つよつよ道士の太公望が為す術なく触手くんに堕とされる話

つよつよ道士の太公望が為す術なく触手くんに堕とされる話


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(……ここは…?…暗いな……)

目を覚ますと暗い穴の中にいた太公望。痛む頭で気を失う前のことを思い出そうとする。

(…そう、たしかシュミレーターを散策していて……落とし穴に落ちて……)

我ながら情けない、と思いつつも上を見ると地上は高く、それなりに高身長な太公望でもギリギリ手が届かないだろうという距離だった。

しかし座り込んでいてもなにも始まらない。よいせ、と膝に力を込め立ち上がろうとする、、、が滑って尻もちをついてしまう。

「あれっ!?……おや、これは……」

暗くてよく見えなかったが、足元にはぬらぬらと触手が蠢いていた。今の尻もちで刺激してしまったからか、こちらの形や熱を確かめるかのようにゆるゆると触れていた。

(ここは彼らの住処だったのか。済まないことをしたなぁ、はやく上がらないと。)

「土とっむぐ!?」

脱出のための魔力の放出を攻撃だと感じたのか、ゆるりとした動きからは予測できない速さで触手は太公望の口を塞いだ。優しく足に触れていた部分も強く絡みついてくる。

(詠唱を封じられた!?なぜ…!?まずい、脱出出来なくなる……こうなっては、申し訳ないが叩くしか……)

魔力を回し、打神鞭を顕現させ振るおうとしたその時、口の中の触手の先端から妙に粘ついた液体が流れ込んできた。

飲み込まなければ窒息してしまう。甘ったるくて嗅いでるだけでクラクラするような匂いの液体をゆっくり嚥下する。

「ぅ"ぐ…ん"………ごほっ!」

飲み切った太公望の口からずるりと触手が出ていく。またとない脱出のチャンスだが、太公望は詠唱をしなかった。いや、できなかった。

「はーーっ………はーーっ………?」

(身体、熱いっ?なんだこれっ…なんだこれ……!?苦しい、辛い、チカチカする……!)

息があがり目には涙が浮かぶ。半開きになった口からは涎が溢れた。

触手がそんな太公望を気にするはずもなく、先程の様子を見るような触り方とは打って変わって全身に纏わりつき始めた。

てらてらと光る粘液は服を溶かし、段々と素肌が晒されていく。その間も太公望は熱に犯され、まともな抵抗ができなかった。手足は沼に沈むように重くなっていき、思考も甘い匂いに溶かされていく。

(……熱い、あついぃ……身体の、ほてりが………治まらない……!)

とうとう触手は胸部にふれ、その小さな突起を撫で上げた。

「んぁっ!? ぅあっ……なんでっ…?僕男なのに、ぅッ♡ちが、違う……!声がッ♡♡」

少し弄られただけなのに、今までそこで快感を拾ったことなんてなかったのに。じわじわと溜まる快感に耐えられない。

「やめてくださッあ♡待って、待ってぇ…!ぉ♡ぐりぐりしないで♡♡」

ぐりぐり、かりかり、きゅ〜♡

新しい玩具を与えられた子供のように触手は乳首を責め上げる。言葉なんて通じるはずもないのに、やめて、やめてと助けを乞うことしかできなくなる。

しかし、胸の愛撫だけで終わるはずもなく。

「…ひっ♡どこ触って……!ぁ、あっ!」

足元から這い上がってきた触手は局部に吸い付き、ズポズポと搾り取るような動きで刺激する。

「ぉ"♡ 気持ちぃ、気持ちいいからッ!!も…!やめ、っあ"♡だめれす♡♡ぁ、あ♡〜〜〜〜〜〜ッッ♡♡♡」


(♡……あれ…?今…ぼくイってた…♡?イって…それで………)

「ぁ、出なきゃ……脱出…」

絶頂したことで少しはマシになった頭がしなきゃいけなかったことを思い出す。震える足で再び立ち上がろうとするが触手はそれを許さない。太公望の手を捕らえると、後孔に1本の触手を這わせ__

きゅぽ、と液体を注ぎ込んだ。

「ぅあ…?……っあ!?ぁ、んぉ♡」

またあの甘い匂いが頭を埋め尽くした____今度は、より大きな刺激を伴って。粘膜に染み込み、自らの筋肉の収縮ですら快感を拾ってしまう。思考も吹き飛んで、浅ましく呼吸をすることしか出来なくなる。

「ぅ、ふ〜〜ッ♡♡ふ〜〜〜ッ♡♡♡」

(ぁ、あ♡また身体あつい♡さっきより奥が疼いて、かゆくて、せつない…♡)

触手は孔の周りを撫で回し、浅い所を行ったり来たりするだけで直接奥に強い刺激を与えようとはしない。

うずくのはもっと奥なのに、かゆいのを治めてほしいのに、このせつなさを埋めて欲しいのに。焦らさないで、そんな欲の前に、彼の心はいとも簡単にポッキリ折れてしまった。

「……もっと……♡もっと奥まで♡僕のナカをぉ♡めちゃくちゃにしてください♡♡」

情けない、恥ずかしい、みっともない。でも仕方ないじゃないか。この疼きを黙らせられるなら、この熱を解放できるなら。今ならなんだってしてしまえるだろう。

触手には太公望の言葉なんて通じていないはずなのに、まるでその屈服の言葉に応じるかのように太い1本の触手を、刺激を待ちわびていた後孔へと押し込んだ。

「ぉ"♡ぁ"、〜〜〜〜〜〜〜ッ♡♡」

(おく、きた〜〜〜〜っ♡♡♡かゆいところ♡届いてる♡♡)

「ぁっ!あ、ひっ♡そこやらッ♡♡へん、変なんれす♡やぁっ、ぉ"っあ"、んぁっ♡イく、イッちゃう♡ぁ"〜〜〜♡♡♡」

難なく前立腺を暴かれ容赦なく責められる。今までにないほどの快楽で理性などとうに飛んでいた。腰を震わせ、舌を突き出し情けなくよがってしまう。

「ぁ"〜〜ッ!?乳首だめっ♡一緒にいじるのだめ♡♡♡きもちっ♡よすぎてぇ♡らめになってる、っあ"は♡」

脳が溶けてしまったかのようだ。何も考えられないまま、ただ悦楽に浸る。もっと、もっと、もっと!この熱を、この疼きを上塗りしてほしい。

「い"ィっ!?っは♡またイった♡♡ぉ"、〜〜〜〜♡♡っあ"、まって"♡ずっとイってる、〜〜〜♡♡♡ま"、っひ♡」

下りて来れない。気持ちいいところからずっと下りて来れない。胸も、お腹も全部気持ちいい。もう自分の身体はバカになってしまったのかもしれない。

「ぁ"あ"っ♡そ、こ♡きも゛ぢぃですっ♡っも、イ"…ぎぅ〜〜〜ッ♡♡ゃら、や"♡ ぃく、いく、いぐいぐいぐぃ、ッぁ〜〜〜〜〜〜〜♡♡♡」

(もう、むりぃ…♡怖い♡こわいっ♡気持ちいいのこわい♡♡)

暴力的な快楽に頭をぐちゃぐちゃに掻き回される。太公望の頭でも、受け止めきれない大きさの快楽。でも、それでもこの責め苦から解放されたいなんて思えないかった。

「あ"……♡ん、ぉ"お♡……ぁ"……♡♡♡」

脳の神経が焼き切れてしまいそうで、もう絞りカスのような声しか出なくなっていた。足がガクガクと震え、もう自分の意思で動かせるところなどない。

ぐぽん、と音を立てて触手が引きぬかれた。

「っひ…ぃ……♡♡♡ぁ……♡♡」

その刺激ですら軽い絶頂を迎える。その瞳はどこも見ておらず、そのままくるりと半分瞼に隠れてしまった。

太公望の魔力を吸い上げて大きく成長した触手が、穴ごと太公望を包み込む。


彼がその足で地上に立つことは、もう二度とないのだろう。

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