ずうっといっしょ【EGSS】
未来永劫推しCPです。
EGSSはいいぞ〜。
わ
ん
く
ーーー
サンデーサイレンスが元カレであるイージーゴアに再会したのは子育てもひと段落した頃だった。
「な、なン…ッ!?」
「なんで」ということも出来ないまま深いキスをされて、昔のように流されるがままに体を繋げてしまった。
グチャグチャと好き勝手揺さぶられて、逃げようとすれば噛みつかれて、ただ大人しく種付けされて泣きじゃくるしかない雌に戻らされて。
「逃げられたと、思った?」
ツゥ、と背筋に指先が這わされただけで震える体は何とも哀れだが、目の前の獣にとってはそれを抵抗の証と見たらしく。
体中至るところ満遍なくつけられた痕がまた増えるのに、サンデーサイレンスは哀れに「アッ♡」と甘く甲高い声をあげた。
*
それから。
サンデーサイレンスの一日と言えば、イージーゴアに甲斐甲斐しく食事や何やらの世話をされる以外にはもっぱら|種付けさ《抱か》れるだけという、なんとも無様なものだった。
「サンデー」
と、イージーゴアが呼べばサンデーサイレンスはその身を差し出すしかないし、そう躾けられた体は従順に雄の精を受け止める。
「あ゛っ♡ あ゛ぁ゛ッ♡ イく♡ またイッちゃ……ッ♡」
もう何度目かも分からない絶頂にサンデーサイレンスが達すると、イージーゴアは嬉しそうに笑って彼の体を抱き締める。
そしてそのまま再び腰を動かされて、息をするのも辛くなるまで抱き潰されるのだ。
そんなある日、
「出かけようか」
ニコリとした笑顔と共に穏やかに吐かれた言葉にサンデーサイレンスは目を白黒させる。
今までイージーゴアだけが外に出ることはあっても、サンデーサイレンスを外に出すことはなかったのに。
どういった風の吹き回しかと思いつつも、ここで彼の機嫌を損ねればせっかくのチャンスも水の泡だ。
サンデーサイレンスは大人しく頷くと、イージーゴアに横抱きにされながらベッドから降りたのだった。
「今日はどこ行くんだ?」
「まだ内緒だよ」
クスクスと笑いながら答えるイージーゴアにサンデーサイレンスは首を傾げつつ、彼に助手席にエスコートされるまま街へと繰り出した。
そうして辿り着いたのは街の外れにあるラブホテルだった。
「ここは……」
「懐かしいだろ? 昔よく来てたじゃないか」
そんなこともあっただろうかと思いながら中に入ると、中はまあよくあるラブホの内装だった。が、
「いらっしゃいま…ハ?」
受け付けにいたのが、息子だった。
どういうことだと隣にいる男を問いただしたくとも口から出るのは苦しそうな咳だけだし、そのまま流れるようにキスされた。
噛みつきたくても再会してからの日常で躾直された体は相手に逆らえず大人しく従ってしまう。
「ん、ん゛ん゛ッ♡ぅ!う゛ぅ…っ♡!」
上顎も何もかも、感じるようにさせられたところ全部舐められて、最後にジュッと舌を喰われる勢いで吸われて、くたりと崩れた体を目の前の逞しい体を寄せる。
「あ、予約してたイージーゴアです。……」
何事も無かったかのように話始める男の手が抱き留めるがてら、ぎゅうと腰を掴んできて条件反射で軽くイく。
「じゃあ行こうかサンデー」
「ん……」
最早逆らう気力もなく(というか足腰が立たない)イージーゴアに促されるまま部屋に向かうと、そこには大きなベッドがひとつ。
そしてその上には様々な玩具や拘束具が並べられていた。
「……?」
「今日はここで楽しもうね♡」
そんなサンデーサイレンスの疑問も知らぬ顔でイージーゴアは服を脱いでいく。
そうして露わになった彼の体は昔よりもさらに鍛え上げられて、逆に自分の体は筋力が落ちたぶん随分と細身になってしまっているのではとサンデーサイレンスは不安になる。
「あ、あの……イージーゴア」
「ん?どうしたの?」
「……おれ、で、興奮、する……?」
おずおずとそう聞くと彼はキョトンとした顔をしてから、すぐにニコリと笑った。
「もちろん。むしろ前よりもっとエッチになったし、それに……」
そこで言葉を切るとイージーゴアはそっとサンデーサイレンスの体を抱き寄せて囁いた。
「不安なら今日もめいいっぱい愛してあげるからさ♡」
・
・
・
「…♡!」
それからはもう散々だった。
ただ単に挿入しただけで結腸をぶち抜かれる体格差…体格差?は、サンデーサイレンスの体力をガリガリ乱雑にヤスリをかけたように削り取って、本能から死ぬとジタバタ暴れる体を押さえつけられては何度も種付けされて、それでもなお終わらない行為にとうとう息しか出せなくなってしまった。
「あれ?サンデー、どうしたの?可愛い声聞かせてよ」
「♡!……♡♡!!」
「…う〜ん。潮も出なくなっちゃったし」
そう言うとイージーゴアはサンデーサイレンスの体を持ち上げて、そのままぐるりと回転させた。
ぐぽんっ♡という音と共に結腸が抜けて、その刺激でなんとか残っていた潮を吹き出すもすぐに勢いをなくしてしまう。
それでもなおガクガクと体を震わせるサンデーサイレンスを愛おしげに見つめると、イージーゴアはベッド脇の机に置かれたペットボトルを取った。
そしてそれを口に含むとサンデーサイレンスの顎を掴んで強引に口付けた。
でもゆっくりゆっくりと噎せないように水を飲ませる舌使いは現状を鑑みると嫌に優しくて。
「ん♡」
「……♡♡」
「あは♡…可愛いねぇ、サンデー」
またイージーゴアの体がサンデーサイレンスに覆い被さるようになる。
「!…!!」
「うんうん。この体勢好きだよねぇ」
バチバチ視界がうるさくなる。
目がぐるりと上向いて、体が痙攣する。
それでもイージーゴアは止まらないし、サンデーサイレンスも抵抗しない。
「あ〜♡……可愛いよサンデー♡」
「♡♡♡♡♡」
「……愛してる」
…それはそれとして。
「サンデー、いいお父さんしてたんだねぇ」
「見た?受付してた子の顔」
「まあキミも昔みたいにいい子になってさ、全然気づいてなかったみたいだし」
「今日のキミはね、サンデー。首には噛み跡とかキスマークあるわ手首には僕に引っ掴まれた跡があるわで」
「おまけに…たぶん気づかれてそうだね、甘イキしてたのもバレてたと思うよ?」
ゼヒゼヒと必死の呼吸音。
「僕から、逃げられると思うなよ」
病める時も健やかなる時も。
「ずうっと、一緒だから」