運んできた指で狐の形を作る。狐にしていた指をパチンと鳴らし、そして。

 景和がどんどんと、自分の覚悟を確かめるように胸を拳で叩き、両腕を斜め下へ突き下ろす。下ろした両手を擦り合わせるように捻りながら持ち上げ、右手だけを再び素早く突き下ろし、そして。

 袮音がゆっくりとした動きで、両手を持ち上げていく。自分のサポーターがかつてそうしたように持ち上げた腕を十字に組み、左手を突き出して、そして。

 道長が左手で右胸を二度払い、牛のように親指と小指のみを立ててゆっくり引いていく。獰猛な獣のように左手を開き、顔の横に掲げ、そして。


「「「「変身!」」」」

〈AWAKENING POWER〉

〈PLOSION RAGE〉


〈FANTASY〉


〈BLACK GENERAL〉

〈BUJIN SWORD〉


〈REVOLVE ON〉

〈DYNAMITE BOOST! GEATS Ⅸ〉

〈READY FIGHT!〉


「仮面ライダーバッファ、吾妻道長。大層な夢は持っちゃいねえが、誰かを不幸にする奴は、俺がまとめてぶっ潰す!」

「仮面ライダーナーゴ、鞍馬袮音! 白馬の王子様を捕まえるまで、皆の世界は終わらせない!」

「仮面ライダータイクーン、桜井景和! 俺はどこまでも貫いてみせる。世界平和、いつだってそれが、俺の理想だ!!」

「仮面ライダーギーツ、浮世英寿。誰もが幸せになれる世界を創り、そして守るために、俺達は戦い続ける」


 仮面ライダーバッファプロージョンレイジ。

 銀色の装甲と長く鋭くなった黒の角。そして何より目を引く、五指の全てに沿ってチェーンソーが備わった巨大な手型のシールド。

 仮面ライダーナーゴ・ファンタジーフォーム。

 紺色を金で縁取り、幾何学的な魔法陣をあしらわれた装甲。青白く光るエネルギーの刃を周囲に従えている。

 仮面ライダータイクーンブジンソード。

 全身を包む漆黒を、暗く、しかし鮮やかに縁取るグリーン。バイザーの下で情熱的に燃える赤い瞳。そして携えられる、闘争心以外の全てを削ぎ落としたように無骨で鋭い、日本刀型の“武刃”。

 仮面ライダーギーツⅨ。

 全身を白い装甲に包んだ中で炎のような赤が揺らめいていた。肩から落ちるマントは九本の尾のように枝分かれし、風に吹かれて棚引いている。

 四人の戦士が王様戦隊キングオージャーとひろがるスカイプリキュアに並び立ち、そして、ギーツⅨが告げた。


「さあ。ここからが、ハイライトだ」



10

 ギーツバスターQB9を取り出す仮面ライダーギーツⅨが後ろに退がると、すれ違う形でプリキュア達が真っ先に駆け出した。中でもキュアスカイとキュアマジェスティが速い。

 踏み込み、腰を捻り、拳を振りかぶる。合わせようという意志も必要ない。二人のとる動作の全ては当たり前のようにタイミングを一致させていた。

 だが確実な基礎に裏打ちされたキュアスカイの、ある種丁寧な動き。そして彼女の戦いぶりを見て自分に吸収し続けてきたキュアマジェスティの動きは、ある意味ではバッドジームにも対応のタイミングを悟らせやすい物でもあった。

 攻撃を中止しても回避が間に合わない一瞬を突き、バッドジームが長大なツタを城の天井を突き破る形で真上から伸ばす。

 が、そこへ。


「エル!!」

「プリンセス!!」


 キュアウィングの蹴撃とカマキリオージャーの斬撃が、ギロチンのように天から迫る死を跳ね除けた。キックの勢いで千切れ飛ぶツタや、あるいはカマキリオージャーに切り落とされたツタはしかし、勢いを殺されたとはいえ相も変わらずキュアスカイ達の頭上である。

 だがそのツタもトンボオージャーと仮面ライダーギーツⅨの射撃が的確に弾いて、彼女達から遠ざけてしまう。


『チッ』


 舌を打つバッドジームが、今度は城の床を壁に創り変えて盾とする。

 そんな盾を、それでもキュアスカイとキュアマジェスティの拳は当然に突き破る。


「無駄よ! わたしとスカイの前に、壊せない壁なんてない!」

『だからどうした』


 鐘の音が響く。砕け散った壁が振り抜かれた二人の手首にまとわりついて固まってしまう。


「っ、こんなもの、効きません……っ!」

『油断するなよ。足を掬われてはいけない』


 否、壁の再構築による手首への重石……だけではない。

 派手に壁の破片を動かすので二人の視線を誘導し、その間にバッドジームは二人の足元へと、よく見なければ気付けないほど細いツタを這わせていた。キュアスカイとキュアマジェスティの足首を絡め取るツタ。バッドジームが両腕を左右へ広げると、その動きに連動してうねったツタが二人を引き倒し、それどころかそのまま振り回し始めた。

 床に強く叩きつけ、壁をガリガリと薙ぎ払う。半分生身ともいえるプリキュアの体には、その程度でもじわじわとダメージが蓄積していく。


「う、ぐっ……!!」

「ぁあっ、が……!」


 二人を救うべく剣をとるのは、ハチオージャーと仮面ライダータイクーンだった。オージャカリバーと武刃を振るって糸のように細いツタを斬る。

 斬られたツタから投げ出されるマジェスティとスカイを空中でキャッチするのはパピヨンオージャーとキュアプリズム。


「リタ」

「気にするな」

「ましろさん、すみません!」

「大丈夫。まだチャンスはあるよ!」


 言葉の通り、キュアプリズムは離脱しながらもバッドジームへ牽制のプリズムショットを欠かさない。

 パピヨンオージャーも左腕で抱えたマジェスティにキングズウエポンを持たせて、右手で弓を引いて器用に射撃。

 狙う的が増えたのを喜ぶように殺到するツタの数々をあっさり射ち抜き安全に離脱する。そして四人へ意識を割くバッドジームの隙を狙い、キングクワガタオージャーと仮面ライダーバッファが迫る。


『今更この程度を隙と見るか。侮るなよ』

「俺様達にかかれば充分に致命的よ、貴様の方こそ見縊るなァ!!」

「隙じゃなかろうが関係ない! 防ぐんならその防御の上からぶっ潰すだけだ!!」

〈PLOSION RAGE STRIKE〉

〈キングバモラムーチョ!〉


 仮面ライダーバッファプロージョンレイジが地面に爪を突き立てると、銀色の雷がバッドジーム・ボーグデウスがいくつも創り出す青白い光のバリアを弾き破砕する。

 さらに、キングガブリカリバーに赤い大顎のオーラを纏わせた斬撃。

 上と横から襲い来る二種の必殺技。バッドジームがそれぞれへ二本の腕を向けた。


「チッ!!」

「貴様のその“反射”、この程度の威力なら押し返せるわけか。ならばこのまま根競べだ、バッドジーム!!」

『フン、来い!!!』


 降る雷。振るう刃。

 その双方を受け止める腕で、ツタと蛇の絡み合ったようなコイルスプリングがギチギチと音を立てて収縮していく。

 が。


「逆に言えば、そのバネが伸びない限り反射はできないってこったろう? BANG」


 ヴェノミックスシューターから放たれた糸がバッドジームの手首二本に巻き付く。

 反射を機能不全に追い込まれた上側の腕をさながら避雷針に、プロージョンレイジストライクの雷撃が降り注ぐ。

 そして崩れた姿勢。吸収そのものも不完全なまま、下側の腕がギラの必殺技を反射する。しかしその反射自体もあちこちへエネルギーを分散させてしまった。


『グ、ゴぁ……ッ!!?』

「言ったろ。防御の上からぶっ潰すってな!!」

「ただ、俺達はそれが「力押し」という意味だなんて一言も言ってない。行間を読み損じたかいバッドジーム」

『ジェラミー……ブラシエリィ……ッ!!』


 バッドジームが恨めしげな声を上げ、四本の腕を一箇所に向けて構える。

 歪んだ鐘の音と共に集まる巨大なアンダーグエナジーの渦。


「おっ、とぉっ!」

『異端者同士が馴れ合いを愛などと錯覚し、その果てに産まれ落ちただけのぬるま湯の忌み子。それが貴様だ。融和を謳い個としての絶対的な強さを奪う貴様こそ、我の最も厭悪する存在! 個の力を軽視し群れの一匹に身を落とすのならば、その群れの力に食い潰されて死ね、偽りの王よ!!』


 アンダーグエナジーが凝固し、溢れ出すのは純黒のバッタの群れ。

 一瞬で創られたとは思えない数百数千の群勢。各国上空を襲ったそれよりは小規模とはいえ、しかし明確な数の暴力がスパイダークモノスへ向け殺到する。


「悪いがお断りだ。俺にはまだ語るべき物語、埋めるべき溝が残ってる!」

〈More Dock In!〉

〈ヴェノミックス!〉

〈Dock Dock Net!〉


 スパイダークモノスがヴェノミックスシューターに鍵を挿して二回捻る。そのままヴェノミックスシューターを振り続け、その銃口から毒の網を放った。

 バッタ型オーボーグの群れとも言える群勢を真っ向から絡め取り抑えつける攻撃。しかしそれでも群れの勢いを削ぎきるには至らない。

 小さくとも積み重なれば致命傷。あわや命の危機というところで彼を救ったのは、


「ひろがる! バタフライプレス!!」


 バリアを足の裏で思いっきり蹴り付けて、浄化の勢いでどんどんと群れを爆発させていくキュアバタフライだった。そしてその隙を見て、キュアウィングがスパイダークモノスとバッタの群れの間に割り込み、肩を貸して離脱する。


「あたしとツバサくんだって! 種族は違うけど想い合ってる! 尊敬し合ってる! 家族の愛も、違う種族同士の信頼もきっとある!! アンタの勝手な価値観で、それを否定しないでよね!!」

「ジェラミーさんは人とバグナラクを結ぶ架け橋だ! ぬるま湯で何が悪い、お互いに争って傷つき続けるよりずっといいじゃないか!!」

「少年、お嬢さん」

「行きましょうバタフライ。仲間として想い合うことができれば種族なんて関係ないって、ボクらで証明してやるんです!!」

「オッケー!!」


 キュアバタフライが取り出すミックスパレット。


「全ての色を一つに!! レッド、イエロー、ブルー、ホワイト! まぜまぜカラーチャージ!!」


 ミックスパレットの上を滑るように走る絵筆が、色とりどりの光を弾けさせる。

 その光に包まれたウィングの姿が、巨大な火の鳥へ変貌し、


「プリキュア・タイタニック・レインボー!」


 バタフライを背に乗せてどこまでも高く舞い上がっていく。

 そして、


「アタック!!」


 キュアバタフライの声と共にキュアウィングの姿が虹色の光るプニバード属のそれへ変わり、バッドジームの頭上へ落下する。

 バッドジームが両腕を掲げようとして、しかし舌打ちと共に横へ跳んでそれを回避する。

 地面にキュアウィングの変じた巨大プニバードが落着した衝撃が砂埃を巻き上げ、スパイダークモノスの元へ仮面ライダーギーツⅨがやってくる。


「平気か」

「ああ。少年達のお陰さ……ただ、親父とお袋まで愚弄されたとあっちゃあ、流石の俺も黙ってられないかもな」

「そうだな。家族の記憶は二〇〇〇年経とうがそう簡単に薄れるもんじゃない。俺にも分かる」

「おっと、神様だからと身構えてたが……景和の言った通り、お前さんとはいい話ができそうだなぁ。ところでギラ!」


 呼びかけると、キングクワガタオージャーが「何ー!?」と叫んで応える。


「バッドジームに曰く、俺は偽りの王らしいぞ。どう思う!?」


 問われたキングクワガタオージャーの反応は、あっさりとしたものだった。


「見当違いも甚だしいわ! ジェラミーは五王国の王たる俺様達が認めた、正真正銘バグナラクの王! 誰に何を言われようと揺らぎはせん! そうだろリタ!!」

「ギラの言う通りだ。バグナラクは法的な手続きを経て正式に樹立した国家。そしてジェラミーもまた我々の承認に基づきその玉座を戴いた者。バッドジームの言葉は、万死に値する不敬だ」

「認めたオレらまでナメられてる気分だよな。黙ってらんねェわ」

「癪だけど同感。人を救えたはずの力を醜く歪めて振り回すだけのテロリストの分際で生意気」

「……それでは今一度、我々王様戦隊の心は、一つになったということで!!」

「仮面ライダーもプリキュアも共に戦ってくれている。俺様達が後先考えず戦おうが問題はない! いくぞジェラミー、総力戦だ!!」

「ああ!」


 王様戦隊キングオージャーが、オージャカリバーとクモノスレイヤーを天に掲げ、そして叫んだ。


「「「「「「────王鎧武装・凌牙一閃ッ!!!」」」」」」


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