「つ、捕まってしまった…。」

「つ、捕まってしまった…。」


あの後、抵抗虚しくニワトコ(バーゲスト)の剛腕に丸め込まれ連行された私は、ブリスティンホテルの支配人室に設置された檻に繋がれてしまった…。全裸で。

「随分と…可愛がってもらっていたな…過去の私。」

目の前には私を連行してきたニワトコと未来の私…モルガンが一国などたやすく滅ぼしてくれるといった表情で鎮座する。

「女性を辱めて檻に繋ぐなんて…随分な趣味ですね、未来の私…!。」

「立香の人の良さにつけ込んで、関係を迫るような卑怯者にはちょうど良い仕置だと思うが?」

「……っ…!」

おっしゃる通り。私は立香の人の良さにつけ込んで肉体関係を迫った卑怯者だ。断罪される理由は充分にある…。

「まぁいい…本題に入ろう。_____昨日、岩陰から見ていたな?」

「!?」

「言ったはずだ。"私"以外誰も見ていないと。その言葉すら理解できない程熱に当てられたのか?」

確かにそうだ…そう言ってた…でも何故…?

「何故そのまま続けた?といった顔だな…教えてやろう…。」

「…?」

彼女が檻の扉を開け、私の目の前に立った。




「貴様は私だからだ。トネリコ。」


「…え?」

「他の女ならともかく、私自身に我が夫との情事を見られたところで気に留める必要のない些事…ということだ。」

「それに、トネリコを愛したとしてもその愛は"モルガン"のものだ。貴様が遠慮する必要などどこにもない。違うか?」

どういう事…?私を許すの…?立香に迫って、好き勝手貪り尽くした私を…?

大切な所を両腕で庇い、トネリコは対峙する。

「なら…何故こんなことを…!?」

「しれたこと。」

彼女は私の後ろに手を回し___。



「はうぅぅ!?」

「私が捧げる前に、立香に"ここ"を捧げるなどしたからだ…!」

乱暴に__指を捩じ込んだ__。

「あっっ…やぁっ…!」

「全て見ていたぞ…!満たされた顔をして…!まだ残ってた立香の初めてを奪い取って…!ここに愛を注がれて幸せだったか!答えてみろ!!」

「やぁっ…やだぁ…広げるの…やめてぇ…!」

立香が広げたよりも更に乱暴に広げられる…さっき注いでもらった愛が…容赦なく掻き出される…!

「掻き出さないで…!折角貰ったのに…!!」

「答えてみろと言ったのに口ごたえか?罰だ、一回飛べ。前も使ってやる。」

「やぁぁっ!」

なんてこと…前にも指を…!私の弱い所を的確に…!?

「私の体だ…どこをどうすればいいかなど全て把握している…!抵抗は無駄だ…!」

「あっあっあっ、だ…だめぇ…!やだぁぁぁぁ!」

両方を容赦なく責められて、私は呆気なく飛んでしまった。彼女の手も服も私がまき散らした物で濡れてしまったけど、それでも止まる気配は感じられない。

「さぁ…答える気になったか?ないならもう一度…!」

「……………でした…」

「うん?」

「幸せ…でした…!たくさん愛してもらって…!立香の初めてを貰えて…!あなたはずるいです…先に来たからって、散々立香を独り占めにして…!少し位譲ってくれてもいいでしょ!?」

震える体を必死に支えながら叫ぶ。想い人にあんなに愛してもらえたのだ、これしきの事で引き下がりたくない…!

「ほう…?よく吠えた。と言っておこう。」

「あぁっ…」

ふいに彼女が前後の指を引き抜いたので、そのまま私はへたり込む。

「バーゲスト。我が夫を檻の前へ。」

「かしこまりました。」

「…え…?」

扉から、眠ったままの彼がベッドごと運ばれてきた。一体何を__。

「ご苦労、下がれバーゲスト。後…私が良いと言うまで部屋に誰も近づけるな。」

「承知いたしました。では失礼します。」

ニワトコが部屋から出るやいなや、彼女は檻の外に出て、身につけていた物を優雅に取り払い、生まれたままの姿になった…。

「え…!?ちょっ」

「この檻には認識阻害の魔術をかけている。我が夫からは貴様は見えず、声も届かない。」

「ま…まさか…」

「そこで見てるがいい。寂しくなったなら1人で慰める位は許そう。」

彼女は、ベッドに腰掛ける…。



「う…うん…?」

「おはようございます、我が夫。いい夢は見れましたか?」

「モルガン…?はっ!ここどこ…!?てか何で裸//!?」

「ブリスティンの支配人室です。疲れていたでしょうから、そのまま運びました。あと…過去の私は心配しなくても大丈夫です。別の所で休ませてますから。」

何が休ませてるだ、檻に繋いでるじゃないか。

そう声を上げるが彼には届かない。

「モルガン…俺…」

「謝る必要などありません。彼女の願いを叶えてくれたのでしょう?私にとっても嬉しいことです。」

「…………。」

「そうですね。貴方はそういう人です。では…罪滅ぼしの機会をあげます。」

彼女はいつの間にか臨戦態勢になっていた彼の象徴に跨り、先を擦り付けた。

「あっ…。」

「寝ている間に体力と精力は回復させました。まずは一度…満足させてください♡」

彼女が腰を下ろす、淫靡な水音を立てながら…全て呑み込んだ…。

「あっ…うねって…!」

「何もしなくて大丈夫ですよ立香…♡私が動いて…搾り取ってあげます♡」

立香の反応を見ながら、艶めかしく腰を振るモルガン。目の前で丸見えの結合部を見せつけられてる私は、彼女の意図に気づいた。

(見せつける気だ…。私との記憶が…全て彼女との行為で塗り替わっていくさまを…。どこまで性悪なのよ…!)

「立香♡立香♡出してください立香♡」

「あ…あぁ…搾り取られ…!」

「あぁん!あっ…はぁ…♡たくさん呑み込みました…♡」

大量の愛が溢れだす所をモルガンは立香に見せつける。

「では…次は新しい試みをしてみましょう…。」

「はぁ…はぁっ…どういう事…?」

「それっ」

モルガンが指を振ると、もう1人の立香(?)が現れた。

「え…誰これ…?」

「分身です。感情を持たずただ性の欲求のみを備えた。ですが…」

「……っ!?触ってないのに感触が…!」

「"ここ"の感覚だけは繋がっています。つまり2倍気持ちいいということですね。さぁ…まずは口で…♡」

(そんな…反則よ分身作るなんて…気持ちよさ2倍なんて勝てっこないじゃない…!)

立香のそれを頬張り、分身のそれは胸の突起物に擦り付けた。

「うわぁ…!モルガンの口…温かい…!先っぽもコリコリした感触が…うっ!」

2倍の感覚は尋常では無いようで彼はあっという間に果ててしまった。分身からもちゃんと出るようで胸の果実が白くデコレーションされていく…。

「流石我が夫…♡2回だけでは萎えませんね。では…」

彼女は分身をベッドに寝かせ、立香に下半身を向けた。

「下は分身を入れます。立香は…上の"ここ"に…♡」

そこは、さっき私が捧げた場所…

妖しく動くそこを、モルガンは手で広げて見せつける。立香は吸い寄せられて…。

「ゆ、ゆっくり入れるよ…?」

「はい…♡あぁっ…!♡あん♡はぁ…はぁ…2つ同時に…入ってしまいました…♡」

(あぁ…入ってる…2人同時に…。)

同時に動く彼らによって、秘部が容赦なく広げられる。2人の立香を受け入れたモルガンは…とても満たされた表情で…!

(そんなに気持ちいいの…?2人同時に入れられて…そんなに…?)

無意識に下半身に手が伸びる。熱を帯びたそこを慰めたくて…指が止まらなくなる…。

「凄いです♡立香っ♡トネリコの言うとおりっ♡クセになってしまいます♡」

「モルガン…!同時に締めつけちゃ…!」

「あん♡膨らんでる…♡両方膨らんでます♡もう…出ちゃいますか♡」

「出るっ!凄いの来るっ!出していい!?」

「勿論です♡溢れるくらい注いでください!♡」

「出っ…!うわぁっっ!!」

「ああぁぁんっ!!♡ど…同時に中に…♡凄い…♡」

(はぁぁ♡凄い♡凄いよ2人共…♡あっダメっ来るっ♡)

2人が果てたのを見て更に自分の指のスピードが上がって、そのまま自分も達してしまった。でも込み上げてくるのは快感ではなく、疎外されてる寂しさで…。

「もうやだ…寂しいです…お願い…私も混ぜて…檻からだしてぇ……」

泣きながら懇願した。もう我儘なんて言わない、貴方が一番でいいから。だから…だから私にも…!

「ありがとうございます…立香♡とっても素敵でしたよ♡」

「よかっ…た…モルガンが、満足してくれて…。」

「では…もう一人も呼びましょう。それっ」

「え?」



「きゃっ」

「え…トネリコ…!?」

「り…立香…」

いきなり私は、ベッドの上に移動した。

「その様子だと、もう準備は万端のようですね。」

後ろに這い寄ったモルガンが耳元で囁く。

「望み通り混ぜてあげます。さぁ立香を誘惑しなさい。何でもしてくれるはずですよ?」

何でも…?私にもあんな事してくれるの…?私にも…

「立香ぁ…!」

呆然とする彼の前で、足を開く。艶めかしく動く秘部を見せて泣きながら懇願した。

「トネリコ…?」

「モルガンにしてた事…わたしにもしてください…!立香は好きな方使っていいですから…!早く…!早く目茶苦茶にしてぇぇぇ…」

そうするやいなや、もう理性を失っていた彼は、飛びかかった。

「トネリコ…!さっきよりも締まってて…うねうねしてる…!」

「はぁっ♡はぁっ♡凄い♡2人同時って♡こんなに凄いんですか♡」

幸せが止まらない…体の中を彼らに目茶苦茶にされて…これじゃすぐに…

「立香…ごめんなさい…先に…先に達し…!」

「駄目ですよトネリコ。」

モルガンが、いきなり胸の突起物を引っ張った。

「ひゃぁん!…ど…どうしてぇ…」

「我が夫より先に達するなど許しません、我慢しなさい。」

「そんなぁぁ…ひゃん♡あぁん!♡」

立香の動くスピードが上がっていく。達しそうなる度、モルガンに止められて、気が狂いそうになる…。

(お願い立香…!早く…早く…!)

「トネリコ…!もう出そう…!」

「ひゃ…ひゃい…!」

あぁ…待ってました♡待ってました♡もう我慢しなくていいんですね♡飛んでしまっていいんですね♡

「早く♡早く出してぇ!♡もう限界です!♡飛んじゃいますっ!♡」

「トネリコ…!出すよ…!」

「ひゃい…♡…はひゃぁぁぁぁ!♡」

堰き止められてた快感が、雪崩のように襲ってきて、頭がパニックになって、ショートした。

「もう…駄目ぇ…♡」

許容限界を超えてしまった私は、そのまま気絶した…。


〜翌日〜

「あの、2人共…今日もまた…?」

ベッドに座り込む立香の前には、大切な部分が全く隠れていない過激なランジェリー姿のモルガンと私がいる。

「何を言うのです、我が夫。昨日トネリコと一緒に気絶してしまったではないですか、まだまだ愛してもらいたかったのに…♡」

「わ…私ももう一回…飛んじゃうくらい愛して欲しいな〜…なんて…♡」

「ふ…2人共…」


「さぁ…今日も始めましょう…♡」

そう言ってモルガンは、彼の前に寝転んで右脚を抱えて、情熱を纏ったそこを見せつける。私も隣に寝転んで左脚を抱えて見せつけた。

「立香…もうこうなっちゃってますから…」

「だから…わたしたちを…」





「「今日も一杯、愛してください♡」」


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