ここだけウタが七武海の世界線9
戦争の準備と言われたが、七武海が揃える為、ウタには任務が伝えられた。
〜船上〜
「最近、能力の対策されてきたな~。」
ウタが任務が終わった後で言う。
「強い代わりに耳栓されたら無効ですからね。」
「足引っ張っちゃってごめんね。」
「いえ、ウタの歌は市民の心の支えになっているから感謝してるよ。」
アインがふと思いついたように言う。
「身体強化するんだったら、ゼファー先生の所に行ってみます?先生すっごい強いよ。」
「ん〜じゃあ次のセンゴクさんが言っていた戦いが終わったら行こうかな?」
「七武海全員集合なので、かなり大きな戦いになりますね。」
その時、新聞が届いた。
(どれどれ···。)
一面大きくルフィの顔が載っていた
『麦わらの一味エニエス・ロビー襲撃!!仲間を救う為か!?』
その記事をみてウタは苦笑した。
(本当に仲間の為なら司法の島も襲撃するんだ。ルフィらしいや。)
次のページを開くと、ウタのことが載っていた。
『セイレーン·ウタ ライブ開催し、民衆の希望へ。』
その記事を見ているとアインが覗きこんできた。
「あ、これ昨日行ったライブですね。ベガパンクさん?が作った機械で、全国配信してましたね。」
ウタにはそのことは初耳だった。
「ええぇぇー!!嘘!?変な事してなかったよね!?」

アインはとぼけて言う。
「大丈夫でしたよ。配信すること言ってませんでしたっけ。」
(まぁ、言ったら面白くないですからね、、、。)
七武海のイメージアップの為だったがドッキリの為に部下の海兵達と共に黙って行動していたのだ。
「聞いてないよぉぉぉぉ〜!!」
ウタが涙目で大声で言う。
「あ、この放送が面白いんですよ。任務中に放送されたから少し前の動画ですけど一緒に見ます?」
アインは無視して言い、ウタも電伝虫の動画を見ることにした。
『デービーバックファイトの時間だ!今回の相手は〜!!なんとあの有名な麦わらの一味だ!!!』
(エニエス・ロビー襲撃前になにやってたんだこいつら、、、。)

港に戻ると、そこにはジンベイが居た
「あ、ジンベイさーん!」
ジンベイが会議に来ることは少ない、前回来たのは数ヶ月前だったはずだ。
「おぉ~ウタさんか。久しぶりじゃのう。」
「ちゃんと会議にも来てくださいよー!プリプリ」

「すまんすまん、ちと忙しくてのう。」
ウタは聞いた。
「ここに来たのは、センゴクさんに呼ばれたから?」
ジンベイは真剣な顔になった。
「わしはあの人の処刑には反対じゃ。わしの仁義に反する。」
ジンベイはウタの返答を聞かずに行ってしまった。
「わしは急いでるのでのぅ。話はあとでな。」
離れていくジンベイにウタは声をかけた。
「またあとでね〜!」
部屋に戻った後、ドフラミンゴが来たというので会う事にした。
「フッフッフッフッ、俺があげたイカしたサングラスを使ってくれるなんて嬉しいぜセイレーン、、、!!!」
「かっこいいからねっ!!大切に使っているよ!」
それを聞いてアインは思った。
(本当に言っているの?この人達?え、私がおかしいの?)
あまりウタを近づけるのは危険だと判断し、さっさと帰らせることにした。
「もう行かなくて大丈夫なんですか?」
「ん?フッフッフッなんだお前もサングラス欲しいのか?」
思ってもいない答えが帰ってきてアインは困惑した。
(えぇ?そんな事言ってない、、、言ってないよね?)
「アインも付けてみなよ!アインならきっと似合うから!」
「えっ?あ、うん。わかった。」
ウタに押されて付ける事にした。
「わぁー!かっこいいよアイン!!」

「フッフッフッなかなか似合うじゃねぇか!」
喜んでるウタを見てアインは思った。
(ウタが喜んでるし別に良いか、、、。このダサダサピンク野郎は知らん。)
数日後、七武海が殆ど揃ったので集合がかけられた。
机に料理が盛られており、数人七武海が居たが、ジンベイは居なかった。
(ジンベイさんはまだ来てないのかな?)
すると、知らない人が入って来た。
「ゼハハハハハ!!会議所っていうのはここか!?」
他の人は無視していたが、ウタが見ていた為、センゴクが説明してくれた。
「ポートガス·D·エースを捕らえた者だ。新たに七武海に入った。」
「へぇ、、、。」
その時ミホークが来たのでウタは意を決して聞いてみることにした。
「あ、あの!!シャンクスと会ったんだよね、、、?その、、、えっと、、、ど、どんな風だった?」
ミホークはこの前シャンクスと会った時の事を思い出した。
〜レッドフォース号船上〜
「あ〜、ミホーク。その、ウ、ウタと会ってんだろ?ウタはどうだったか?」
ミホークは眉をひそめて言う。
「自分で会いに行け。」
「いや、そのなんだ?ちょっと気まずいっていうか、、、。」
〜現在〜
ミホークは答えた。
「自分で会いに行け。」
ウタは慌てるように言った。
「いや、そのちょっと、ちょっとだけね?気まずいっていうか、、、。」

ミホークは思った。
(面倒くさい親子だな、、、。)