じゃじゃ鰐ならし

じゃじゃ鰐ならし



ふたビビ×鰐

ふた故に事前に色々している二人だった為に討伐後拗らせたビビ様が思い出を語りながらサーをドッカンドッカンする話

細かいこと気にしないでなんか上手いこと攫えたということにして欲しい


「……っ!ぁ!く、そ……やめねェか……!」

「……っふ……、やめるって、何を?」

「ぜんぶ……だ……っ!ぐぁっ!」

「それは無理よ、あなたはもう私の鰐だから」


とあるオアシスに建てられた離宮。静まり返った廊下に海楼石の手錠が激しく打ち鳴らされる音が響く。逞しい身体をベッドシーツに擦り付け、黒髪を振り乱し淫らに喘ぐ男を甚振るのは青髪も鮮やかな華奢な少女。この離宮の主、アラバスタ王国の王女ビビであった。

此処は邪悪な砂鰐を攫い飼い殺すため王女が秘密裏に建てさせた籠。用途を知る者はごく僅か。


「いい加減に認めたらどう?こんな所をオアシスみたいに潤ませて、オトコを欲しい欲しいと強請るあなたの何処が砂漠の英雄よ……!」

「んぁっ!!」

「ねえ覚えてる?私がココが変になっちゃったって泣き付いたとき……凄く嫌そうに処理することを教えてくれたあなたの手……ずっと忘れられなくて、夜、いつも、それを、思い出しながら……っ、シてたの!」

「あ、あっ、あ"!」

「風に吹かれて捲れたコートの下に見えたお尻……こうしてやりたくて堪らなかった」

「ひ、!」


パシン!しなやかな手が雄を咥え込み震える尻に何度も振り下ろされる。みっしりとした弾力を伝え、赤い手形を残すそれに興奮した雄の芯は、その質量を更に増していく。


「い"……っ!?デカくしてんじゃ……ア!?や、いやだ、こすんな……ん、ん"ん〜〜〜……っっ!!」

「大きいのが好きなんでしょ!みっともなくイッて、こんな所を尖らせて!この淫乱!」

「んあ"!?やめ、イッて、る、から……っ!〜〜っ!!」


ビビの手が容赦なくクロコダイルの胸を揉み上げ、はしたなく尖る乳頭を押し潰し捏ねくり回す。絶頂を迎えたばかりの身体には過ぎた刺激だった。悶絶し仰け反る、汗にぬらつく背中のいやらしさに腹立たしさすら覚えて思い切り噛み付く。きゅん、中がよく締まった。やはりこの男は被虐に快楽を得る才がある。


「ふふ、大きなおっぱい……普通の女の子だってこんなバカみたいに感じたりしないわ……雌鰐」

「……っ、…………」

「そうだ、これは覚えてる?私が自分の手だけじゃどうしようもなくなって、あなたにコレを押し付けるようになったときのあなたの顔……段々欲しくなっていく身体に戸惑っていたでしょう?なんだかとってもかわいくて、かわいくて……絶対に挿れてやろうって思ったわ」

「ん…!は……ぁ……っ、ぁ……」

「だからあの日……いつもの処理を手伝ってくれるあなたの隙を突いて無理矢理抱いたあの日。本当に嬉しかった」

「く、そ……ガキ……」

「そのクソガキに散々泣かされたのは、だあれ?思いっきり出しちゃったのは悪かったわ。でも汚された顔で呆然とするあなたに手が伸びたのは仕方がないことだと思うの。殺意すら見せたその瞳がどろどろに蕩けていくの、すごく綺麗だった。宝石、好きでしょう?あなたにも見せたかった」


今もそうだ。涙をぼろぼろと流した瞳は赤く潤み、睥睨されようと常の威圧感などまるでなく。照明に揺らめくアンバーは掻き回される身体と心を表すように複雑に色を変え、本当に綺麗だ。口の中で愛でてやりたくなるほどに。

あぁまた睨む、国を引っ繰り返せるほど頭が良い癖にこれだけは全く学習しない。それでは雄を煽るだけだと知りもしない。


「計画の為、駒である王女を殺せなくて悔しかった?私、処理を嫌々手伝ってくれるあなたに何も知らない顔をしていつも頼んで、欲望の対象にして手篭めにして、嫌がるけど結局受け入れて乱れてくれるあなたを何度も抱いて……私、王女なのに、この国の得難き英雄をこの手で汚してるって、救えなさに絶望もしたわ」

「…………」

「でも、あなたはちゃんと海賊だった。最初から汚れていてくれた。アラバスタをめちゃくちゃにしたことは絶対に許さない。でもあなたが何処まで堕としてもいい星だったことだけは嬉しいの」

「……なんだって、そんな、拗らせちまいやがって……テメェだけは救えねェよ……王女サマ」

「いいの、此処でだけは救えないもの同士仲良くしましょう?……もう、黙って」

「──あ"、ひ、あ"あ"あーーっ!!!」


在りし日、この男が砂漠の英雄として堂々と振る舞っていた姿を思い描き、抱く。

いつも完璧に整えていたオールバックはしどけなく解れ、汗や涙に濡れる顔に幾筋も張り付きあまりにも淫ら。

海賊と暴力の象徴のような鉤爪は取り上げられ、先を失ったまるい左手首はひどく弱々しく、声を上げまいと時折噛み付くその様は加虐を煽る。

皮肉と毒を吐き葉巻を噛み締めていたその口は、雄をしゃぶることに慣れつつある口腔内を晒し、涎にてらてらと光る唇から啜り泣くような極まった雌の断末魔を上げ続けている。

もっと鳴いて。鳴いて。全てから忘れ去られた砂漠の籠の中で私の雌として生きればいい。



涙を流し過ぎて腫れた目元が哀れになって、ひとつ口付けてやった。


Report Page