ぱかプチTSちゃんと口直しスイーツ
人間サイズでいられる残り時間が少なくなり、因子補給の日。
私は持病の関係という名目で外泊の許可を取って、学園寮から居候相手の家に帰宅する。
「ただいま」
「おかえりなさい」
ゲージが切れる前に変身を強制解除、仮の姿である、ぱかプチの姿になると、まずは休憩。
さっき机の上にあるのがチラッと目に入った袋には、並ぶ必要があるあの菓子店のロゴ。
そわそわして、自然と尻尾や耳が動いてしまう。
冷蔵庫をチェックしたり、中身を聞いたりはしないでおく。
因子の摂取は未だに慣れないけど、今日はその後が楽しみだ。