どスケベックスするコノアサ♀
軍服にワイシャツをはがされ、スラックスも放り出される。残されたのはブラジャーとショーツのみ。うしろから抱き着くような格好で、アーサーを包み込む。うしろから男の筋肉質な感触に、普段以上に肉付きが良い広い体格。伸ばされた腕は程よく締まっていて、手もごつごつと骨太い指。年上の大人、をイメージさせるのはちょうどいいだろう。
その体格に納まる程度に、細い女性であった。下着の身の格好、裸の次に恥ずかしい格好させられ、アーサーはいつも以上顔を赤らめている。コノエはアーサーから伸びる長い髪の尾を指先でくるくると巻き、嬉しそうに笑みを浮かべている。
しかし、どこか意地悪気な声色で反応も意地悪気であった。
「…私はね、君のこのやわらかくて慎ましい胸が好きでね。ほら、この通りすっぽり収まってる、余ってもいいが包むくらい良いかもしれないな。とは言え、私も男だ、大きいのは嫌いじゃあないんだ。すまないな」
「ひっ…ぁ、ごめんなさ…もう、おちょくったり、しな…ん、ぅうう…」
ぶるぶると小刻みに震え、怖がっているアーサーをじっとりと熱帯びた目で見つめながら、胸部を繊細な手つきで触れていった。ふにゅ、と指がやんわりと食い込むほどの柔らかさ。コノエの手の中に納まるくらいの大きさで、やや湿っぽく下着が邪魔になっているが弾力ある水餅程の感触。
コノエは胸の感触を楽しみながら、うなじを舌でつつ、と舐めとり首筋を這わせるように上らせていく。ざらざらとした感触に、くすぐったさを覚えるも、声を押し殺す。今度は耳を甘噛みし、お腹がむずつくような低い声で、囁いた。
「もう遅い。少しはちゃんと相手の態度を予想しなければいかんな、…あぁ、そんな怖がるな。痛いことは一切しない、むしろ意識を飛ばすような絶頂をいっぱいしような。アーサー、…気持ち良い事大好きだろう?」
「ひ、ぁ…それは…きゃふっ」
カリカリ、と乳頭を指先で何度も掻いていく。ぐつぐつと煮えたぎらないもどかしさで満ち溢れ、短い嬌声を何度も零し、口を開けっぱなしの顔を浮かべる。時々、歯を食いしばって涙をボロボロと流しながら、快楽に贖うも、迫りくる快楽に耐えきれるようすはない。
次に、人差し指親指を使って、乳頭を摘まんでみる。厚ぼったい指の腹で押しつぶされ、へひっ、と情けない嬌声を上げた。
アーサーは快楽に負けんとする、意地の張った顔を浮かべている。
しかし、短い感覚で親指の腹で乳頭をこすりつければ、気持ちよさそうな吐息をこぼした。
「んーーー…ぅうー…っ、もう、やぁああぁ、…おっぱいつねっちゃ、やぁっ、…んっ、んっ、ふ、ぅうー…っくぅうんっ…」
短い呼吸を繰り返し、近づいていく絶頂の波。アーサーの思考はもう快楽でいっぱいとなり、交尾の準備をさせられる牝の姿だ。男の手でじっくりとならされ、どんどんと深みにはまらせ、最後には受け入れさせる…単純だが、狡猾なもの。
「こら、グリグリと押し付けるな。入るぞ…アーサー、いい子だから」
そうたしなめるような口調で言うものの、コノエの顔は一切怒っていない。それどころか、クスクスと笑みを浮かべながら、アーサーの反応を愉しんでいる。
「腰が動いているな、どういうことだ?んー?」
「しらない、勝手に…んっひ、ぃいっはっ、はっ、…イっく…アレクセイ、さん…ほんとに、…ぁッあっ、ん、ぅうーーー…っ」
ビクンビクン、と小刻みに体を震わせ、上ずった声を上げ続ける。ジンジンと響くような絶頂を迎え、未だ余韻が残り吐息が深かった。
「…はぁん……ひんっ」
「勝手にイったな。悪い子だな、『おまえ』は」
ぞくり、と乱暴な言葉に聞き入ってしまい、アーサーは口元を緩ませる。その顔を見逃すことなく、コノエは下半身に向け、手を伸ばした。
じっくりと余すことなくアーサーの下準備を整わせ、かぶりつくように堪能する。トロトロに溶かされた膣内はコノエの怒張をすっぽりと包み、きゅきゅうと締め付けていた。コノエによる、コノエの為だけの好みに、具合に、と突き詰めるように調教され、教え込まれた身体だ。
コノエをイかすには、十分と言える。
「もう、無理っ、むりぃっ、…あっ、あっ、ありょーひゃ、ぁんっ、ぅううっ」
「散々私をいじらせて、もうへばるのか?今夜は寝かす気は無い、起きろ」
ごつん、と思い一突きを入れれば、アーサーはべっしょりと顔を濡らし、濁った矯正を上げる。女の甲高い声ではない、気持ち良さを突き詰めた嬌声。
「はひぃっ、ごめんな、ざ、ぃいっ、おひょくっれぇ、おっ、おっ、おっ、ぉおおおっ」
「おまえは本当にかわいいなぁ。ほら、…ここ好きだろう?」
「いっひぃいいんっ、んぃ…ぎぃっ、しきゅう、ううっ、ちゅうちゅうしっで、ぉ、ひ、ぉお…っ」
言葉にもならず、呂律も崩れた声を上げるアーサー。コノエとしてはとっくに怒ってはいないが、アーサーの反応を愉しみたいがために、あえて冷めた口調で語りかけているだけ。加虐心にくすぐられ、このような態度を取っていた。
弓なりの姿勢を取りながら、下腹部から何度も突き上げてくる快感に包まれる。子宮を小突くような抽出を行われ、微弱な電流が走るような感覚。バチバチと視界が白んでいき、アーサーは思考をまともに動かせず、コノエのされるがまま。
「あっ、あっ、アレクセ、イさ、んんっ…はぁ、あんっはやい、の…まって、おなかジンジン、…して、ぇええっ」
「……苦しいか?」
「それは、へいき…ひんっ、は、ぁ…っん、んぅう…まだ、イきたく…にゃ、ぁっあっ」
ぐず、と鼻水をすすり、涙目でそう訴えるアーサー。流石にやりすぎた、と思ったのか、コノエはペースを少し落とす。ゆったりとした抽出に変わったのを感じ取り、アーサーは両腕をコノエの背中に回す。そうして、頭を近づけながら、ぽしょぽしょと、消えそうな囁き声で、お願いを口にした。
「もっとアリョーシャの、感じたい…です、ゆっくりじゃダメですか?」
理性の一辺が、溶け落ちたように思えた。コノエは可愛い片翼、アーサーのささやかな願いに、心を躍らせる。
そうして、口元を上げながら、ひとつ了承した。本当なら、もう少し苛め抜きたかったが…こんな願いはめったにない、そう言い聞かせコノエは折れたのだった。
たんたん、と先ほどよりもゆっくりとしたペースで繰り返していく。はしたなく水音に泡音が立ち、アーサーの甘ったるい嬌声と吐息がこぼれ出た。淫猥な痴態をさらし、うわごとのようにアリョーシャや、好き、と言った言葉を惜しげもなく垂れ流す。
「えひ、…わるい顔ー…あっ、…んんっ、あっ、あっ…ぉんっ、おっぉ、あっ、あっ…」
「失礼」
「んぇ?…みゃ」
ベロり、と垂れ流れる涙を舌で舐めとり、きれいにしていく。腰の動きを止めず、両手でアーサーの胸を揉みしだくたび、甘く蕩けた嬌声がコノエの下腹部を刺激する。ジクジクと、浸透するように射精感を高めていった。
男の手、それも愛人の手によって揉みしだかれていくたび、自身で揉むよりもいっそう何倍もの快感が得られていた。
「はぁう…アリョー、シャ…あ、あ、あっ…ん、ぅうーー…ぅ、ふぅー…ん…」
ゾワゾワと背中からくすぐられ、どんどんと押し寄せてくる波の気配。それに射精感も早まっているようで、コノエはペースを上げ、高めていく。
「アーサー、ほら…解るだろう?」
「あっ、あっ…アリョーシャ、そこ、トントンって、んんぅ…ふ、ぁ…あっ、ぅうう」
「悪いが、…っ…もう優しくは出来ん。いいな」
アーサーの答えを聞くまでもなく、両手を繋ぐように握りしめ、ガツガツと腰を叩きつけ上り詰めていく。子宮へと深々と押し付けるように突き上げるたび、潮を吹き、根元を濡らしていく。
おどけた様な笑みも失せ、今は蕩けきった牝の顔をしている。
「ひゃうん、あっあっ、ありょーひゃ、好き、すきすき、ぃいっ…だひて、わたしの中に、いぃ、いっぱいだひれっ」
「言われなく、てもなっ」
「おっひぃいっ、んおっ、ぉっ、ぉおっ、おっイっぐ、イグ、イぐのっ、イっぐイぐイぐーぅううっ」
「はっ…ぐう…」
「イっぐぅうーーーっ…ぅううっーー…んぅうう…ぅ」
一気に最奥へとたたきつけ、ギチリと膣内が締め付けがいっそう強くなった。コノエは射精感を感じながらガッチリ、と潰れそうなくらいの力でアーサーの手を握り、歯を食いしばる。ぶるり、と体を震わせるたびに、射精が長くなるような錯覚を覚える。
ドクドクと、子宮にめいいっぱい溜まっていく精液。
「うふ…んんーーー……はぁ、ぅ…ん・・・ーーぅう…」
アーサーは子宮に満たされる感覚と、じんわりと得も言えぬ快感に包まれ、余韻を含ませた吐息をこぼし、とろん、と目を蕩けさせる。
「ぁん…まだ、出て…ぉっひ…ほ、ぉ……ぁ、ぁッ、アリョーシャ、ん、んぅう」
びゅー、びゅぷ、びゅっぷ、と一向に収まらない射精感。コノエは変わらずアーサーの手をしっかりと握りしめ、耐え忍ぶが…犬歯をむき出しに、歯を食いしばる姿は、普段とはかけ離れた男らしさを見せている。
アーサーはその顔を見ると、惚けた表情を浮かべた。スリスリと、鎖骨から胸部に頭を擦り付け、コノエの耳元で囁きかける。
「こんなにいっぱい…赤ちゃん、出来ちゃいますよ?」
あまりの言葉に、動揺からかギチリ、と歯を食いしばり、歯を軋ませた。
「…煽るな」
「ひゃあ、怖い……えへへ、でもその顔かっこいいですよ?」
余裕ある笑みを浮かべ、クスクスと小さく笑いをこぼし呟く。コノエの新しい一面を見ることができて嬉しいとともに、男らしさに惚れこんだとみる。悪意無い純粋な気持ち、コノエはそれを解っているが、どこか釈然としなさあがあった。コロコロと転がされている、女性と言うのは男を転がすのが上手い、と感想を抱く。
…こんの小娘が、と低い声で言えば、アーサーは艶っぽい女の顔をいっそう露わにした。
「アーサー…君はずいぶんと、いい女になったな」
「んー?だって、アリョーシャがいっぱい女らしくしたんじゃないですか。…止めちゃいますか?」
「いやだね。君は私の女だ、尚のこと手放すものか…」
じゃあ、幾久しくよろしくお願いしますね、とアーサーは満面の笑みを浮かべそう言いながら、コノエの唇に触れる。ちう、と控えめのリップ音を出し、すぐに離れた。
いきなりのことに、コノエは一瞬思考を停止したが…かなわんなぁ、と呟きながら、今度はコノエから口づけを送るのだった。