こんなのが見たい
モネ『カマクラ』
突如床から雪が巻き起こり、一度目を瞑った瞬間彼女を取り囲んでいた海兵の半数は雪のドームに包み込まれてしまっていた。
海兵A「ドン!ガン!!くそッ……壊れねェ……!」
囲い込まれた雪の壁は分厚く、蹴ろうが殴ろうが壊れる気配すらない。
モネ「うふふふ……こうしてしまえばあとは順番に始末していくだけ」
ドーム内をひらひらと飛び回る有翼の雪女。
銃弾を撃ち込んでも斬りつけても自然系の彼女にはかすりもしない。
海兵B「くっ、分断された……大丈夫か!」
外から声をかけるもう半数の海兵だが、内からの声はくぐもっていて聞こえない。
ズズズ…
モネ「あら、慌てないで、次はあなた達の番よ」
外にいる海兵達は内から身体を突き抜けさせ、揶揄うように翼を振る彼女を外から黙って見ていることしかできない……はずだった。
ガシャン!
モネ「うふふ……」バサバサ…
内に戻り、中の海兵を手に掛けようとしたモネだったが様子がおかしい。
翼を動かし、上体を捻るも全く身体が動かず、むしろ脱力したかのようにうなだれてしまった。
モネ「んっ……?抜けない……」モゾモゾ
海兵C「お前それは……」
海兵A「鎖をヤケクソで投げたら足に巻き付いて」
モネ「え゛っ」
くぐもりながらも聞こえた中の海兵の声で最悪の事態がモネの脳裏をよぎる。
海兵C「これ……海楼石だぞ」
みたいな感じの自分が生み出した雪の壁に囚われたモネの壁尻モノが見たいでござる