そして伝説へ
互いに秘密の恋愛を共有しあう仲間ができた勇者と水遣いはよき相談相手として更に絆を深めた
そして勇者一行はその後も誰一人犠牲者を出すことなくその本懐を成し遂げた
「ねえ、グリフォンライダー、魔鉱戦士。実はボクはドラコと、水遣いはグリフォンと、それぞれ付き合ってるんだ」
勇者と水遣いは覚悟を決めて異種族同士で愛し合っていることを仲間に打ち明けることにした
「はい。私たちは勇者様とドラコバックさん、そして私とグリフォンさんと同じ夜を共に過ごす仲なんです」
今まで打ち明けなかったのは混乱を避けるためでもあるが、それ以上に自分たちの関係を恥じてのことだった
しかし、二人はそんな自分たちを理解してくれた上で祝福してくれた
「知ってたよ。正直なんて言葉をかければいいかわからなかったから打ち明けてくれて安心した。俺たちはみんな種族は違えどこうやって力を合わせて世界を救ったんだ。俺は応援するぜ」
「オイラも知ってたニャ。勇者はドラコバックとの散歩がやたら長いし、水遣いも急にグリフォンの言葉を覚えたいと言い出したりして怪しかったニャ。これから先はグリフォンは水遣いに任せるニャ」
グリフォンライダーと魔鉱戦士は二人の関係に気付いていたが敢えて知らないふりをして接してくれていたのだ
「二人とも……ありがとう」
「ありがとうございます」
そして、それぞれが別の道を歩むようになってしばらくたった後
「ついにボクたちの夢が叶うんだね」
勇者とドラコバックは還俗して魔法を研究する学者に転職した水遣いと彼女と共に生活するグリフォンとの再会を果たす
水遣いは旅の道中で『異種族の子種を宿すことのできる魔法』を身につけており、世界の復興がある程度落ち着いた段階で実践に移すことになった
「では勇者様、一緒に呪文を」
勇者と水遣いは深く息を吸うと呪文を唱える
「ボクは」
「私は」
「ドラコと」
「グリフォンさんと」
「「ふたりで力を合わせて苦難を乗り越え、喜びを分かち合い、笑顔あふれる家庭を築いていくことを誓います」」
この呪文を唱えるうえで必要なことはたった一つだ
それは術者が心の底からパートナーと子を成したいという強い願いを持つこと
この呪文は真に愛し合う者同士でしか意味をなさない
それに応えるようにドラコバックとグリフォンが鳴き声をあげる
すると勇者と水遣いの身体は一瞬だけ光り輝いた
パートナーの同意を得ることでこの魔法は完成するのだ
「さあ、始めようか」
勇者は服を脱いで裸になるとドラコバックを誘う
「ご主人様♡どうかこの浅ましい雌に貴方様の子種を注いでいただけませんでしょうか♡ボクの身体がご主人様の赤ちゃん牧場になりたいって疼いているんです♡」
ドラコバックは勇者の言葉に従い自身の肉棒を勇者の女性器に挿入し激しく腰を振る
「ご主人様のおちんぽ様すごいです♡ボクのおまんこ壊れちゃいます♡」
勇者は獣のように乱れ狂いながら快楽を貪る
「勇者様ったら……グリフォンさんも遠慮しなくていいんですよ。たくさん気持ちよくなって私のおまんこの奥深くに、受精を待ちわびている子宮にグリフォンさんの濃厚なお精子をたっぷりかけて下さい♡」
グリフォンは水遣いの膣内にいきり立った肉棒を突き入れる
「ご主人様…ありがとう…ございます♡ご主人様に孕ませてもらえるのが夢だったんです♡お願いします♡どんなことでもしますから♡ご主人様のしたいこと全部ボクに」
実際は責められたい勇者の願望をドラコバックが満たしている形になっている
とはいえ勇者の喜びはドラコバックにとってなによりも代え難いものだった
「グリフォンさんの…固くて気持ちいいです♡こんなすごいことされたら絶対に妊娠してしまいます♡かわいい赤ちゃんいっぱい作りましょうね」
水遣いは還俗したため恋愛も出産も自由だ
愛するものへの気持ちを惜しげもなく晒していく
「申し訳ございませんご主人様♡かってにおまんこ締めちゃって♡おちんぽに媚びちゃってごめんなさい♡」
「あっ、ああ♡そこお♡奥まで…届いてます♡あひぃっ♡まだ太くなるんですか♡私で興奮してくれて」
もっと続けたい、早く孕ませてほしい
二人はそんな二律背反に悩ませられながらも刻一刻とその時が近づいている
「ああっ♡ご主人様♡ご主人様ぁ♡ボクもうダメです♡ご主人様の精液いっぱいほしいです♡」
「グリフォンさん♡私ももう限界です♡早くください♡あなたの熱い精液いっぱい注いでぇ♡」
勇者たちは同時に絶頂を迎え大量の精液が流し込まれる
愛するものと子作りはドラコバックとグリフォンの望みでもあり、その精液はこれまでのものよりもずっと濃く、量も多かった 勇者と水遣いはお腹の奥まで満たされ幸福感に包まれた
「ドラコ…ちゅっ、んっ、ありがとう」
嬉しすぎて思わず素に戻ってしまった勇者がドラコバックに感謝を告げる
「グリフォンさん、大好きですよ。あなたが側にいてくれるだけで幸せなんです」
水遣いはグリフォンの頬にキスをした
「そうだ水遣い。一緒に住んで赤ちゃんのお世話なんてどうかな?」
「いいですね。みんなでたくさんの赤ちゃんを育てましょう」
ドラコバックとグリフォンもコクコクと頷いている
勇者と水遣いたちの子作りは無事成功し、数ヶ月たつと二人のお腹は大きくなった
「ごめんねドラコ。大好きなお散歩、一緒にできなくて。だからせめて……」
ドラコバックは勇者がすべてを言う前に肉棒を彼女の喉奥に押しつけた
妊娠で勇者が交われず欲求不満であったことを察したドラコバックの優しさである
「ごひゅひんはま♡あひぃふぁとうごはひまふ」
ドラコバックの気遣いを理解した勇者は愛情を込めてドラコバックのモノを舐め回す
その間もドラコバックは容赦なく勇者の口内を犯し続ける
「グリフォンさん、私も……いいですか?」
水遣いは恥ずかしそうに顔を赤らめるとグリフォンに尋ねる
グリフォンは水遣いの前に自身の肉棒を差し出す
「グリフォンさんのおちんちん…んっ……すぅ……はぁ……汗、いっぱいかいちゃったんですね……匂い、こもってて……すごいです♡」
久しぶりに感じた獣の臭いに水遣いは酔いしれていた
「すんすん♡すー……はぁ……すん……はむっ……じゅる……♡グリフォンさんのおちんちんおいしいです♡んぐっ……はっ……♡」
グリフォンは水遣いにしゃぶられるたびにビクビクと反応していた
「ごひゅひんはま♡ふぁん…ふぅ、ひぃたぁやへのしひゃいそうれふぅ♡」
「グリフォンさんのおちんちん、とっても元気になってきましたよ。いつでも射精して大丈夫ですからね♡」
激しい勇者とゆったりとした水遣い、対象的だがどちらの舌使いも丁寧で相手を気持ちよくさせようという気持ちが込められている
「ごひゅひんはま♡おふひにいっふぁいらひて」
「グリフォンさん♡お口に出して下さい♡」
二人から求められたことでドラコバックとグリフォンの我慢は限界に達し、大量の精液が吐き出される
勇者と水遣いは互いにドロドロになった口元を見つめ合い笑いあった
二人は妊娠が成功すると世間にその事実を大々的に発表し、水遣いは『異種族の子種を宿すことのできる魔法』を誰でも使える簡単な魔法に改良した
後年勇者と水遣いは異種族間での融和に着手し、元々様々な種族と手を取り合って世界を救った勇者一行ということもあってこの活動は周囲から好意的に受け止められた
それによって現在では異種族との恋愛は決して珍しいものではなくなった
やがて勇者とドラコバック、水遣いとグリフォンの恋物語は色々と脚色されながらもサーガとして語り継がれていった