この後ビーマが黒幕をボコボコにした
世の中はクソ。
珍しく兄じゃない人に召喚された。
とりあえず自己紹介しようと思ったけど召喚主は俺のことを知っていた。
なんなら俺が人口調整機構だってことも知っていた。俺は生前は悪魔の姿になってないのにどうやって知ったんだろう。
召喚主に人類ぶっ殺すために協力しろって言われたがまあ当然拒否った。
無理やり悪魔の俺にさせられた。
再度人類ぶっ殺すために協力しろって言われたがまあ当然拒否った。
神からのオーダーが入ってないし、人類を助けるためじゃない虐殺とかノーセンキュー。
なんかよく分からん装置に繋げられた。
俺を使ってカリを活発化させるらしい。俺の身体でそんな事出来たんだ……。
もちろん抵抗しようとしたが無理だった。
召喚主はなかなか強い魔術師らしい。
サーヴァントを言いなりに出来るだけの魔術使えるならお前だけで人類虐殺できるんじゃねえの?使える魔術的に無理?へーそう……。
暇だ。
俺は身動き取れないし、召喚主しか来ないし。
別に痛くはない。でも何かが減っていく気がする。
外はどうなっているんだろうか。
疲れた。
ねむい。
なにか物音がした。
そちらを緩慢と見る。
「あれ?」
ビーマがいた。
見知らぬ若い子を2人連れている。
なにか言ってる気がするが何も聞こえない。
ビーマが若い子たちを外に出した。
武器を俺に向ける。
「自分にとって嬉しいことをしてもらった時にはお礼を言わなければいけません」
子どもの時にお母さんにそう言われたことをふと思い出した。
動かしにくい顔を頑張って笑顔の形にして言う。
「ありがとうなビーマ」
グシャッ