ここだけ「猛者」が居る世界線・設定
・シャドウ・ガーデンとは「実力でも理解度でも追い越されている」故に軋轢が生じている
特にデルタは本能から、ゼータはその思想から相いれない
また知っているのはシドの本質だけであり、ゼータ派の事なども含めて信用はしているが信頼していない為
絶妙なバランスで成り立つ均衡を崩したくない&怖いからあんま関わりたくないとソロで動き続けている
尚、デルタは彼の気配を敏感に察知できるため、感知係としてしばしば駆り出される様子
・過去は2レス目の通りだがその悲惨な過去を持ってなお思考は今も昔も変わらないが、家族のことを完全に民草と同一で見てるかと言うと違う
本人的には取り返せない過去としてある程度整理をつけて単純に犠牲者を増やしたくない一心で動いており、「平穏の中に居る人たち」だから家族を愛してその喪失に涙し、自身のような戦馬鹿が腐っていられる世を目指す
つまり『非人間的だがトラウマになっていないだけで過去を繰り返させたくない生真面目な天然』が一番近いが、これを解しているのは師匠とベアトリクスだけ
師曰く
「長年あいつの師匠やってるがまぁ違う生物だと思いたくなるのもわかる」
「けどそれは遠巻きに見るからだ」
「…一度隣であいつを見れば分かるだろうが頭はおかしいがそれはそれで普通の人間なんだよあいつも」
・最初のガチンコでは宇宙戦争もかくやの様相となり、またシドの本当の本気を出させるに至る程
また大きな戦いのときに限って毎回シド達とはち合ってしまう事が最近の悩み
その戦いの前に七陰を一蹴しており、彼女らにぬぐえないショックを与えてしまっている
なお猛者版アトミック習得やシドの気まぐれ共闘など、「七陰が何をした」レベルの事柄はまだまだ起きる模様
・自分の名声の凋落や悪罵などを気にしない面はあるが
「そっちを気にしてても自分が成し遂げたい事に繋がる訳じゃないから」
「教団の悪意の方が万倍厄介だし、自分への悪罵一つで放置している訳にはいかないから」
「そもそもが生真面目」
という複数の要素が混ざっている上で敢えて聞かない様にしているような物
・そんな彼の本質にストレートに気付きそうなキャラは、今のところベアトリクスのみ
彼女が猛者の心に入り込めるかどうかが彼を変えるカギとなるかもしれない
〇猛者の故郷と姉妹に付いて
・まず猛者の父と母は既におらず、姉妹と三人で暮らしていた
だが後に悪魔憑きが発症してしまい、姉妹は醜く変貌し、村人たちからは世の偏見もあって迫害同然の扱いを受けてしまう
・それでも猛者自身は彼女達を家族として愛し、動けない彼女らを世話しつつ農作業などに従事していた
そんな彼を心配させたくないから、そして愛を返す為に姉妹もまた彼に笑いかけては手を握る日々を送っていた
・しかし「悪魔憑きの回収」と「新兵器の実験や研究施設として丁度良い」という理由で教団が来襲し、故郷は壊滅
強引に逃がされ、たまたま教団の気配を察知してきていた男(後の師匠)に拾われた猛者以外の生き残りはいなくなってしまった
・それでも彼は「どうすれば姉さんや妹が味わった痛みと悲しみを、もう二度と味わわせずに済むか」
「どうすれば、こんな理不尽を起こさせない様に出来るか」を考え、師匠に教えを乞うて成長していく
…そして月日がたち、自身にもエルフの弟子が出来て暫くたった頃…奇しくも姉妹と猛者は「再開」を果たす事となる。