ここだけウタが七武海の世界線14
〜海軍教習艦ホワイトタイガー号〜

「なるほどな、それで強くなりたいと、、、。基本海賊には教えないがアインの顔に免じてここを使わせてやろう。」
ゼファーに向かって、思いっきりウタは頭を下げる。
「よ、よろしくお願いします!!!」
みんなを守る為に、そしてシャンクスに自分自身を見てもらう為に強くなりたいとウタは誓う。
(頑張らなきゃ、、、!!!)

ゼファーが説明を始める。
「この新世界では覇気の強さが戦いの中では重要だ。」
そこで、とゼファーが言う。
「ここでは覇気の強化を行う。」
「・・・」
無言になったウタにゼファーは聞く。
「どうした?」
ウタは疑問を口にする。

「ハキってな~に~?」
ゼファーはため息をつく。
「そこからか、、、よく七武海になれたな、アイン説明してやれ、、、。」
そばでゼファーとウタのやり取りを見ていたアインが答える。
「じゃあ、覇気について説明するね。」

「覇気には3つの種類があって、それぞれ『覇王色』『武装色』『見聞色』と呼ばているよ。」
「ふむふむ」
ウタが相槌を打つ。
「見聞色は相手の気配を読み取る力で多分ウタが得意な力かな?」
相手の心を汲み取るのが得意な子だ。海賊なのに、海軍の私にもとても良くしてくれる。
アインがそう思いに更け話を続ける。
「この力を高めることで、見えない敵の位置・数を知り、また敵が次の瞬間何をするか先読みする事ができるの。」
「エヘ〜」

アインがジト目で言う。
「ねぇ、ちゃんと聞いてる?」
「ちゃ、ちゃんと聞いてるよ!!!」
ウタが慌てて言う。

アインが疑わしそうな顔をして言う。
「本当に〜?」
「本当だよ!!!」
気を取り直して再度説明を始める。
「武装色は体の周囲に見えない鎧のような力を作り出す覇気だね。」
昔捕まえたクロコダイルを思い出しながら言う。
「 実体の無い自然系能力者の体も、攻撃できるから、悪魔の実の能力者に対しては、弱点をつく事を除けばこの覇気が唯一の対抗策となるよ。」
ウタは腕をギュ~と力を込めながら話を聞く。
もちろん鍛えていない為、何も起こらない。
「まだ鍛えてないから、、、。」
「厶〜」

「覇王色は数百万人に1人の「王の資質」を持つ者しか身につけることができない覇気だよ。」
「・・・」
アインが解説を続ける。
「周囲を威圧する力であり、発動すると、圧倒的な実力差がある相手を気絶させる事が出来るね。···ウタ?」
ここで違和感を感じて解説を止める。

「シャンクス···ズビッ」
「泣かないの!!!新時代を作るんでしょ!!!」
「うん、、、。」
「じゃあゼファー先生特訓お願いします!!!」
〜夜〜
歓迎会が終わったあと、ウタは夜風に当たっていた。
「♪~♪〜♫〜♪」
ゼファーが声をかけてきた。
「そこに居たのか、少し話に付き合ってくれないか?」

「アインと仲良くしてくれてありがとうな。」
ウタは慌てて答える。
「こちらこそ、いつも手伝って貰って感謝しかないです。」
ゼファーは目を細めて言う。
「あの子は周りに厳しくてな、みんなが大切な事の裏返しなんだがいつも一人でな、、、。」

「そうだったんですか、、、。」
ゼファーは頭を下げる。
「どうかこれからもよろしく頼む。」
ウタは
「海賊に頼んで大丈夫なんですか?」
ゼファーは大笑いする。
「それもそうだな!ハッハッハッ!!!」
ウタも釣られて笑ってしまう。
「ふふっ、任せてください。」
「親友ですから。」

〜to be continue〜