とろとろでふにゃふにゃ

とろとろでふにゃふにゃ


 「まったく…こんなになるまで呑んじゃって…」

 日付も変わろうかという夜半、あたしは夫のハルトを担ぎながら我が家に帰ってきた。

 ハルトはアカデミーを卒業してからパルデア最強のトレーナーとしてあちこちひっぱりだこ。今日はオレンジアカデミーとブルーベリー学園の親睦を兼ねたパーティがあって、久々にネモやペパーたちに会えて羽目外しちゃったみたい。


 「よいしょ……っと」

 あたしはハルトを優しくソファに座らせる。

 最初に会った時からハルトは随分背が伸びた。でもあたしもおんなじぐらい伸びたから身長差はあんまり変わってない。

 こういうときあたし一人でもハルトを運べるから楽でいいけど、ハルトはあたしより背が欲しかったみたい。

 「ほら、水飲みな」

 「んんっ…」

 潰れたハルトに水を渡しても頭がふわふわしてるのか、中々飲もうとしない。正直ふわふわなハルトは結構可愛い。

 「ぜいゆ…」

 「なによ…ずいぶん甘えたね」

 どうにかこうにか水を飲み干したあと、ハルトはあたしの腰に抱きついてきた。

 さわさわとハルトの頭を撫でる。さらさらした髪が手に心地いい感覚を伝えてくれる。あたしのおすすめのシャンプーを使ってるからさらさらになって当然なのだが。

 「えへへ…きもちいー。もっとなでて」

 「はいはい」

 ハルトがへにゃっと笑ってあたしにもっとってねだってくる。その笑顔が可愛くて、あたしの母性本能がくすぐられる。

 「ぜいゆ、だいすき、ちゅーしよ」

 「しょうがないわね…」

 ハルトにキスをねだられたらあたしは拒めない。ましてや大好きだなんて言われたら、断る理由なんかあるわけない。

 「んちゅ…ちゅ…」

 あたしとハルトの唇が重なる音が響く。

 ハルトの口はアルコールの匂いがしたけど、そんなのもお構いなしに唇を重ね続ける。

 何度も、何度も。お互いの存在と愛を確かめるような触れ合うキス。

 いじらしいかもしれないけど、あたしにとって一番幸せな時間だった。


 けど、ハルトはそうじゃないかもしれないな、って思った。

 なぜならあたしはハルトのズボンが膨らんでるのをめざとく見つけてしまったから。

 お互い忙しくてしばらくそっちはご無沙汰だった。ハルトもあたしも年若い男女、しばらくしてないと溜まるもんは溜まる。

 「明日休みだし……ヤッちゃってもいいかしら」

 「ん〜?」

 ハルトはまだ酔いが覚めてないみたい。

 あたしには好都合。ハルトの意識がはっきりしてると、あたしの意識がトぶまでやる羽目になるから。

 ハルトが酔っ払ってる隙に2、3発やらせてもらおう。幸いにもあたし達は夫婦、いつどんなふうにセックスしようと誰にも憚ることはない!

 

 そう思い立ってあたしはハルトのズボンのベルトを外して、ハルトのパンツごとずり下ろした。

 ズボンを下ろすとハルトの雄を濃縮したような匂いがあたしの鼻を貫いた。

 ハルトのはあたしの手でなんとか扱えるぐらいの大きさだったが、あたしは知っている。

 ハルトの一番大きいのはこんなものじゃないって。ほんとはあたしの顔ぐらい長くって、あたしが壊れちゃうぐらい太いものだって。

 ハルトのがまだ勃ちきらないうちに、あたしはまず口に含んだ。

 ハルトの体がピクッと跳ねるがお構いなしに口撃をしかける。

 舌で舐めまわし、口全体を使って吸い上げる。じゅぽりじゅぽりと品のない音がリビングに響くが、それもあたしの気分を高揚させるにすぎなかった。

 あたしのフェラは効果抜群らしくて、ハルトのがあたしの口の中でどんどん大きくなってくる。

 大きくなるにつれあたしの喉を突くほどになるが、あたしにはそれが気持ちよかった。

 お腹の奥が、子宮が疼いてあたしの興奮がどんどん強くなる。知らない間にあたしのおまんこに自分の手が伸びてた。

 上の口でハルトのおちんちんに気持ちよくしてもらって、下でも自分でおまんこをいじる。

 くちゅくちゅとおまんこからいやらしい音が響く。

 自分のクリをいじって気持ちよくて、そろそろイケそうだったところにハルトが思いっきりあたしの口の中に射精した。

 結構な量があたしの口に出されてあたしは溺れそうになったけど、頑張って全部飲み込んでやった。


 「ハルトぉ…」

 「すぅ…すぅ…」

 あたしの怒ったような声を無視してハルトはすやすやと寝息を立てていた。

 もう少しでイケそうだったのに、ハルトが先に射精してしまったせいであたしは中途半端な状態でお預けを喰らってしまった。

 「こうなったらあんたのちんぽとことんまで使ってやる…!」

 あたしの怒りを込めた決意をハルトはつゆ知らず、でも相変わらずちんぽは勃ちきったままだった。

 あたしはソファに座ったままのハルトに覆い被さり、自分のおまんこにハルトのおちんちんをあてがった。

 やっぱりハルトのは大きくて挿入れるにはほんの少しだけ勇気がいるけど、あたしは意を決して一気にハルトのちんぽを受け入れた。


 「あっ…♡」

 ハルトのちんぽがあたしのおまんこを一気に貫くと、亀頭が子宮のイイところにあたってあたしの口から喘ぎ声が漏れる。

 何度ヤッてもハルトのちんぽは大きくて、あたしの中をギチギチに満たしてくれる。

 「んっ…♡ふぅ…♡あんっ…♡」

 ただ挿入れてるだけでハルトのはあたしの頭が溶けちゃうぐらいの気持ちよさをくれる。

 普段ならハルトの激しいピストンであたしの意識がなくなるぐらい攻められるけど、今日のハルトはお休み中。あたしはじっくりハルトのちんぽの感触を楽しんでいた。

 「はると…♡だいすき…♡」

 ハルトを起こさないようにほっぺたに軽くキスをする。あたしは普段だいすきとか面と向かって言えないからこういう時に、いっぱい言おうと決めてる。


 あたしの中がハルトのに馴染んだ頃、ようやくあたしは動き始めた。

 腰を持ち上げ、下ろす。いわゆる騎乗位だが、持ち上げるたびにカリがあたしのGスパを抉り、下ろす度に亀頭が子宮を貫く。ゾクゾクと快感が体中に走った。

 「はー♡はー♡はー♡」

 ただ上げて下ろすだけじゃなく、ぐりぐりと自分のいいところに当たるように腰をグラインドさせる。

 「んちゅ…♡じゅる…♡」

 あたしは気づいたらハルトを起こさないように、とかは忘れてハルトにディープキスしてた。ハルトの舌は柔らかくておいしくて、吸ったり絡めたら存分に堪能し尽くした。

 「あっ♡はっ♡あんっ……イクッ♡♡」

 絶頂が近くなったあたしは腰を動かすペースを一気に上げた。ぱんっ、ぱんっとあたしとハルトの体がぶつかり合う音が下品に響くけど、あたしの耳には届いてはなかった。


 「ゼイユ、イキそう?」

 「うんっ♡イクッ♡イク゛ッ♡……ふぇっ?」


 あと少しでイケる、そんな時にあたしは目の前の事実に気付かなかった。

 

 ズンッッ!!♡♡♡


いつのまにか目を覚ましていたハルトがイク直前のあたしに合わせて下から思いっきり突き上げてきた。


 「あ゛っ゛♡♡♡イ゛ク゛ッ゛♡♡♡イ゛っ゛ち゛ゃぁう゛ぅ゛ぅ゛♡♡♡♡♡」

 ハルトのとどめの不意打ちにあたしはまったく耐えられなかった。

 目の奥がチカチカしてあたしの頭は快感にスパークした。全身がびくびくと痙攣し、ハルトの体に向かって思いっきり潮もふいてた。

 「あはは、ゼイユったら可愛い」

 「はぁ゛♡♡♡あ゛っ゛あ゛っ゛♡♡♡♡」

 もうハルトの声はあたしには届かない。ただただ強すぎる快楽に耐えるだけで精一杯だった。

 だからこそ次のハルトの言葉も届いてなかった。

 「僕まだゼイユの中に射精してないから射精すまでやるね」

 「あ゛んっ゛♡♡♡♡」

 ハルトは再び下からあたしを突き上げた。

 あたしのことを一切考えない下からの突き上げ。あたしの頭はもう限界だった。

 「イ゛っ゛て゛る゛♡♡♡♡イ゛っ゛て゛る゛か゛ら゛ぁ♡♡♡♡や゛っ♡♡や゛め゛っ♡♡♡♡あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁぁぁ♡♡♡♡♡♡」

 「やめない、ゼイユが孕むまでやめてなんかあげない」

 ばちゅ、ばちゅ、と暴力的な音が鳴るほどハルトは容赦なくあたしを責め続けた。孕むまでやめない、あたしがハルトの子を妊娠するほど膣内に射精するまでハルトはきっと止まらないだろう。

 「や゛っ゛っ゛♡♡♡い゛や゛っ゛♡♡♡♡あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛う゛う゛ぅ゛ぅ゛」

 あたしの口からはもう獣みたいな喘ぎ声しか出ていなかった。ハルトの本気にピストンであたしの子宮は壊れちゃうかと思った。

 「そろそろ射精すよ、ゼイユ。僕の赤ちゃん妊娠してね」

 「あか゛っ゛♡♡♡あ゛がちゃん゛♡♡♡♡」

 「そ、家族三人、仲良く暮らそうね」

 「う、う゛ん♡♡♡」

 ハルトのおちんちんがあたしの中で膨らみ、マグマみたいに熱い精液があたしの子宮に注がれた。

 フェラで出した一発目とは全然違う。長くて濃い、あたしを孕ませる気まんまんの射精。

 長い長い射精のあと、ハルトはゆっくりとちんぽを抜いた。

 「あっ゛♡♡♡」

 抜ける瞬間、また気持ちよくて嬌声が漏れた。

 「ゼイユ、愛してる。大好きだよ。

 「はー♡はー♡♡あた、あたしも♡ハルトが…大好き♡♡」

 ハルトはくしゃっと笑ってあたしに優しいキスをしてくれた。

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