とある特異点の片隅で

とある特異点の片隅で


「あっ♥あんっ♥すご、いっ♥ご主人様のとは比べ物にならない♥立香くんのおちんぽ好きぃ♥」


――現在、立香は数騎の同行サーヴァントと共に中国大陸にあるとある特異点にやってきていた。

時代は後世で言う三国時代、劉備や曹操、孫権等の名だたる英傑が国を起こし、競い合っていた覇の時代である。

そんな特異点において立香は劉備玄徳達の国、蜀に与して特異点の調査を行っていたのだが。


「桃香のおまんこもすっごいな……っ!生身の人間で俺のを受け止められるのはそんないないのに!」

「えへへっ♥立香くんに褒められるなんて嬉しいなぁ♥欲しいものがあったらなんでも言ってね♥出来る限り、手に入れてみせるから♥」


この特異点は立香達の知る歴史とは大きく違っていた。

まず名だたる英傑の殆どは女性になっており、また名姓字の他に真名と呼ばれる親しきものしか呼んではいけない名前が存在する。

そのことを知らなかった立香を始めとするカルデア勢は愛紗……関羽の真名を呼んでしまい、危うく敵対する寸前までいってしまったが、劉備玄徳こと桃香が執り成してくれたことで事なきを得た。

そして立香達は桃香の進めもあり、この地にある聖杯を回収するために蜀で客将として働くことになったのだった。

そして最後に。


「桃香さま、失礼しま……っ♥これはまた、随分と激しく立香さまと愛されているようで♥」

「すごいでしょー♥愛紗ちゃんも立香くんと一緒にする?」

「いえ、私は仕事がありますので……それよりご主人様が話したいことがあるから会いたいと仰っているのですがどういたします?」


ご主人様、その単語を聞いた桃香は先程までの楽しそうな雰囲気は何処へ行ったのやら。

まるでつまらなそうな表情を浮かべて、まるで羽虫を追い払うようにシッ、シッと手を振って追い払う。


「分かりました、ではそのように」

「うん、あとはよろしくね♥」

「今日の夜も楽しみにしているから、愛紗」

「……はい♥私も一日千秋の思いで夜を待っています♥」


床を愛液で濡らしながら愛紗は部屋から出ていった。

それを確認した桃香は心底つまらなそうな溜息を吐くと再び、行為に没頭し始める。


「全く、ご主人様ったら……必要ない時は呼ばないでーって言ったのに♥立香くんとの逢引きの時間が少なくなっちゃうじゃん♥」

「仕方がないよ。一刀はまだ戦いに慣れてないんだし、桃香や俺達が守ってあげないと」

「ふふっ♥あんな戦でも軍議にも役に立たない簡単な仕事しかできない無能にもそういうなんて立香くん優しいー♥」


くすくすと笑いながら桃香は腰を振り続ける。

やがて絶頂が近づいてきたのか水音だけではなく、肉同士がぶつかり合う音も激しく、大きくなっていく。

たわわな胸が揺れ、尻が波打つ淫靡な姿を見て我慢できなくなったのか、それとも自分が気持ち良くなるためか、立香は桃香の大きな尻を鷲掴みにすると激しく打ち付け始めた。


「ひぎィっ♥は、はげぇ♥激しっ、いぃっ♥ご主人様とのえっちなんかと比べ物にならない♥立香くんのおちんぽすっごくいいぃぃいっ♥♥」

「ぐっ……!桃香のおまんこ、すっごい締め付けてくる……!ヤバい、もう射精ちゃいそうだ!」

「いいよ♥いつでも射精してぇ♥立香くんの精液♥私の膣内に熱いせーえきいっぱい射精してぇ♥ご主人様から、一刀くんから私のことを奪い取ってっ♥」


尻を鷲掴みにされたことで一気にスイッチが入ったのか桃香は更に激しく腰を振り始める。

まるで鉄球のように重い立香の睾丸が尻肉を叩く度、桃香の柔らかい尻肉にはその跡が付き、マゾッ気が刺激されて、その背筋にはゾクゾクとした快感が走った。


「イグッ♥イグゥウウゥウゥゥ♥♥」

「ぐっ……!射精すよ、桃香!」


同時に立香も限界を迎え、一際深く、力強く腰を叩きつけると、そのまま大量の精液を桃香の膣内へ流し込む。

勢いも然ることながら、まるで溶岩のように熱く粘っこい精液が子宮内に注ぎ込まれる感覚に桃香は体を仰け反りながら絶頂した。


「んひぃいいいぃぃ♥イグ、イグゥ♥♥ご主人様のおちんぽじゃ絶対、ぜーったいに♥届かないところまで届いてぇ♥♥立香くんの赤ちゃん、孕みながらイグゥゥウウ♥♥♥」

「好き♥立香くん大好きッ♥♥もっとぉ♥♥もっともっと、愛してぇ……♥ご主人様から、一刀くんから私のことを奪い取ってっ♥♥♥」

「ああ、絶対負けない。愛紗も桃香も鈴々も……蜀の皆は一刀になんか渡さない……絶対に俺のものにしてみせるよ」


そう言って立香は最後の一滴まで注ぎ込むようにぐりぐりと腰を押し付ける。

まるで栓をするかのように子宮口に押し付けられた亀頭の先端からどぴゅっ♥と精子が噴出された。

その快感にまた絶頂しながらも桃香はこの上なく幸せそうな表情で微笑むのだった。


(あぁ……♥私、本当に幸せ♥立香くんと出会えて、本当に良かった♥)


幸せそうに自分の胸の中で眠る桃香の頭を撫でながら、立香は自分の知る歴史との最後の違いについて考える。


それはこの特異点において天の御遣いと呼ばれるモノが存在しているという点であろう。

管輅という占い師曰く、この乱世を治めるべく流星と共に天が遣わせた者だという。

立香も一般的な教養程度には三国志について知っているが、天の御遣いなどというモノは耳にした覚えがない。これは間違いなく、この特異点の発生原因であると考え、直ぐに調査に向かおうとしたのだが……それは思ったよりも早く出会った、というよりあちらから接触してきたというのが正しいだろう。

天の御遣いというのは立香と同じ現代人の少年であり、名を北郷一刀という。彼は立香達よりも先に桃香達と出会い、特異点のことなんて露知らずに桃香達と共に民の為に天の御遣いという重役をこなしていたようだ。


(一刀は俺のことを自分と同じ現代人だって思っていたみたいだけど特異点である以上、彼が現代人である可能性は低いよなぁ。あるいは事故でレイシフトしてきたってことも考えられるけど……地球は白紙化しているしそれもない)


……あるいは並行世界の人間が事故でレイシフトしてしまったか。

様々な可能性を考慮しながら、桃香の頭を撫で続けていると部屋に2人の女性が入ってくる。


「ねぇ、マスター。少し……あら♥桃香ちゃんとお楽しみの最中だったのね、ごめんなさい」

「んっ……♥随分と楽しんでいたみたいだね♥少し嗅いだだけなのにもうおまんこ濡れちゃってるよ♥」


部屋に入ってきたのは同行サーヴァントである徴姉妹。

何か、話したいことがあったようだが、部屋に籠る濃すぎる性臭によって思考が鈍ってしまい、無意識の内にくちゅくちゅとおまんこを弄っていた。


「別に構わないよ、ちょうど桃香も眠っちゃったことだし。正直、10回程度じゃ全然足りないから誰かを誘おうかなって思ってたところなんだ」

「そう♥それじゃあ……♥」「今夜も目一杯可愛がってもらっちゃおうかな♥」

「「私達の愛しい旦那様♥」」


……こうして今日も夜は更けていく。

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