ここだけウタが七武海の世界線8
〜船内〜
牢屋の前でウタは立っていた。
「クハハハ!能力者だとは思っていたがまさかウタウタの実だったとはな。」
ウタは無視して言う。
「なんで裏切ったんですか。」
「クハハハ!裏切った!?それは違うな、俺は海賊だぜ。お前もな。」
クロコダイルは笑いながら言った。
そして急に真顔になって、
「ウタウタの実の真の能力を知りたかったら古代文字がいる。アラバスタの俺に自室に翻訳書がある。使え。」
そしてニヤッと笑い言った。
「あれは良い歌だった。」
〜海軍本部〜
センゴクは元帥室に座りながら言った。
「任務ご苦労だった。クロコダイルは七武海脱退となり、数も七と合うようになった。」
「そこ重要ですか?」
アインに速攻でツッコまれた。
「わっはっは!お前達には休暇を与えるいっぱい楽しんでこい!」
アインはボソッとウタに言う。
「なんだかガープさんに似てきましたね。」
「あはは、、、。」
〜同時刻アラバスタ〜
「ルフィはまだ起きねぇのか?」
「まだ傷が治っていません。笑っているので幸せな夢を見てくれているのが幸いです。」
「というか、あの女誰だったんだ?」
その言葉にナミとウソップが反応する
「はぁ!?アンタ、七武海のウタを知らないの!?」
「歌でみんなを魅了するセイレーンウタだぞ!?」
ゾロはつまらなさそうに
「知るか、弱そうだし。」
その時ルフィが起きる。
「ウタは歌姫だぞ?何言ってんだ?」
「「「「ルフィ!!!」」」」
ナミがビビに聞く
「そういえばビビって彼女と話してたわよね?なんて言ってたの?」
「確か幼馴染って、、、。」
その言葉に全員が驚愕する。
「なんで七武海と幼馴染なんだー!!」
「だって、あいつシャンクスの娘だもん。」
「「「「ええぇぇぇー!!!」」」」
一ヶ月休暇を貰える事となったウタ達は買い物にやって来た。
(休んで良いのかと思うが、たしぎさんが言うにはアラバスタの海軍を全て撤収させる事によって余裕が生まれたらしい。)
「まず、ウタは洋服を買って!ダサい!」
その言葉にウタはショックを受ける。
「だ、ダサい、、、。」
「衣装は凄くカワイイのに、なんで私服だとどうしてこうなるんですか?」
「カワイイじゃん?これも。」

アインはため息をつきながら言った。
「そのサングラスもどうにかなりませんか?目立ってますよ。」
ウタは答えた。
「このサングラス、ドフラミンゴさんから貰ったんだ〜。」
(まあ、あの人のセンスもスゴイですからね、、、。)
「私が選びますから、試着してみて下さい。」
「うわ~!なにこれかっこいい〜!!」
黒と白を基調とした、クール系の服を着ているウタが立っていた。
「満足してくれたら嬉しいです。じゃあ、別の場所へ行きましょうか。」
アインは満足したように言った。
歩いていると道中にアイスクリーム屋があった。
「アインあれ食べたい!お願い!」
ウタは手を合わせてお願いした。

「しょうがないですね。一個だけですよ。」
公園で二人で並んで食べた。
「休み中にアラバスタもう一回行ってみない?」
「良いですよ。慰問目的でも丁度行かなければなかったから。」
ウタは食べ終わってアインを見ると
「アイン、ほっぺに付いてるよ。」
「あ〜ありがとうウタ。」
二人で目を合わせて笑った。
「「プッ、あはははは!」」
〜半月後〜
ウタとアインはアラバスタに訪れた。
「結構直ってきましたね。」
「ボロボロだったのを心配してたけど大丈夫みたいだね。」
そんな事を話していると
ビビが声をかけてきた。
「すみません復興途中で、良ければ王宮に来てください。」
二人は慌てて言う。
「こっちこそ、無理矢理押しかけちゃってすみません。」
王宮に行く事にした。
ウタは気になって聞いた。
「その、、、ルフィはどうなったんですか?」
その質問にビビが困ってるのを見て慌てて言った。
「ちゃんと海軍には言わないから!大丈夫!」
ビビは少し心配そうにしたが教えてくれた。
〜数週間前〜
ルフィが目を覚ましたあと、麦わらの一味はアラバスタを去る事にした。
海軍がいない為、ビビはルフィ達を見送る事にした。
「いつかまた会えたら!!!もう一度仲間と呼んでくれますか!!!?」
ルフィは答える
「いつまでも仲間だ!!!」
仲間の印をである左手を上げて去っていった。
それを聞いてウタは言った。
「そっか、ルフィは良い仲間を持ったんだね。」
ある程度会話したあと、翻訳書を回収して帰ることにした。
休暇が終わったあとウタはセンゴクに呼び出された。
センゴクは真剣な顔をして言った。
「ポートガス·D·エースが捕らえられた。白ひげが取り返しに来るだろう。戦争の準備をしておいてくれ。」