はくちゅうむ
黒服奮闘√長文野郎初めは、春休みで家にこもって何徹かして頭が煮えてたときの与太話だったんだ。
なんかふと、先生って、あんなでっかいのぶら下げてる割にちょこちょこしてて、いぢめたくなるよね、って……
理不尽全裸土下座なんてどうよ!?みたいな?流石にやりすぎかなーとは思ったし、あの時はアリスもノリツッコミで止めに入ったんだと思ってた。
頭が春のお花畑だったんじゃないかって思う。
別に、本気でやってやろうなんて、ましてやホントにやってる人たちがいるなんて思わんじゃん?
でも今は、むしろそっちのがおかしいみたいな風潮になってて……次の日に話の続きで縛られてるのかなって思って覗いたミドリの目、今思い出しても虚無って感じでマジで怖いな。なんか、スゥ〜って吸い込まれそうな、何も無い目。
そこから、なんだかわからないけど、その、鬼畜BLの真似事みたいな監禁思想教育が始まって……たどたどしくて笑っちゃうくらいだったんだけど、今思えばすごく必死で。
私が反発すると、引っ叩いたりつねったり、あとはえっちな愛撫をしたり、とにかくそんなことをしながら新しい常識を刷り込もうとしてたなぁ。
心配してうちに来てくれたユズにもバレて、ユズもあの目をしてたときにあれっ?て思って。
ユズにはだいぶハードにやられたね……乳首もクリトリスも抓りあげるわ腹パンするわ電気責めするわ……ただでさえそんな子じゃないって思ってたのに、おしっこで水責めしてきた時は頭真っ白になっちゃった。
アリスは監禁されてからは1回だけしか会ってないけど本当にヤバかった。完全に先生いじめ思想に染まってたし、何より手加減ってモンを知らんのだ奴は。
フツーにわりと全力でブン殴ってきたからさすがにそれは違うってガチ切れしたしミドリとユズもドン引きながら腕を抑えつけてたね。まだアザ残ってるや。
それからすぐ、ヴァルキューレがうちに来て。助けてくれるのかなーなんて思って顔を上げたらあの無が並んでて。いやあの目が。
この時初めて、ゲーム開発部がふざけてるとか変な思想に染まったとかじゃなくて、私がおかしいってコトに世界がなっちゃったんだ……って思ったんだ。もう遅かったけど。
それから。元シャーレ――今は思想犯収容施設って言ってたかな――に、すっぽんぽんのまま放り込まれて。信じられないことに連邦生徒会のリン会長代行が直接お話に来て。“お披露目”もして。
あんな、公衆の面前で磔見せしめ洗脳機械姦なんて今日日バカエロゲーでもなかなかやらないような儀式で処女を散らして。ついでに童貞も捨てたんだった。なぜかミドリと相互に。
ドッキリとか夢だよって言われたらいまでも信じるよ。機械姦プラスふたなり化近親相互姦通なんてマジでやるのはキヴォトスでなくてもバカなことなんだよ!ホントに。
あの時はすごかったな……ガヤがすごく近くて、明らかに罵ったり蔑んだりするような声が聞こえて、おまけにミドリとお互い奥まで咥えさせられた穴も竿もキツキツでホンットに痛くて、惨めやら痛いやらだったけど……
同時に、お互い刺激でお腹に力入ると相手を刺激しちゃう無限ループで、それが、頭にかぶった電極付きの……それこそ洗脳バイザー的なアレ、アレですごく増幅されてて、きっと感度3000倍くらいになってて。
途中からお互いおまんこトロけすぎて……ミドリのナカのクチまでユルユルになっちゃって、ピストンさせられるたびに、その子宮口が先っぽを咥え込んで、カリ首スリスリしてきて……
半狂乱でギャン泣きしてずーーっと無様な射精して、顔も体もドロドロで……
時間が終わって引き剥がされたあとでも、ミドリの特濃精液がゆっくりおまんこを広げて這い出て来るたび、頭のナカ、バチバチして、おちんぽの奥に溜まってる熱いものがゆっくりと亀頭の先を押し広げて……射精快楽でまんこキュッと閉まっちゃって、吐き出した私のざーめんがガチガチの竿をゆっくり撫でながらクリとおまんこをぺろりと舐めて、それだけでイキ続けて……落ち着いて力が抜けたらまたおまんこから塊が……
最期、建物に入る直前、サイコーだったな……洗脳バイザー外されて、見せつけられたんだ。ギャラリーの、真っ黒の虚無に粘っこさだけがある、たくさんの目。そこで、しっぽをお尻から引っこ抜かれて、ピンク色のスライムをボトボト産み落としながらいちばんスゴい射精した時の、侮蔑と嘲笑の、
あの目[アナ]。
それから私は今、よくわからん機械に拘束されて、毎日悪夢を見させられながら射精する機械になってる。
ヘイローってさ、なんとなーく浮かんでるだけって思ってたんだけど、掴めるんだね。ウタハ先輩についてきたマキがムカつくくらいのドヤ顔で説明してたけど、悲しくてそれしか覚えてないや。
今の私の生活は、ぜーんぶこのヘイローを掴む機械に支配されてる。普段は全身ガチガチに拘束されてるけど、たまにミドリが来てくれたときだけ動けるんだ。
毎日、っぽいんだけど。この機械が赤く光ってる時……私のヘイローを弄ってる時。私は、起きたまま悪夢を見る。
なんだろう、それこそいろんなゲームのいろんなキャラクターになったみたいに、たくさんのシチュエーションで、犯されたり、殺されたり、体が勝手に動いて逆に周りに酷いことをしたり。
必ず変わらないのは、私が絶対に悲しかったり辛かったりすること。
レイプの被害者にはなれるけど、明るいビッチにはなれない。異形に捧げられる贄にはなれるけど、獲物を犯す触手にはなれない。怒りに任せて女を犯す時も、絶対に快楽目的じゃない、虚しさと辛さで胸がいっはいになってるの。
そんな悪夢が終わる時……私の中に、暗く淀んだキモチワルイモノが満ちた時。私は必ず、搾精機に熱い射精を吸い尽くされる。たまに勢い余って漏れそうになることもあるけど。
これがすっごく気持ちいいんだ。
魂ごと根こそぎ吸い上げられるみたいな、死ぬ直前の脱力感で、全身にめちゃくちゃに電気を流されてるみたいな、快感の嵐に襲われて、バラバラになりそうで。
男の子の鋭い射精快楽が、女の子の絶頂みたいにずぅ〜〜〜っと続いてさ。それも、頭の機械が青くチラつくたびに感度が上がっていって。それでもその機械に脳みそいじられてるお陰で気絶もできずに最後の一滴まできっちり吸われるの。
ねぇ?一番の悪夢って何だと思う?
それはね、頭の機械が、ミドリに光る時。
その時だけは、搾精機が、ガラスじゃない温かいものになるんだ。
それに、全身を暖かく包んでくれるし、心地いい音で外の世界を教えてくれて。
どんなに思ってもないひどいことを言っても、どんなにやりたくもないひどいことしても受け入れてしまうし。
搾精したあとは撫でながらキスをしてくれて、そのまま“お掃除”もしてくれるし。
おなかを蹴らされてるときも、絶対に産むんだ〜なんて言って必死に守ってて。
そんな甘い悪夢も、変わらず気絶なんてできないの。
でも、この悪夢も、私が絶望した[シンダ]ら、終わるんだよね?ね?
早く気付いて、終わらせてよ。ねえ?ミドリ。