蟲惑魔との性活、及びこの地域でしか見られない特異な生態記録
蟲惑魔の森での生活が始まってから大体二週間が経過した。彼女たちの生態はあまりにも特殊で困惑する事も多いが、大抵の場合誰かに起こされることによって始まる。
「あ、起きたー」
今日起こしに来たのはジーナの蟲惑魔、ムジナモの花飾りでお団子に纏めた黒い髪と、タレ目が印象的な子だ。
「おはよう、お兄ちゃん」
ジーナは僕が起きたのを確認すると、口端を自信ありげに上げて背を反らす。胸が好みだと最近学習したのか服装もV字に開いた薄緑のワンピースに改造しており、慎ましくも確かにある胸の谷間を上端から下端を隠さず見せつけている。
そんな誘惑に情欲が刺激され、朝勃ちが反応するがそれは彼女の股に丁度よく当たった。
「あ……♡ここにぃ、ちょうど良いオナホまんこあるよ」
もちろん当たったものに気付かない彼女では無く、自分の誘惑が効いている確証に八重歯を見せて喜ぶと、ズボンの膨らみに股の筋を擦り付ける。このまま誘惑し続け、襲ってもらう魂胆なのだろう。
何時でも好きに犯してOKだとは二週間前から言われているし、それに適応してしまって何度か犯してはいるが、今日は何となく意地悪したい気分なのでジーナを捕まえて転がり、上下を入れ替える、当のジーナはこれから虐められるとは露ほども思ってないらしく、勝ち誇ったような顔で煽っている。
「ほら、来て」
ジーナは自らの下半身に手を伸ばし、ご丁寧に指でぴっちり閉じた一本筋を拡げて物欲しそうに開閉している様子を見せびらかす。そんな彼女の膣に起立した肉棒……ではなく細い指を挿入した。
「ん、もぅ準備万端なんだか、らぁ……♡ぶっといおちんぽ♡オナホまんこに入れてぇ♡」
願った通りにはならなかったお陰か、前戯を始めた僕に切なげに強請りする、実際彼女の膣は良く濡れそぼってる上柔らかく、指をすんなりと受け入れ根元まで飲み込んでいる。しかし本番が目的でもないのでお強請りは一旦無視して膣壁を擦り続ける。
ジーナの膣内は粒状のひだが幾重にも連なる所謂数の子天井で、指腹にザラザラした感触を伝えてくる。明らかに気持ち良いだろうと分かる名器のひだを、優しく撫でてジーナを焦らしながら期待感を煽っていく。
「あ゙っ♡そこぉ゙……♡」
するとこそばゆさに耐え兼ねたのか、はたまた肉棒を入れられた時を想像したのかジーナも腰を揺らす。表情も先程の熱の篭った目は変わらないものの口角が上がっており、明らかな期待を感じられる。
僕はそんなジーナの期待に応えるように指を曲げ、膣壁を押し上げる。今まで甘やかしたひだを今度は潰すように強く押し擦って刺激を与える。
「(余裕の無くなるマゾアクメ)」
元よりGスポットはジーナの弱点であり、とても敏感なところだった。ではそこに強い刺激を与えてみたらどうなるか、強烈な快感が襲ってくるのである。彼女は欲しがって煽る余裕も無く身体を震わせている。
すっかり快楽に溺れた表情は中々に劣情を煽ってくるが彼女の打算が一切ない無い堕落の結果だと思うと征服感が満たされていくのを感じる。
「(絶頂報告と抱きしめ要求)」
絶頂が近いのか、ジーナは腰を引いて指から逃げようとしている。せめてガチアクメは本番に残しておきたいのか、イったら終わってしまうから、まだ快楽を得たいのか。どの道逃げているのは事実なので空いている手のひらを下腹部に当てて、体重を少しかけて押していく。
快感の逃がし先を失うどころか彼女の大好きな圧迫、限界に達するのは容易なことで指が5回往復するうちに一際強く収縮し指が締め付けられる。
「(絶頂時の声)」
腰も動かせなくなったジーナは足先までピンと伸ばすと何度か跳ねるように身体が震え、そして全身を脱力させた。僕は彼女の余韻を邪魔しないよう指を抜いて、腰を掴んで持ち上げて先程まで弄り回した秘所を観察する。
腟は愛液らしき蜜で濡れそぼっており、陰核は膨張している。そして陰核の真下で収縮を繰り返している、一際小さな穴は人でいう――僕は秘所を口で覆い、舐めてみる。とても甘い、そして舌先でその一際小さい穴を何度かつつくと、そこから露が流れ出てきた。
「(漏らしたことの恥ずかしさと自分の体液が受け入れられている事の悦びの声)」
漏らした露も蜜と同じように躊躇いなく飲んでいく。蟲惑魔達が言うには排泄物ではなく元気の出る水らしい。実際彼女たちが植物である事を考えていると、出しているのは排泄物では無く濃縮された水分で人で例えるなら母乳、先程舐めた蜜も役割としては同じはずだ。
甘く匂いも良く栄養もある分泌液。僕が底なしの性欲も保っていられるのも分泌液に含まれている成分が原因だろう。つくづく都合の良い生態をしていると考えながら舌で弄り続ける。
「(未知の感覚に困惑しながら受け入れかけている声)」
そのうち開いた擬似尿道は舌先を受け入れるまで拡がり、中を撫でてみる。身体は既に順応したみたいでジーナの腰が若干浮く。
恐らく真面目に拡げようとすれば腟と同じように肉棒を受け入れられるだろう。そして反応からすぐに虜となるだろう。性癖開拓で試してみても良いかもと検討してみるのだった。