どこに何があるか2

どこに何があるか2


ふえのね園、図書館、グエルの家、レンブラン家、ペイル社について記載


【ふえのね園】

教会にも似た古めかしい建物だ。煉瓦づくりで、ステンドグラスのある大きな窓や尖塔などもある。

・チャリティーバザール

外でやってる。そこそこの年齢の子や、まダ小学生くらいの子どもまで、ちょっとした出店をやっているようだ。色ボケ用(断言)あそべるよ

射的→拳銃×2で5回。イクストリームで10点、ハードで5点、レギュラーで1点の位置にあたる。50点ならメチャデカなうさぎのぬいぐるみ、40点ならおおきいうさぎのぬいぐるみ、30点なら好きな動物のふうせん、20点なら音符型のクッキーつめあわせ、10点ならふわふわなわたあめ、それ以下なら音符型のキャンディ。

カラオケ大会→とはいいながら、実質パフォーマンスを見せる場であるようだ。芸術技能で成功したら優勝。子どもがつくった金メダルがもらえる

小物屋→いろいろなものが格安で売っている。幸運成功→厚手のコートや医療キットなど、役に立ちそうなものが買える 失敗→「おまじないのピンキーリング」などという怪しげなグッズを押し売りされる

たべものや→アルコール類も売っている。1:りんごあめ 2:チョコバナナ 3:フランクフルト 4:やきおにぎり 5:ジュース 6:アルコール類

・礼拝堂

こどもたちがいる。めっちゃ質問責めされる。

「アイドルなの!?すごーい、うたってうたって~!」「もてますか?もてるんですか!?」「恋人はいますか?」「ともだちとけんかしちゃった。なかなおりするにはどうすればいいですか?」「しんちょう……うらやましい」「上手に歌えるようになるにはどうすればいいですか!?」

聞くなら、「音楽がうまい方」と「音楽がうまくない方」でわけられており、この子どもたちは「上手くない方」であることがわかる。

聞き耳→心地よい音楽が流れてくる。どうやら打ち込みではなく、楽器の生演奏を録音したものであるようだ。曲名もわからないが、かなりうまい。

アイデア→教会というには、ステンドグラスの絵柄は、すべて音符や楽器などだ。さらに何らかの知識技能に成功すれば、「このような絵柄のステンドグラスが教会で使われることは、ないとはいわないがかなり少ない。あるいはここが児童養護施設だからなのだろうか?」

・保管庫(基本ジェターク社のものと同じ)

大量のカセットやレコードが置かれている。どうやら写真や氏名も書かれているようだ。異質さや奇妙さを感じSANc0/1d4

探索技能or探す宣言→グエルの歌が収録されたものを発見する。芸術(音楽)99と同等の効果を持つ

机:カセットやレコードが平積みされている。その中に、『神が与えたもの』とかかれたものがある。見つけた時点で押し売りされる。聞くと1/1d3。ただの罠

ふえのね園の情報を知っている場合アイデア:どれも「適合」とされたものばかりだ。

・地下練習場

鍵がかかっているため、中には入れない。また、この鍵はシナリオ中に手に入らない(入った場合の処理に困るので)。ぶっちゃけただのSAN罠

中からは断続的に音楽が聞こえてくる。とまらない。とまらない。悲鳴が聞こえてくる。風切り音が聞こえてくる。とまらない。とまらない。音楽。悲鳴。音楽。悲鳴。音楽。SANc0/1d4

のぞき窓→中は、異様な光景があった。歌い続ける子ども。楽器を演奏し続ける子ども。休もうとする子ども。その子どもに、手を上げる男。鞭を持った男。何が起きているのか、嫌でも察してしまう。SANc1/1d6

目星→楽譜が落ちている。演奏すれば、探索者の脳内に、同じ音が共鳴してくる。まるで母親の胎内で揺られているような。そして太鼓の音。ラッパの音。フルートの音。それが嘲笑的な旋律を帯びて、追いかけてくる。SANc1/1d6

・職員部屋

「ここは関係者以外立ち入り禁止ですよ」「もう外のバザールは見られましたか?」「子どもたちに構ってやってくれると助かります」「地下?あれは教育ですよ」※正真正銘SAN0なのでまともな受け答えは期待できない

HO1を連れていったうえで「HO1の親はふえのね園出身である」と明かすか、HO3が向かう→「適性があるかもしれない」とされ捕まえられる。懺悔室に連れていかれる。ソフィに見られて条件に当てはまっていた場合「適合」とされ、トルネンブラの音楽を聴かされる(トルネンブラの項目参照)。発狂しなかった場合は逃げればいいが、発狂した場合順当に捕まる。誰も助けに来れない場合ソフィが助けてくれる。

聞き耳→心地よい音楽が流れてくる。どうやら打ち込みではなく、楽器の生演奏を録音したものであるようだ。曲名もわからないが、かなりうまい。

目星ハード:カセットやレコードが平積みされている。その中に、『神が与えたもの』とかかれたものがある。見つけた時点で押し売りされる。聞くと1/1d3。ただの罠

本棚:こどもファイル。「適合」と「不適合」で分けられている。図書館で探せば「グエル(適合)」「ラウダ(不適合)」「プロスペラ(不適合)」「ノートレット(不適合)」が見つかる

手さばきなど:懺悔室の鍵が手に入る。

・懺悔室

鍵がかかっている。鍵開けが懺悔室の鍵が必要。

中に入れば、音楽が聞こえてくる。歌だ。バイオリンだ。ピアノだ。チェンバロだ。その他あらゆる楽器だ。それらの主は、うつろなひとみで、ただ、ただ。音楽を奏で続けている。まるで魂が抜けたように。話しかけても何の反応も示さず、まるでそういったおもちゃかなにかのように、ただ、ただ。ひたすら。SANc0/1d4

医学orアイデア→最低限の生命維持はなされているが、衰弱しているものもそこそこいる。

ハード成功→サプリメントのみで生活しているのか何かなのではないかと思うかもしれない。

医学or目星→男女問わず「全員」妊娠している。

目星→『交配記録』××/××、××/××__と、知らない名前が並んでいる。名前は「黒」「赤」「青」で分けられており、それぞれ、「黒:預かった孤児」「赤:ふえのね園で生まれた子」「青:外部からの購入・依頼」と書かれている。また、「適合条件:以下のふたつ以上に当てはまる ・本人に音楽の才能があること(芸術音楽関連が70以上) ・「ふえのね園」出生者の血を引いていること ・呪文を利用できるだけの魔力があること(POW70以上) ・音楽を聴き、強く願い続けるほどに、狂気を受け容れること(呪文を持っているor呪文にかかったことがある)」最初の方のページには、「母体として優良。××も付けること」「不適合。処分」「組み合わせの相性がいい」などと雑感がかかれているようだ。最後のページには、「ミオリネ/グエル」と書かれている。ミオリネが青字、グエルが赤字だ。まだ何も書かれていない。SANc1/1d6

更に目星→「どちらも男性であるため我が神にお伺いを立てること」と小さく描かれている。

(部屋を出るときに幸運。失敗すると見つけた職員が襲い掛かってくる)


【図書館】

ここで調べられることはスマホでも調べられる。

心理学コーナー:『依存症ってなあに?』

依存症とは、特定の何かに心を奪われてしまうことです。医学的定義では「特定の物質の使用」についてほどほどにできない状態を依存症と呼びますが、本著では行為や過程、特定の人物に対してそのような状態になることも含めて依存症とよびます。なににしても共通してることは、「繰り返す」「やめようとしてもやめられない」「いつも頭から離れない」などの特徴が出てくることです。このことによって生活に困りごとが出たり、本人や家族が苦しんだりすることが、依存症最大の問題であるともいえます。そもそも依存症とは『コントロール障害』の一種であり、不安や緊張を和らげ、嫌なことを忘れるために特定の事物に執着し、それを繰り返しているうちに日常的からそれを求めるようになるのです。そのため意志や気持ちで解決しようとしてもうまくいきませんし、何度やめようと決意しても条件が揃うとまたやってしまうということを繰り返します。回復できる可能性もありますが、いったん報酬(対象)を求める回路が脳内に出来上がってしまうと、元の状態に戻すことは難しいとされています。むしろ、止めることでストレスがかかり、久々に報酬(対象)を得た時にそれがより強い快感・よろこびにつながってしまい、よりやめられなくなってしまう可能性すらあります。対象が物質の使用なのであれば「止め続ける」、行為や過程なのであれば「遠ざける」ことが、一番の解決策です。とにかく一人で抱え込まずに、専門機関に相談しましょう。

オカルトコーナー:『感情研究論』

この実験では、一部の参加者には相手から好かれていると信じこませ、残りの参加者にはその同じ相手から嫌われていると信じ込ませた。その後のやりとりでは、好かれていると思っている人たちは感じよく振る舞い、自分のことをよく打ち明け、相手に対して否定をせずにあたたかく接し、実際に相手からも好かれる結果になった。一方で嫌われていると信じた人たちはよそよそしく感じ悪く振る舞い、実際に相手からも嫌われた。このことから、好意には返報性があり、自分に向かってきた感情には同じ感情で返したいと思う原理があると考えられている。

医学コーナー:『医学夜話』

子は何に似るのだろうか。多くは親と呼ぶだろう。実際、遺伝による肉体的・精神的な才能の継承は既に証明されている通りである。しかしそれ以外にも大きな要素はいくつかある。そのひとつが、思いの力だ。古代アテネにおいて、妊娠中の女性がある人の姿や特徴を思い込み、また、ある一定の概念を強く思念した場合、その子はその姿や特徴を受け継いで生まれてくることが発見された。このことから、生物の親子の相似は、その親の心理に潜在している記憶が影響していることがわかる。直接の父母以外の他人に酷似している子どもが、姦通の事実なくして産まれることがあるのは、これによるものだ。また、俗にいう「胎教」というものは、迷信などではなく、このことを指していると考えられる。ここまででもわかるように、生物界における霊意識の作用の不可思議さは、現代の科学技術では補足しきることはできないものが多い。


【グエルの家】

石煉瓦で建てられた、妙に威圧感のある、古めかしい洋館じみた場所だ。あるいは砦か何かにも見えるかもしれない。見たところ一部は現代的にリフォームされているようだが、建物自体はかなり昔から使われているものなのではなかろうか。

・ホール

ステンドグラス:音符や楽譜の模様だ。

知識技能:このような絵柄のステンドグラスは、ないとはいわないがかなり少ない。

メモ帳:連絡先がいくつかメモしてあるようだ。『ペイル社用』という電話番号の下に赤線が引かれている。目星→『ミオリネ用』と書かれたものがある。

・キッチン

冷蔵庫:生ものの類は少ない。あまり帰ってきていないのかもしれない。

幸運:すきなものが手に入る。

・寝室

書架:『トルネンブラという音楽』持っていこうと思えば持っていける。読むには二時間程度かかる。

トルネンブラは宇宙の創造主に仕える神の一柱だ。この神に実体はなく、恐ろしげな音楽として現れる。故に、「生きた音楽」とも呼ばれている。アザトースの覚醒を防ぐため、宮殿で常に主を慰める子守歌が奏でられる。

トルネンブラは子守歌の奏者を探しており、才能ある音楽家がこの神の気を引いた時、その脳内に語りかける。この神に魅入られた音楽家は、さらなる音楽の技量と知識を得るが、それと引換に狂気に陥っていく。最終的にはアザトースの宮殿へ魂を攫われ、後には音楽を奏で続ける抜け殻だけが残される。

これを回避することは至難の業だ。音が本体であるこの邪神に、物理的な攻撃はきかない。ただし、正しい調子で歌ったり演奏したりしている間は、一時的にこの神を退けられる。また、魔力を込めた武器であれば、ダメージを与えることができるかもしれない。

寝台:紙切れ『セイレーンの歌』

呪文を歌唱すると、2D6+20時間の間目標を束縛し、自分に依存させて、思うままに操ることが出来るようになる。詠唱者はMPを1、SAN値を5消費する。詠唱者と目標でPOW対抗をして、目標が勝てば呪文は何の効果も現さない。《セイレーンの歌》はそれを聴いた者全てに効果を現す。

SANc1/1d4 CoC神話技能+3% 呪文『セイレーンの歌』を取得

机:グエルの日記

(十年以上前の日付からはじまっている)

れんしゅういやだ。なんで俺だけ。殴られるのやだ。いたいのやだ。

きょうはラウダやエランと一緒に学校にいった。エランがいいかんじの棒をひろってくれた。ぶんぶん。それと、おんがくの時間に先生に褒められた。ふえのね園の練習ではほめてもらえないのでうれしい。

ふえのね園で不思議な音楽を聴かされた。すてきな音楽だったけど、なんだか怖い。みんなこわがってた。今期の「適合者」は俺だけらしい。さすが血族だと言われた。怖い。フェルシー、ペトラ、大丈夫か。ラウダはぽやぽやしているところがあるから守ってやらないと。

「適合」とされてから、もっと練習が厳しくなったし、毎日あの音楽を聴かされる。おかしくなってしまいそうだ。ラウダは歌がうまい。「適合」がなんなのかわからないが、とにかく目を付けられないように、あいつには音楽の才能がないって、先生たちに言っておく。

(かなり時間が飛ぶ)

フェルシーやペトラ、ラウダがふえのね園を出ることになった。喜ぶべきことなのだろうが、やはり少し寂しい。また会えるだろうか? それに、なんでもエランがアイドルになるらしい。がんばってほしい。お前は楽しいだけの、人を幸せにするだけの歌を歌ってほしい。

(筆跡が乱れ始める)

知らない女によくわからないことを教えられている。なんだろう?こんなことが現実にあり得るのだろうか?だが実際に言われた通りに歌ったら俺の歌を聞いた人間は俺の言葉に従うようになった。何故。怖い。

逃げ出したくて、お忍びで大衆居酒屋にいったら、たまたまエランのプロデューサーをやっている男と知り合った。エランは現在、スレッタという少女とコンビでアイドルをやっているらしい。元気そうで何よりだ。エランは妙に抜けているところがあるが、あいつなら御してくれそうでよかった。

いやだ

にげたい どこに?

トルネンブラ。それがこのふえのね園を創立した理由だそうだ。ニャルラトテップ。俺の教育係はそんな名前らしい。邪神が目覚めないように、才能ある音楽家を人工的に『つくりだす』。それがここの正体なのだ。だからこの知識も呪文も恐怖も狂気も絶望も憤怒も何もかも必要でそれは神を目覚めさせないためで俺が俺はどうして嫌だ怖いいやだいやだいやだ音楽が嫌いになりそうだ歌うのは好きなままだけど勉強忙しくて歌えない殺されたくないいやだいやだいやだいやだいやだ

(筆跡が妙に整う)

ミオリネ・レンブランが俺につける種として、あるいは俺がつける腹として、選ばれた。無関係の人間を巻き込むわけにはいかない。ニャルラトテップの名を出せば、ペイル社は協力してくれた。これで予定が狂うはずだ。なんとかこれを起爆剤にして、ふえのね園を解体できないだろうか。

・バルコニー

景色がきれい。それだけ。

目星:ティーセットと共に楽譜が置かれている。タイトルは『祈りの泉の乙女』。手書きだ。

オカルトorPOW/2:なんだか不思議な雰囲気を感じる。

1ポイント分のPOWと魔術が込められた楽譜。楽譜に記された曲の演奏に成功すると<刀身を清める>呪文と同様の効果をその時一番近くにあった武器に与えることができる。生け贄は演奏が代替し、清められるものは、金属製であれば刀剣類以外の武具でも構わない。捧げるPOWは楽譜が肩代わりしてくれるが、演奏が終わると楽譜はボロボロに風化し、消失してしまう。曲の暗記はINTロールなどで可能。


【子会社】

ミオリネが『ミオミオ』として働いている。

……それだけ!

「ミオリネ?」→え?違うよ。そもそも、僕は男だからね。似てるってよく言われるけど(心理学:嘘っぽくもほんとっぽくもある)

「ミオリネについて知ってる?」→なんかアイドル?だよね。あんまり興味ないからわからないけど(心理学:嘘である)

「ミオリネ殺害事件について知ってる?」→さあ……?ぼく、ずっとここで働いているから(心理学:大嘘である)

「グエルについて知ってる?」→うちの次期総帥だよね。まあ頑張ってるんじゃない?(心理学:嘘じゃない)

「ペイル社について知ってる?」→なんか新興企業だっけ。整形で有名なんだよね(心理学:嘘じゃない)

スレッタが応対する→あ、あの……僕、スレッタ……さんの、大ファンで。その、あくしゅ、とか……してもらってもいい?

「一緒に来て(説得orスレッタ)」→……わ、わかった……ついていけばいいの?

ミオミオ以外の社員に説得:ミオミオが来たのは「つい最近」、さらに言うなら「(事件開始から経った日数)前」だということがわかる。

ミオミオ以外の社員に聞き込み:ミオミオはスレッタの大ファンであることがわかる。


【レンブラン家】

デリングとの会話イベント。

……それだけ!

「突然すまない。お前たちがうちの息子の事件について調べていると知った」

「そうだ、『息子』だ。素性を隠したいなどといって性別を偽っていたが、ミオリネ・レンブランは私の息子だ」(アイデア:あなたが殺したミオリネの死体は女性の身体をしていた)

「今回の事件には不可解な点が多い。……それに、私の名をちらつかせても、何故か事件の仔細がほとんど手に入らないのだ。お前たちにも協力を頼みたい。我々ではできない方面から、この事件について調査してほしい。もちろん謝礼は用意しよう」

グエルとミオリネが恋愛結婚って本当?→あれは世間を誤魔化すための方便だ

グエルについて→真面目な好青年だと思う。ただし、時折妙に恐ろしげな目をするときがある

どこか怪しんでいるところはある?→……ペイル・テクノロジーは、最近凄まじい整形技術を手に入れたと聞く

神話生物って知ってる?→なんだそれは

ふえのね園の虐待について→……何、そんなことが?……わかった。一応調査のために人を手配しよう(エンド後ふえのね園での虐待が判明し、解体とまではいかなくとも教員の総入れ替えや音楽教育義務化の撤回などが行われる。グエル目的達成)

ミオリネをつれてくる→連れてくる段階で交渉技能がいる。大喧嘩。大本で言えば「息子が心配な父」と「結婚が嫌な息子」なので、説得技能などで和解させることが可能。スレッタがいる場合は「私はスレッタと結婚する!」とか言い出す。どちらにしても世間的にはミオリネ・レンブランは死んだので、誰かと結婚することはできないだろう。やるにしても「誰かの家で一緒にいる(事実婚状態)」になる。


【ペイル社】

エラン様とミ=ゴがいる。受付のベルメリアさんが可愛い。

……それだけ!

「すみませんね。今は会社見学はやっていないんです」

「整形技術ですか?はあ、確かにうちがやっているものですが……希望者ですか?」

ミオリネの話を出したうえで交渉技能に成功するか、エランがいると中に入れてくれる。妙に薄暗い。

__そこにあったのは、1.5mほどの、薄桃色の甲殻類のような生物だ。頭には渦巻いたような模様と、多数の触覚がある。胴体には巨大な背びれにも幕にも見える翼がついており、手の代わりには巨大なはさみがついている。それが、何匹も、何匹も、何匹も。違う、あれは人間だ。いや向こうは化け物だ。どれだ?何故ペイル社の人間たちはそれを理解している?わからない。化け物。化け物。化け物!それが、ごく当たり前に何匹も闊歩し、たまに「ちっす」とばかりに挨拶をしてくる姿だった。0/1d6

(エランがいる場合ここから)「ウワー本物だ!サイン!サインください!」

(ミオリネの死の真相を話す場合ここから)「……こほん。それで、何故お前らは俺たちの顧客情報を知っている?こら五号、今はご飯を食べるな」

「なるほど、それで……そうか。あれはそういうことだったのか。そのせいでこちらとしても困ったことに……五号、昼寝をしようとするな」

「ミオリネの死の真実は公表しない方が良い。どうせ誰も信じないし、グエル・ジェタークによって握りつぶされるだけだ……五号!」

「記憶を弄るどうこうに関しては俺も知らん。ただ、この気配からして……御大がかかわっているんだろう。もう寝かせておこうか」

(単に説得するだけの場合ここから)「俺達はわけあって魔力を集めたいんだ。アスティカシアドームにはそのための機構が埋め込んである。本来ならミオリネ・レンブランのドーム公演で回収する予定だったが、あの事件で予定が狂ってしまった」

「お前たちの魔力を多少分けてくれた上で、以降もライブ会場としてアスティカシアドームを優先的に選んでくれるとしたら、何かあったときにお前たちに協力すると約束しよう」

「……あれか?あれは俺の仲間。ミ=ゴという。俺たちは趣味と実益を兼ねてエランさんの顔を使っているがな」

(了承すれば、1SAN値と5MPと引き換えに以降何かお手伝いがほしいときに助力してくれる)

例:MPがほしい→いいよ!30MPまでくれる

魔力を込めた武器がほしい→ちょっと難しいかも。でも【魔力を込めたい武器】を持ってきて一日待ってくれれば、刀身を清めてくれるよ。

調査に協力してほしい→いいよ!五号くんを派遣してくれる。ただしお昼はずっとすやすやしてる。夜は元気になる

エランを普通に見せている呪文がほしい→いいよ!『平凡な見せかけ』をくれる

生き物や物品が、見る者にとってまったくありふれた取るに足らないものに見えてしまう。呪文を掛けるには対象物のSIZ/5のMPが必要となる。

誰かを振り向かせたい→がんばれ!『支配』をくれる

対象の意志を曲げて術者の思い通りにさせることができる。対抗POWロールに成功すれば即座に効果が表れる。1のMPと1のSAN値が必要。

誰かを正気に戻してあげたい→ちょっと違うけどこれとかどう?『記憶を曇らせる』をくれる

対象が特定の出来事を意識的に覚える能力を妨害する。対抗POWロールに成功すれば即座に効果が現れる。1d6のMPと1d2のSAN値が必要となる


【vsトルネンブラ】

条件:どこかの場所でグエルと相談したうえで、

・グエルが歌う

・ミオリネが歌う

・グエルかミオリネの歌を流す

このいずれかを行う。

(誰かを生贄にした場合)彼の胸から、ふわりと白い、蝶のようなものが抜けだす。

突然地鳴りにも似た太鼓の音が聞こえる。視界に広がるのは、一面の星空だ。どこから聞こえるのか、ここがどこなのか。わからない。音が世界を包み込み、猛々しく嘶くラッパと共に、狂気を誘うフルートの音が探索者の前に現れる。生ける音楽による、冒涜的な演奏が始まった。1/2d10

〈特殊戦闘ロール〉

・トルネンブラは魂の回収を優先する。誰かが生贄になっている場合生贄とトルネンブラのPOWを対抗させる。生贄がPOW対抗に敗北して1ターン経過すると魂の回収が完了し、トルネンブラが去って行ってしまう。レコードなどで生贄を代替している場合、1ターン目代替とのPOW対抗→2ターン目本命を見つける→3ターン目本命とのPOW対抗→(POW対抗失敗の場合)→5ターン目の頭に去っていく となる。

・『Slash』を唱えている間は他の行動が行えない。

・トルネンブラには正しい調子の音楽が効果的であるため、ターンの最初に誰かが『芸術(音楽関連)』ロールに成功すれば『音楽』を相殺できる。これは誰か一人で構わない。

・衝撃波は『芸術(音楽関連)』ロールに成功すれば相殺できる。

・魔力を与えられた武器によって攻撃することもできる。


【真実の究明】

・ミオリネの死因に不審なところがある

以上を知っていることを最低条件とした状態で、「ペイル社の整形技術」「グエルとの会話履歴」「ミオリネはスレッタのことが好き」など真相に繋がる情報を手に入れるたびにアイデアロール。成功するとミオリネの死体の真実、そして自分がミオリネを殺していないことに気づける。

これを共有するかは自由。知った人間は目的変更。


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