たしぎの初夜

たしぎの初夜


「フフフ…さぁ、お楽しみを始めよう」

ベットに腰掛けながら天竜人の女性は、床に正座するわたしたちを見下ろして呟く

私の全てが変貌してしまったのは、目の前の女性のたった一言だった。スモーカーさんは激しく抗議をしてくれていたが、天竜人に逆らうことなどできるはずもなく、私は彼女の妻となった。傍には海賊のジュエリー・ボニーもいる。初めは戸惑ったが、どうやら私と同じ立場のようだ。

「たしぎ…そんなに固くならなくても良い…これからは辛いことなど何一つないのだから」

そう言いながら、ぱさりと彼女が服を脱いだ瞬間、私の中の何かが変わった。鼓動は激しく脈打ち、何もしていないのに呼吸はひどく荒くなる。スコープのように彼女の美しい裸体を捉え、決して逃すまいとしている。

「ハァ…♡ハァ…♡」

「フフフ…ボニーはもうわかっていると思うが、私は攻められる方が好きなんだ♡」

そう言うと、彼女はペニスバンドを取り出し、ボニーに投げる。

「さぁボニー…♡今日も愛し合おう♡」

ボニーが立ち上がり、ペニスバンドを装着して倒れるように抱きつく。

「も、もう我慢できない♡」

「うん…、最近ようやく素直になってくれたな」

彼女はボニーを優しく抱き止めると、唇を合わせて舌を交わし合う。クチュクチュと下品な音が鳴っているのに、二人の姿はとても美しい。

(私も……)

わずかに抱いた思い。それを見透かすように、彼女はキスしながらこちらに目を向け、もう一つペニスバンドを投げる。

「あっ♡」

未だ興奮は収まっていないはずなのに、自分の呼吸も鼓動も聞こえなくなっていた。耳に入るのは、クチュクチュというキスのリップ音、時折漏れるわずかな吐息だけだ。それほどに私は、彼女を求めてしまっている。全身が、彼女を捉えて離すまいとしている。体だけではない、私の中の女が呼び起こされ、屈服している。裸体を見ただけで、本能が服従を望んでしまっている。それに気づいてしまっては、これ以上耐えることなど不可能だった。

ペニスバンドを取ろうと体を動かすと、ピチョリと水音がする。いつの間にか私も愛液を漏らしてしまっていたようだ。しかしそのおかげか、ペニスバンドがよく馴染む、まるで今までなかったのが異常なほどに

「フフフ…おいで♡」

私がペニスバンドを装着するのを見届けた彼女は、ボニーとのキスを一旦止め、空いた右腕で私を誘う。

「はい…♡」

そう応え、私は彼女の胸に飛び込んだ


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